こんな感じです。「イヤホン 周波数特性」とググると似たようなものが何個か表示されると思います。それをパクリ、もとい参考にして作りました。エントリのタイトル最後部に?マークが付いているように、まだ完成ではありません。明日、テストを行う予定です。このエントリには、現時点までの流れと感想・反省を書きまとめておきます。
私が持っているイヤホンである「ATH-IM50」の具合や「MDR-EX300SL」を用いたエイジング効果を調べるために周波数特性を計ろうと思いました。動機としては、これだけで十分でしょう。
測定器の作成に用いた材料を「商品名(用途):購入金額 @購入場所」という形式でまとめて書きます。購入金額は、全て税込価格です。
WM-61A (マイク):200円(2個入り) @秋月電子通商
スミチューブC8B (固定用):54円(1m) @マルツパーツ館
X200E (はんだこてセット):1771円 @マルツパーツ館
三洋 シリコンチューブ 7㎜×10mm (耳の穴模倣用):62円(10㎝) @ビバホーム
ステレオイヤホン用延長ケーブル (プラグ+ケーブル):108円 @CanDo
(+ハサミ+セロハンテープ)
・・・合計2195円(はんだごてセット以外:424円)
以上の材料を、
(1)延長ケーブルを切って、導線をむき出しにする。
(2)WM-61Aと延長ケーブルをはんだ付けする。
(3)スミチューブとセロハンテープでマイクとケーブルを固定する。
(4)シリコンチューブに嵌まる程度までマイクの周りをセロハンテープで囲む。
(5)シリコンチューブにマイクを入れて、出口からマイクまで21mmになるようにする。
という手順を踏んで完成させたものは、エントリ上部に載せた画像の通りです。形だけは様になっています。
作ってみた感想・反省としては、まず第一に案外安く材料が集まったと思いました。もっと上等のものを作る場合はこの限りではありませんが、汎用機で良いので十分です。
2つ目に、はんだ付けが難しいです。直径6mm内に2つの導線をはんだ付けしなければならないので、はんだ付けに慣れている人でないと厳しいと思いました。ちなみに、1個は取り返しのつかない状態になり、2個目は気合で乗り切ったと思っていますが接触が悪いかもしれません。
3つ目、熱収縮チューブがドライヤー程度では収縮してくれず困りました。私が用いた「スミチューブ C8B」は90℃で収縮するそうです。ドライヤーで収縮させられるという話をオーディオ関連に限らず様々なところで見かけますが、個人的には"本当かよ"、と。素直にライターを使った方が良さそうです。
今後ですが、冒頭に書いた通り、まずは大学のPCでテストしてみます。はんだ付けが終わった段階で一端接触をテストしてみました。しかし、"私の家のノートPCはマイク端子が無くて、測定器が正常に機能していると思ったら、実はノートPC内蔵マイクが集音していただけ"というオチが…。そのため、固定まで終わっているのに、動く保証はありません。\(^o^)/
テストの結果、動き、そして他所で測定された周波数特性と比較しやすい「HP-CN40A」を使って測定して、他所との比較で正常に機能している様子なら、手持ちのイヤホンの周波数特性を計ることを始めたいと思います。しかし、何かしらの不備があったら、測定器を捨てます。幸い、熱収縮チューブとシリコンチューブ、はんだごてセットは後数個分の余裕があるので、マイクと延長ケーブル代で作成できるので、負担は大きくありません。そして、可能なら、慣れている人に依頼してはんだ付けしてもらうことにします。
電子部品のショップに初めて入りましたが、休日だからとは言え、2度と行きたくないと思いました。時間と多少の送料が掛かりますが、通販で揃えようと思いました。できる人にとっては安価で良い趣味なのかもしれませんが、私は手先が器用とは言えない身なので、安価とはいっても大変です…。
では。