経過報告 2件
9/13 秋晴れなのに湿度が高め。台風が生まれた様子。
FRT-TELESA のMさん、樹脂ノブの到着が週明けとの確認が取れました。もう暫くお待ち下さい。誠に申し訳ない。m(_ _ )m
皆さんはあまり気になさっていないかと思われますが、エレキギター&ベース用のコントロールノブって、定番楽器用以外ですと意外な程、種類が無いんですよ。
オーディオ/アンプ系のノブですとギターにマッチしないものばかリですしねえ。
出来れば自分でデザインしたノブを使いたいのですが「まず金持ってこいや!」って樹脂成形屋さんから言われちゃいますし、オーダー時にとんでもない数量発注を求められますしね。
写真は緊急でネックの作り替え中のショット。依頼主さんはどうやら落ち着いた鳴り方がお好みの様子なのであえてメイプルでは無くローズウッドの接ぎ木をしてネック厚を高めています。
これからサンドブラスト処理、生地研磨、下地処理、カラーリング、中塗り、トップコーティングの段階を経て仕上げて行きます。
あ~ワケも無く沖縄に行きたいです。 場所としてだけでなく沖縄の人って大らかで好きだな。
FRT-TELESA のMさん、樹脂ノブの到着が週明けとの確認が取れました。もう暫くお待ち下さい。誠に申し訳ない。m(_ _ )m
皆さんはあまり気になさっていないかと思われますが、エレキギター&ベース用のコントロールノブって、定番楽器用以外ですと意外な程、種類が無いんですよ。
オーディオ/アンプ系のノブですとギターにマッチしないものばかリですしねえ。
出来れば自分でデザインしたノブを使いたいのですが「まず金持ってこいや!」って樹脂成形屋さんから言われちゃいますし、オーダー時にとんでもない数量発注を求められますしね。
写真は緊急でネックの作り替え中のショット。依頼主さんはどうやら落ち着いた鳴り方がお好みの様子なのであえてメイプルでは無くローズウッドの接ぎ木をしてネック厚を高めています。
これからサンドブラスト処理、生地研磨、下地処理、カラーリング、中塗り、トップコーティングの段階を経て仕上げて行きます。
あ~ワケも無く沖縄に行きたいです。 場所としてだけでなく沖縄の人って大らかで好きだな。
経過報告 その他
9/12 ヨコハマ晴れ
以前からtmp製品に採用していた樹脂ノブが数年前に製造中止になってしまった為に、在庫品を業者さんに探して頂いていて、やっと20ヶ程確保して頂きましたが、今日になっても到着していないのでFRT-TELESA のセットアップ完了が出来ずにいます。
ここで苛ついたりしてはいけません。精神状態は作業に反映してしまうからです。待ちます。
チューンナップ中のYAMAHAのアコギは本日全体の塗膜研磨を行って艶だし研磨まで終了しました。既に完成済みのもう1本も非常に試奏した方々からの評価が高く、サウンドのクオリティに皆さん驚かれています。
2本目のこの個体は単なるペグのロケーション変更だけでなくてヘッド面積を変更した上での新しい張力バランス設定で作り替えておりますので、この個体のサウンドは他には存在しないオリジナルなものです。
本日の塗膜研磨で余分な塗装も落ち、見た目も製造から38年程経過した個体にはとても見えない程に美しくなっています。完成をお楽しみに。
一生モノのアコギをお探しの方は是非この2本の試奏に見えて下さいね。後悔はさせませんよ~。(^ ^)
最後の写真は先日、生の鳴り方を変更する事になった白銀台の I さんのCCR-312 のネックで、ネック端末厚変更の為に接ぎ木加工しているところです。
アンプから出て来る音ではなく、今回はエレキでありながら生で弾いた時の響き方を変える為にテンションバランス全体の変更が必要なので、その為に指板高設定を変えるのですが、ボディのネックポケットの座グリを上げるか、ネック自体の厚を変更するかのいずれかの手段で結果的に指板上面高設定を上げる必要が有るのです。
ボディのネックポケットのボトム位置を上げた場合、ボディポケットの断面とネック端末断面の接面積が減少することでダイナミクスが落ちてしまうので、それを避ける為にネック自体の端末厚を上げる事で指板上面高を上げながらもネックとボディの接面積を変えない事でダイナミクスの減少を避ける方を選択しています。
この後、接着が済んだら一旦ネックの塗膜をサンドブラスト処理で落として、ネックの生地加工をやり直してから再塗装処理を行います。面倒な作業ですがこうするしか無いのです。
気持ちを入れ替えて作業に集中して行きたいと思います。

以前からtmp製品に採用していた樹脂ノブが数年前に製造中止になってしまった為に、在庫品を業者さんに探して頂いていて、やっと20ヶ程確保して頂きましたが、今日になっても到着していないのでFRT-TELESA のセットアップ完了が出来ずにいます。
ここで苛ついたりしてはいけません。精神状態は作業に反映してしまうからです。待ちます。
チューンナップ中のYAMAHAのアコギは本日全体の塗膜研磨を行って艶だし研磨まで終了しました。既に完成済みのもう1本も非常に試奏した方々からの評価が高く、サウンドのクオリティに皆さん驚かれています。
2本目のこの個体は単なるペグのロケーション変更だけでなくてヘッド面積を変更した上での新しい張力バランス設定で作り替えておりますので、この個体のサウンドは他には存在しないオリジナルなものです。
本日の塗膜研磨で余分な塗装も落ち、見た目も製造から38年程経過した個体にはとても見えない程に美しくなっています。完成をお楽しみに。
一生モノのアコギをお探しの方は是非この2本の試奏に見えて下さいね。後悔はさせませんよ~。(^ ^)
最後の写真は先日、生の鳴り方を変更する事になった白銀台の I さんのCCR-312 のネックで、ネック端末厚変更の為に接ぎ木加工しているところです。
アンプから出て来る音ではなく、今回はエレキでありながら生で弾いた時の響き方を変える為にテンションバランス全体の変更が必要なので、その為に指板高設定を変えるのですが、ボディのネックポケットの座グリを上げるか、ネック自体の厚を変更するかのいずれかの手段で結果的に指板上面高設定を上げる必要が有るのです。
ボディのネックポケットのボトム位置を上げた場合、ボディポケットの断面とネック端末断面の接面積が減少することでダイナミクスが落ちてしまうので、それを避ける為にネック自体の端末厚を上げる事で指板上面高を上げながらもネックとボディの接面積を変えない事でダイナミクスの減少を避ける方を選択しています。
この後、接着が済んだら一旦ネックの塗膜をサンドブラスト処理で落として、ネックの生地加工をやり直してから再塗装処理を行います。面倒な作業ですがこうするしか無いのです。
気持ちを入れ替えて作業に集中して行きたいと思います。

初めてのケース
9/9
本日2回目のブログは皆さんにある種お願いの様な内容です。
先程、40年近いキャリアの中で、何というか・・数ヶ月前にオーダー製作したカスタムギターに関して依頼主からクレームを頂きました。
実際にはクレームを言いにみえたのではなくて相談として来られていますが。
こうした案件も皆さんには隠したく無いのであえてここに公表致します。
その内容とは、
製作した本体の出来に関してはご本人にもお喜び頂いていたのですが、ひとつだけ、アンプから出て来る音は要望通りで気に入っているが、アンプを通さず生で弾いた時の鳴り方が気に入らない、との事でした。
コレに関してはシンプルに言えば、クレームには該当しません。なぜならエレキギターとして製作依頼を受けておりますのでエレキを生で弾いた時の鳴り方は、ある種別ものです。
生ギターではありませんからね。
例えれば、ストラトをオーダーして、完成した楽器がアンプを通して弾いた時の音は要望通りのストラトで気に入っているが、アンプを通さずに弾いた時の音が気に食わない、と言ってるのと同じだからです。
ワタシも初めての内容の相談で正直驚きましたが、依頼者ご自身がそうおっしゃってる以上は無視するわけには参りませんので、一旦本体をお預かりして生音自体を要望に近づける作業を無償で行う事にしました。
勿論、アンプから出て来る音も変化する事は前提としてご本人に承諾頂いております。
とまあ、最初は正直何をおっしゃられているのか理解しかねましたが、普段アンプを通さずに弾く事が多いので生音が気になる、との事ですから仕方ないですね。
そこで、今後オーダーを予定されている皆さんへのお願いです。
もし今回の様にオーダー時の要望にアンプを通さない時の生音でエレキギターをオーダーされたい場合は必ず前もってそうおっしゃって下さい。
なぜなら、それはかなりイレギュラーなオーダー内容だからです。
基本的にその内容でのオーダーでは製作依頼を受けられませんので ご了承下さいませ。
依頼内容を把握する事があまりに困難だからです。実際に製作の際にかなり迷いが付きまとう事が予想されますので受けかねるのです。 以上、宜しくお願い致します。
いや~ 今回初のケースで勉強になりました。 高い授業料ですわ。(;^_^A
本日2回目のブログは皆さんにある種お願いの様な内容です。
先程、40年近いキャリアの中で、何というか・・数ヶ月前にオーダー製作したカスタムギターに関して依頼主からクレームを頂きました。
実際にはクレームを言いにみえたのではなくて相談として来られていますが。
こうした案件も皆さんには隠したく無いのであえてここに公表致します。
その内容とは、
製作した本体の出来に関してはご本人にもお喜び頂いていたのですが、ひとつだけ、アンプから出て来る音は要望通りで気に入っているが、アンプを通さず生で弾いた時の鳴り方が気に入らない、との事でした。
コレに関してはシンプルに言えば、クレームには該当しません。なぜならエレキギターとして製作依頼を受けておりますのでエレキを生で弾いた時の鳴り方は、ある種別ものです。
生ギターではありませんからね。
例えれば、ストラトをオーダーして、完成した楽器がアンプを通して弾いた時の音は要望通りのストラトで気に入っているが、アンプを通さずに弾いた時の音が気に食わない、と言ってるのと同じだからです。
ワタシも初めての内容の相談で正直驚きましたが、依頼者ご自身がそうおっしゃってる以上は無視するわけには参りませんので、一旦本体をお預かりして生音自体を要望に近づける作業を無償で行う事にしました。
勿論、アンプから出て来る音も変化する事は前提としてご本人に承諾頂いております。
とまあ、最初は正直何をおっしゃられているのか理解しかねましたが、普段アンプを通さずに弾く事が多いので生音が気になる、との事ですから仕方ないですね。
そこで、今後オーダーを予定されている皆さんへのお願いです。
もし今回の様にオーダー時の要望にアンプを通さない時の生音でエレキギターをオーダーされたい場合は必ず前もってそうおっしゃって下さい。
なぜなら、それはかなりイレギュラーなオーダー内容だからです。
基本的にその内容でのオーダーでは製作依頼を受けられませんので ご了承下さいませ。
依頼内容を把握する事があまりに困難だからです。実際に製作の際にかなり迷いが付きまとう事が予想されますので受けかねるのです。 以上、宜しくお願い致します。
いや~ 今回初のケースで勉強になりました。 高い授業料ですわ。(;^_^A
経過報告 Mさんのトレモロ交換
9/9 ヨコハマ 薄曇り
写真はMさんのストラトのトレモロ交換の続き作業 一連のショット。
交換するゴトー製のトレモロのサドルをt.m.p のオリジナル/ブロックサドルを元のシンクロトレモロから外して一晩 CRC 液の中に漬込んで洗浄しサビを落としてからマウント。
人によって汗の成分が異なる為に1年の内に錆びまみれになるケースがあります。Mさんも汗かきの様子でサドルの上下アジャスターネジが結構錆び付いていました。このままではビスが回らなくなってしまいますので、サドルごと油液洗浄してからマウントしてます。これで暫くは油膜で錆びには強い筈です。
このゴトー製の新しいトレモロはシャシーとブロック形状も通常のシンクロモデルとは異なるオリジナルな形状をしている為に、ノーマルなストラトのトレモロキャビティを拡張加工してあげないと、そのままマウントをする事が出来ないので、どうしても交換加工コストは上がってしまいます。写真2
更にはピックガードにも微妙な形状加工が必要です。最後のショット。
今回のMさんのトレモロ交換は元のt.m.p 製ブロックサドルを流用しますのでサドル代金分お安くなってはいますが、トレモロ本体代金¥16.000+トレモロキャビティ&PG加工合計/¥10.000の合計で¥26.000 掛かっています。
加えて、ナットをWBH ナットに変更しますので 更に¥8.000 UPとなっています。
*税別 弦代金含まず
明日以降のお渡しが可能になる予定です。引き渡しの予定日をご連絡下さいませ。

写真はMさんのストラトのトレモロ交換の続き作業 一連のショット。
交換するゴトー製のトレモロのサドルをt.m.p のオリジナル/ブロックサドルを元のシンクロトレモロから外して一晩 CRC 液の中に漬込んで洗浄しサビを落としてからマウント。
人によって汗の成分が異なる為に1年の内に錆びまみれになるケースがあります。Mさんも汗かきの様子でサドルの上下アジャスターネジが結構錆び付いていました。このままではビスが回らなくなってしまいますので、サドルごと油液洗浄してからマウントしてます。これで暫くは油膜で錆びには強い筈です。
このゴトー製の新しいトレモロはシャシーとブロック形状も通常のシンクロモデルとは異なるオリジナルな形状をしている為に、ノーマルなストラトのトレモロキャビティを拡張加工してあげないと、そのままマウントをする事が出来ないので、どうしても交換加工コストは上がってしまいます。写真2
更にはピックガードにも微妙な形状加工が必要です。最後のショット。
今回のMさんのトレモロ交換は元のt.m.p 製ブロックサドルを流用しますのでサドル代金分お安くなってはいますが、トレモロ本体代金¥16.000+トレモロキャビティ&PG加工合計/¥10.000の合計で¥26.000 掛かっています。
加えて、ナットをWBH ナットに変更しますので 更に¥8.000 UPとなっています。
*税別 弦代金含まず
明日以降のお渡しが可能になる予定です。引き渡しの予定日をご連絡下さいませ。

経過報告 2件
9/9 今日は秋晴れに近い感じですね。
写真は FRT-TELESA のピックアップ・アッセンブリーです。
依頼者のMさんは かなりゲインブースして演奏する場合があるそうで、リヤーのRHRハムをダブルでパラフィン含浸処理を済ませてあります。先週到着予定のコントロールノブがまだ届いていないのでノブ待ち状態です。もう暫くお待ち下さいませ。
もう1本は以前にスタンダード・ストラトの仕様で製作した別のMさんの t.m.p 製のストラト。
今日は2点支持トレモロに変更する為に元の6点スクリュー穴を埋木からスタートしております。
ここで写真でお分かり頂きにくいかとは思いますが、このストラトのジャックが設けられる舟形プレートの座グリ内には導伝塗料が 塗布されておりました。
たぶんご自分でされたのではないかと思われますが、これは非常に危険ですので避けるべき事です。
我々プロの常識として、ストラトのこの座グリ内にはあえて導伝塗料は塗らないのです。
それはジャックがナットの締め込みで取り付けてある以上、それが緩む可能性があり、その結果ジャックのホット端子が狭い座グリ内の導伝塗料に触れて本番中にもトラブルを起こす可能性があるからです。その可能性がある以上、安全策としてあえて塗らないのです。
現にワタシは以前、外タレのコンサートを含むライブ現場で2回程これが原因のトラブルに出くわした経験があります。
以前はかなりの回数の国内外のバンドのライブ現場に携帯工具を携えて出向いてましたからね。
それが原因で今でもライブコンサートが嫌いですね。仕事抜きで演奏を楽しむ事が出来ないのです、未だに。CD ですらライブ音源モノは買いませんもん。
少しでも外来ノイズを減らしたくて導電塗料を使う気持ちは理解出来ますが、本番中にナットの弛みが原因でジャックが回転してホット端子がいきなりアースに触れたとたんブーーーッ!!とものすごい発信ノイズが出たケースもあります。
まあ、本番中の場合はギター持ち替えさせて、その間に手直しするワケですが、余計な事をしたギターテックに 少しにらみを効かせてから作業したのを覚えていますね。
「オラッ!勉強し直しな!」ってな感じですね。
そのギターテック 青い顔して落ち込んでましたね。たぶん二度と塗らないでしょうね。(^ε^)

写真は FRT-TELESA のピックアップ・アッセンブリーです。
依頼者のMさんは かなりゲインブースして演奏する場合があるそうで、リヤーのRHRハムをダブルでパラフィン含浸処理を済ませてあります。先週到着予定のコントロールノブがまだ届いていないのでノブ待ち状態です。もう暫くお待ち下さいませ。
もう1本は以前にスタンダード・ストラトの仕様で製作した別のMさんの t.m.p 製のストラト。
今日は2点支持トレモロに変更する為に元の6点スクリュー穴を埋木からスタートしております。
ここで写真でお分かり頂きにくいかとは思いますが、このストラトのジャックが設けられる舟形プレートの座グリ内には導伝塗料が 塗布されておりました。
たぶんご自分でされたのではないかと思われますが、これは非常に危険ですので避けるべき事です。
我々プロの常識として、ストラトのこの座グリ内にはあえて導伝塗料は塗らないのです。
それはジャックがナットの締め込みで取り付けてある以上、それが緩む可能性があり、その結果ジャックのホット端子が狭い座グリ内の導伝塗料に触れて本番中にもトラブルを起こす可能性があるからです。その可能性がある以上、安全策としてあえて塗らないのです。
現にワタシは以前、外タレのコンサートを含むライブ現場で2回程これが原因のトラブルに出くわした経験があります。
以前はかなりの回数の国内外のバンドのライブ現場に携帯工具を携えて出向いてましたからね。
それが原因で今でもライブコンサートが嫌いですね。仕事抜きで演奏を楽しむ事が出来ないのです、未だに。CD ですらライブ音源モノは買いませんもん。
少しでも外来ノイズを減らしたくて導電塗料を使う気持ちは理解出来ますが、本番中にナットの弛みが原因でジャックが回転してホット端子がいきなりアースに触れたとたんブーーーッ!!とものすごい発信ノイズが出たケースもあります。
まあ、本番中の場合はギター持ち替えさせて、その間に手直しするワケですが、余計な事をしたギターテックに 少しにらみを効かせてから作業したのを覚えていますね。
「オラッ!勉強し直しな!」ってな感じですね。
そのギターテック 青い顔して落ち込んでましたね。たぶん二度と塗らないでしょうね。(^ε^)

祝 2020 オリンピック招致成功
9/8 ヨコハマ 雨だったりそうでなかったり
東京にオリンピックが再び来ますね。
原発汚染処理の件で難しいだろうなと思っていましたが、今回招致に拘った方々の情熱も素晴らしかったし、その奥には日本人の誠実さ堅実さが信頼を勝ち得た様にも思います。
夢をただ語るんじゃなくて、目標とする事。 これこそが人に成長と希望をもたらします。
t.m.p のブログも皆さんが安心して楽器の製作やチューンナップの依頼をして頂ける様に、依頼者の方に状況報告を行っているものです。
依頼を受けた人間自身が作業をし、完成させ、その過程も公表する。
その作業内容や、なぜそうした作業を行うべきか説明や解説を写真付きでオープンに行う事で、多くがコストの低さで選ばれた他国工場で大量生産されている製品には到底出来ない作業内容を皆さんにプレゼンしているとも言えます。
他のメーカーやビルダー、製作家さん達はなぜそれをやらないのか
皆さんは考えた事はありますか?
巷ではカスタムショップ製とは言え、それが1日で数十本も製作されてるのが現実、それが本当のハンドメイドと言えるモノであるか・・
昔からワタシは口癖の様に言ってます「楽器製作は 毎日が オリンピックだ」と。
それはいつも目標をクリアーしていく作業に他ならないからです。
毎日成長出来る様に生きる、
そうでなければ、その人間がトップを目指しているとは口にすら出来ないでしょう。

東京にオリンピックが再び来ますね。
原発汚染処理の件で難しいだろうなと思っていましたが、今回招致に拘った方々の情熱も素晴らしかったし、その奥には日本人の誠実さ堅実さが信頼を勝ち得た様にも思います。
夢をただ語るんじゃなくて、目標とする事。 これこそが人に成長と希望をもたらします。
t.m.p のブログも皆さんが安心して楽器の製作やチューンナップの依頼をして頂ける様に、依頼者の方に状況報告を行っているものです。
依頼を受けた人間自身が作業をし、完成させ、その過程も公表する。
その作業内容や、なぜそうした作業を行うべきか説明や解説を写真付きでオープンに行う事で、多くがコストの低さで選ばれた他国工場で大量生産されている製品には到底出来ない作業内容を皆さんにプレゼンしているとも言えます。
他のメーカーやビルダー、製作家さん達はなぜそれをやらないのか
皆さんは考えた事はありますか?
巷ではカスタムショップ製とは言え、それが1日で数十本も製作されてるのが現実、それが本当のハンドメイドと言えるモノであるか・・
昔からワタシは口癖の様に言ってます「楽器製作は 毎日が オリンピックだ」と。
それはいつも目標をクリアーしていく作業に他ならないからです。
毎日成長出来る様に生きる、
そうでなければ、その人間がトップを目指しているとは口にすら出来ないでしょう。

経過報告 MさんのFRT-TELESA 2日目
9/7 ヨコハマ 晴れ
本日は昨日に引き続き FRT-TELESA のセットアップでした。
今日はネックの仕上げがメイン作業。これで後はセットアップのみです。
半年前に単なる乾燥させた板材であったものが、こうしてカタチになって行きますと作ってる本人でさえ不思議な感覚を覚えるものです。もしかして最初からここまで出来てたんだっけ?みたいな。
んなワケ無いんですが、このカタチで産まれて来たのかな?みたいな感覚を持つんですね。
だから他人から「やっぱお孫さんって特別に可愛いんでしょうね~」なんて言われても、
「いや孫だけ特別にってワケじゃないよ、楽器も可愛いよ~」って言うと変な顔されますもん。
で、ワタシの方が「あっ、普通の人達はそうなんだ、楽器に対して可愛い何て思わないんだ」
って気付くのです。
コレを読んでる皆さんもそうなんじゃないかな?楽器はあくまで楽器というモノであって、我が子みたいな愛情は持ってないですよ、って言う人の方が圧倒的に多いでしょう、たぶん。
と言うのも、そんなワタシでもメーカーさんの工場で大量生産されている製品達にはそう言った感情は持てないんですよ。ところが、その製品をチューンし出すと とたんに愛情が湧くんです。
そして、単なる部分修理/リペアー作業ではそこまでの感情は湧かないんですね~。
不思議です。 だからワタシは部分作業であるリペアーは受けないんですけどね。
自分の血が流れ込むまでの作業をその個体に対してしたかどうか、
世界でたった1人、自分だけが行える作業だったか、たぶん そこが違うんだと思います。
ワタシがこの世を去ったら二度と同じ作業を出来る者は居ない、そこが我が立ち位置なんだと
思っています。

本日は昨日に引き続き FRT-TELESA のセットアップでした。
今日はネックの仕上げがメイン作業。これで後はセットアップのみです。
半年前に単なる乾燥させた板材であったものが、こうしてカタチになって行きますと作ってる本人でさえ不思議な感覚を覚えるものです。もしかして最初からここまで出来てたんだっけ?みたいな。
んなワケ無いんですが、このカタチで産まれて来たのかな?みたいな感覚を持つんですね。
だから他人から「やっぱお孫さんって特別に可愛いんでしょうね~」なんて言われても、
「いや孫だけ特別にってワケじゃないよ、楽器も可愛いよ~」って言うと変な顔されますもん。
で、ワタシの方が「あっ、普通の人達はそうなんだ、楽器に対して可愛い何て思わないんだ」
って気付くのです。
コレを読んでる皆さんもそうなんじゃないかな?楽器はあくまで楽器というモノであって、我が子みたいな愛情は持ってないですよ、って言う人の方が圧倒的に多いでしょう、たぶん。
と言うのも、そんなワタシでもメーカーさんの工場で大量生産されている製品達にはそう言った感情は持てないんですよ。ところが、その製品をチューンし出すと とたんに愛情が湧くんです。
そして、単なる部分修理/リペアー作業ではそこまでの感情は湧かないんですね~。
不思議です。 だからワタシは部分作業であるリペアーは受けないんですけどね。
自分の血が流れ込むまでの作業をその個体に対してしたかどうか、
世界でたった1人、自分だけが行える作業だったか、たぶん そこが違うんだと思います。
ワタシがこの世を去ったら二度と同じ作業を出来る者は居ない、そこが我が立ち位置なんだと
思っています。

や〜っと研磨終了
9/5 ヨコハマ 晴れたり曇ったり雨降ったり
まあ、目紛しい天候です。竜巻も随分各地で発生する様になってしまいましたね。
今日はやーーーっつとFRT-TELESA の塗膜研磨が終了出来ました。長かった~あ
これだけ手間が掛かると利益はペラッペラになってしまいますが、取り敢えず完成させなくちゃね。
今日は一旦乾燥させて明日から艶だし研磨です。まだまだ緊張感を保たなければいけません。
もう1本はHUさんの持ち込み 09年製のフェンダーCS ストラト。元の所有者は某大御所。
とは言え、ご本人はあまり弾く気が起こらない個体なのでお金をかけたく無い、との事でWBH ナット交換だけを、との依頼でした。
でもね、弾く気に成れるところまで持ち込まなきゃギタリストが所有してる意味が無いし、t.m.p に仕事依頼する意味も無いでしょ、って事で最低限の設定変更を施しました。
これで以前とは随分サウンドも感触も変わりましたので、この鳴り方であれば弾く気を充分起こさせる筈です。
ホントでしたら燻煙処理から全体に手を入れてチューンし、最高レベルまで高めてあげたいですけどね。まあ、こればっかりは依頼者の都合ってのもありますのでね。

まあ、目紛しい天候です。竜巻も随分各地で発生する様になってしまいましたね。
今日はやーーーっつとFRT-TELESA の塗膜研磨が終了出来ました。長かった~あ
これだけ手間が掛かると利益はペラッペラになってしまいますが、取り敢えず完成させなくちゃね。
今日は一旦乾燥させて明日から艶だし研磨です。まだまだ緊張感を保たなければいけません。
もう1本はHUさんの持ち込み 09年製のフェンダーCS ストラト。元の所有者は某大御所。
とは言え、ご本人はあまり弾く気が起こらない個体なのでお金をかけたく無い、との事でWBH ナット交換だけを、との依頼でした。
でもね、弾く気に成れるところまで持ち込まなきゃギタリストが所有してる意味が無いし、t.m.p に仕事依頼する意味も無いでしょ、って事で最低限の設定変更を施しました。
これで以前とは随分サウンドも感触も変わりましたので、この鳴り方であれば弾く気を充分起こさせる筈です。
ホントでしたら燻煙処理から全体に手を入れてチューンし、最高レベルまで高めてあげたいですけどね。まあ、こればっかりは依頼者の都合ってのもありますのでね。

本日のメニュー
9/4 ヨコハマ 晴れたり曇ったり
蒸し暑い1日でした。
本日は2本目のYAMAHAの黒ラベル/アコギのチューンの続きで、フレット打ち込みからファイリングまで済ませました。
このモデルは先細り系ヘッドでしたので、ペグのロケーション上ミッドが薄い設定でしたのでヘッド自体の面積を拡張してのリロケーションを施した個体です。ですからチューンコストもその分高めになっています。
YAMAHAのこのモデルはたぶんマーティンのトリプル0のスケール長を参考に作られたのでしょう、ほぼ同じスケール設定でありボディ・マスも似た様なサイズです。
そもそも、トリプル0モデルはドレッドノート・モデルよりも12フレット長で6ミリ程短いスケール長設定であり、ソロにもある程度のストロークプレイにも向いていますから、ある種現代的な音楽にフィットしているとも言えるモデルだと思いますね。クラプトンがよく愛用しているのも頷けますね。
そのトリプル0を意識したとも思われるこのYAMAHAの個体ですが、ヘッド部分の設定は完全にオリジナル設定で、それが元の3、4弦のペグ間が狭まった先細りのヘッドデザインでした。
その結果、サウンドバランスはミッドが薄い残念なもの。プレイヤー評価が上がらなかったのもその点が要因でしょう。
仮に、その元のペグレイアウトままでしたら現状よりヘッド角を1.5~2.0 度程は強めなければ張力バランスは整わない筈です。
そこを今回はヘッド面積を拡張して不足した横方向へのテンションを付加させることでバランスさせてあります。
結果的にオリジナルなペグロケーションの楽器になりましたね。
狙いはトリプル0のコンパクト気味にまとまった基本サウンドに音のコシとパワー感を加えてレンジもワイド傾向に広めた設定を施してありますので、新しいサウンドの個体だと言えます。
この個体にも内部にグランドアース処理を行った状態で完成させますので、ご要望によりピックアップマウント設定も可能です。
ピックアップ/ケース無しの本体のみ/税別 ¥210.000 の予定です。
クラプトンの様にソロも取りたいしコードストロークにもバランスした楽器でトリプル0よりも力強いサウンドをお望みの方にはピッタリの1本と言えるでしょう。お薦めです。
蒸し暑い1日でした。
本日は2本目のYAMAHAの黒ラベル/アコギのチューンの続きで、フレット打ち込みからファイリングまで済ませました。
このモデルは先細り系ヘッドでしたので、ペグのロケーション上ミッドが薄い設定でしたのでヘッド自体の面積を拡張してのリロケーションを施した個体です。ですからチューンコストもその分高めになっています。
YAMAHAのこのモデルはたぶんマーティンのトリプル0のスケール長を参考に作られたのでしょう、ほぼ同じスケール設定でありボディ・マスも似た様なサイズです。
そもそも、トリプル0モデルはドレッドノート・モデルよりも12フレット長で6ミリ程短いスケール長設定であり、ソロにもある程度のストロークプレイにも向いていますから、ある種現代的な音楽にフィットしているとも言えるモデルだと思いますね。クラプトンがよく愛用しているのも頷けますね。
そのトリプル0を意識したとも思われるこのYAMAHAの個体ですが、ヘッド部分の設定は完全にオリジナル設定で、それが元の3、4弦のペグ間が狭まった先細りのヘッドデザインでした。
その結果、サウンドバランスはミッドが薄い残念なもの。プレイヤー評価が上がらなかったのもその点が要因でしょう。
仮に、その元のペグレイアウトままでしたら現状よりヘッド角を1.5~2.0 度程は強めなければ張力バランスは整わない筈です。
そこを今回はヘッド面積を拡張して不足した横方向へのテンションを付加させることでバランスさせてあります。
結果的にオリジナルなペグロケーションの楽器になりましたね。
狙いはトリプル0のコンパクト気味にまとまった基本サウンドに音のコシとパワー感を加えてレンジもワイド傾向に広めた設定を施してありますので、新しいサウンドの個体だと言えます。
この個体にも内部にグランドアース処理を行った状態で完成させますので、ご要望によりピックアップマウント設定も可能です。
ピックアップ/ケース無しの本体のみ/税別 ¥210.000 の予定です。
クラプトンの様にソロも取りたいしコードストロークにもバランスした楽器でトリプル0よりも力強いサウンドをお望みの方にはピッタリの1本と言えるでしょう。お薦めです。











