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こうなったら

12/20  ヨコハマ 晴れたり曇ったり雨が降ったり、目紛しい事ったらありゃしない。

カスタムベースの塗装が出来ないので、こうなったら予定外作業。

設計設定変更で作り替え中のヤマハのダイナミックギターはペグロケーションも変更し、ヘッドも富士山をモチーフにしたデザインに変更。ポジションマーカーはハイビスカスのフラワーインレイ。

Retro City-LS/CM モデルはボディとネックの塗膜ファイル作業。
水研磨したマッドな状態でパーツを仮乗っけしてみたショット。

思い通りにはなかなか進まない事も製作のうち。明日は晴れて塗装が出来る事を願います。
クリスマスも正月も たぶん作業でしょうね。やはり一般人の生活は無理だね、この仕事は。


Uさんにはお詫びを

12/19  ヨコハマ 雨降り

少しだけ雪めいたものが昨晩降りましたが結局は冷たい雨の日です。

カスタム製作中の U さんの55B-4/FL に関してですが、本日最終研磨を致しましたが、まだ完璧に目痩せが埋まっていませんでしたので再度コーティングする事となりました。(ノ_-。)
お約束のクリスマスまでに間に合わせる事が出来なくて申し訳ないです。m(_ _ )m

雨や気温が低過ぎて塗装はすぐに行えませんが天候を見ながら再仕上げを行いますのでお待ち下さいませ。正月返上して頑張りますので ご了承の程 宜しくお願い致します。

もう1本はHU さんのギブソンCS製355で本日無事にペグ変更、アルミTPへの交換、WBH ナット交換作業が終了致しております。お待たせを致しました。
ちなみに、この個体は写真でも確認出来ますが、ギブソンに良く有るヘッドからの捻れが起きていますので、現状のフレットがすり減ったら指板の捻れ修正を兼ねてのリフレットを将来すべきでしょう。
勿論やろうと思えば捩じれたヘッド面の修正も行う事は可能です。但しヘッドまでセルバインディングがあるモデルの場合は木部修正(ヘッド面接ぎ木加工&ペグ穴再加工)&バインディング再加工&再塗装作業となりますので結構な高額作業となります。ご参考までに。


出荷済み ご案内 Hさん

12/18  ヨコハマ 曇り&小雨

今夜あたり雪になりそうです。冷えます。

本日Hさんのレスポールが出荷済みとなっております。明日の午前中に事務所に到着予定ですので
お受け取り下さいませ。ヒスコレを上回るサウンドですので。

もうセール品のレスポールとかないですか?と質問を頂きましたが、
t.m.p は通常の小売りショップではないので、仕入れた楽器の利幅を落としてセール販売するのとはぜんぜんワケが違うんです。
今回のHさんのレスポールも殆ど使用されていなかったユーズド品を14万程で仕入れて、そこにおよそ10万円以上のチューンナップ作業を施した上で17万で販売してますので、丸っきりの赤字なんです。もう1本のガットも同じく利益が無いどころか、マイナスなんですね。

ですから t.m.p の特価品は売れても赤字になるだけなので本数を用意出来ないんです。(ノ_・。)
ホントに感謝の気持ちだけでやってますので どうかご理解下さいませ。


 経過報告 Hさん LP−STD その後

12/17  ヨコハマ 晴れ

今日は晴れてますけど何だか珍しい雲が一面に現れてました。ちょい気持ちワル。


塗装は355 のヘッドと初期型CCR のネックのコーティングです。まーだ終りません。


本日はHさんのレスポール完成させる予定でしたが、昨日ハイボール飲み過ぎて・・
誠にスミマセン。m(_ _ )m

それでもピックアップ・キャビティの埋木から再加工、そしてチューン0のスクリュー穴加工、そして全体の塗膜ファイリングから艶だし研磨まで終了させています。燻煙効果で木部全体が目痩せして繊維がグッと引き締まった事が見て取れます。燻煙ならではの効果です。




ここまでやっておけば t.m.p-Tune UP していないCS製LPに全く引けは取らないでしょう。
但し、ピックアップは将来的に変更した方がいいでしょうね。Std のPUは音が粗く軽めです。
明日こそ完成させます。(^_^;)

その他、ヤマハの古いガットの作り替えも少々やってます。今日はブリッジ台座の作り替え。
ブラックパーシモン材でテールピースに該当する部分の質量を高めています。
またヘッド形状も変更し、ゼロ・フレットから全体のペグ位置も変更してます。

早い話し、ワタシがガットギターを作る場合の設定に全体を作り替えるチューンなのであります。楽器は設計が命。ですから素材がいくら良くても設計構造がダメなら全てが台無しになってしまうのが楽器というものなのです。
その証拠に元がこんなギターでも設計を変えるとここまでのグレードの音が出せるんですよ、と言う事を立証する為にこの作業をしています。
話しだけだと「え~ ホントかな~」なんて言われてしまうからです。
そうした声は有言実行で 黙らせます。(^ε^) 


 経過報告 Hさん LP−STD

12/16  ヨコハマ 晴れ

今年も残すところ、あと半月ですね。
ちょっと気になるのが、今日も地震雲出てるんですけど最近は極小さいのしか来ないですね。
頼むから大きいのだけはカンベン願いたいものです。

今日はHさんのレスポールのブリッジスタッド穴の埋木と深過ぎるピックアップ・キャビティへの埋木加工を行っています。あまりにもキャビティが深いので急遽行う事にしました。

セットネックのギターに限らずですが、ネックからボディへの延長上にピックアップ・キャビティが存在する為にここを深く座ぐると、いかにディープジョイントでネックを繋いであったとしてもミッドが痩せてドンシャリ・サウンドになってしまいます。分厚いボディ構成が台無しになるんです。

そこで一旦キャビティを埋木して適度な深さに加工し直してあげる必要があるのです。
そんな事しても音が変わる筈が無いと思われる方は、楽器の技術屋には全く不向きですねえ。

スケジュールが1日ズレ込みましたが明日にはブリッジのスクリュー穴加工とキャビティ加工の仕上げを行ってセットアップに移行します。お楽しみに。

もう1枚のショットがヤマハの古いガットのネック設定変更を終えて指板を接合しているところ。
ワタシの場合、ネック本体の強度に応じてR8000 かR10000㍉の逆カーブの宛て木をして指板接着を行います。今回は既に行ったインサートブロック材の効果で充分なネック強度が得られているので逆ゾリ接合のRも半径10mの大きい方の湾曲面で接合をしています。

完成したら是非チェックしてみて頂きたいですね。元の鳴り方とは比較にならない程の反応を示す個体に生まれ変わりますからね。




@レスポールStd に続き オルテガのチューン済みガットも売約済みとなりました。
 ありがとうございました。


最近、なんだか知らないですけど、イイねを押すボタンみたいなのがひとつ増えてますね。
なんだろ?と思って押してみたらブログ書いた本人なのに一人分増えちゃいました。
なんだかなあ~コレ。 そもそもこの イイね、って何か意味あるの? ( ̄? ̄)

売却されたいそうです。

12/15 お知らせ

t.m.p ギターをカスタム品含め副数本所有されている方が写真の2本のチューン済みギターを売却希望だそうです。 まだスロープヘッドに変更されていない古めのチューンド品です。

興味をお持ちの方には所有者の方のメルアドをお知らせしますので直接交渉されて下さい。
t.m.p は交渉には一切拘りませんので、その点はご了承の上でお問い合わせ下さい。

*あくまで無償で紹介させて頂いております。今時手数料無しなんて有り得ないでしょ。(^o^;)

 経過報告 ギターの Uさん CS製355

12/15  ヨコハマ 晴れ

周囲は穏やかな休日なので静か~に作業しています。

年末になると久々に会う人も多いのですが、自分の年齢を考えると仕方が無い事ではありますが、相手が年配の人間ばかりなのがワタシにはつまらなく感じる事があります。正直に言うと。

そんな席では最近の若者達がこじんまりした人生観しか持っていない事を嘆く声をよく耳にします。それにワタシは反論したいわけではないですが
「だってさ、彼ら生まれてからこのかた、一度も景気のいい時代を味わった事がないんだよ。それが消極的な人生観しか持てない事の要因じゃないの?」って言うのです。 
ワタシはそんな彼らを批判する前に彼らが少し気の毒なんですね。

不景気で不安定な社会しか知らない人間が Net で見たり聞いたりして情報に接する事で未体験のまま満足出来ちゃう事が。
情報があまりに多過ぎていつも人の意見ばかり気にして自らに不安を蓄積させている。
実体験が無い、それは何も知らないと同じなのにね。

楽器の事でも同じですね。一度も楽器を1から作った事も無い人間が楽器について専門家の如くNet 上で語っている。おかしな話しでしょ? 


355 のヘッドのペグ穴変更は相変わらずヘッドのコーティングです。
元のヘッド塗膜に食い込んでいたワッシャー跡が周囲と均一面になるまで終れません。


もう一枚の写真は売却がHさんに決まったレスポールStd。やっと燻煙処理が終っております。

もうこの時点でタップした時の響き方がまるで違います。フルチューン作業ではありませんが、通常の市販品とは明らかな違いが出るでしょう。まあ、それだけの違いが出なけりゃこんな面倒な作業はとても行う気にはなれません。

明日からブリッジスタッド穴の埋木をしてから新たなチューン0ブリッジマウントの為の加工作業を進めて行きます。明後日頃には完成まで持ち込める予定です。お楽しみに。



市販品のまま楽器をプレイされている方々には是非 t.m.p-Tune up を体験して頂きたいです。
製品のままと楽器にと生まれ変わった個体の反応の違いを感じて頂きたいですね。

やっと PG 完成

12/14  ヨコハマ 快晴

昨日からぶっ通しで燻煙やってますので少し身体がダルいです。
待ち時間、ただ見張っているのも勿体ないのでRetro City-LS のピックガードの最終形状デザインを行い、テンプレートを作成していました。

取り敢えずのデザインも何枚もデザインを起こして形状化したものですが、ボディラインと最終的なフィッティングで再度変更を決めました。10数枚のデザインにその都度テンプレートを作成した結果です。 難しいデザイン処理でしたが、結果的にとても満足しています。

Retro City-LS モデルには、CMモデル(カッティングマスター)と通常のP-90W が有り、CMモデルでは PSP 仕様でリヤーのP-90のロケーションが異なるのでテンプレートも2枚必要となります。
現在製作中の試作器はCMモデルですので、CM専用のピックガードを作成しました。

Retro City-LS はストラト同様にエルボーカット/バックコンター加工が前提の設計ですが、基本的にストラトよりもローエンドが厚いサウンドの設計です。 今年中に完成出来るかな? 



@セール販売のギブソン・レスポール STD がHさんに決まりました。
 その他のお申し込みの方々には誠に申し訳ない。m(_ _ )m 次の機会をお楽しみに。

年末セール って似合わないけど

12/13  ヨコハマ 晴れ

今日は風が強いので塗装は無理。

レスポールの燻煙をしながら Retro City-LS/CM のピックガードを作成。
メタルカバーも仮乗っけしてのショット。取り敢えずこんな雰囲気。
但しピックガード形状はまだ微妙なアレンジの可能性有り。まだ特製のブリッジサドルが上がって来ていないので完成日程が見えてません。

年末セール、ってあまりやりたくないんですが、世間では今年一年の感謝を込めて、って事でやってますからね、感謝の気持ちは同じなので t.m.p もセールと言う形を取ってみます。

考えたらギブソンのレスポールSTD は燻煙処理してますからネックの強度も上がるので、あえてグローバーペグのままでいいか、って事でそのままリマウントします。その分更に値段を下げます。
但し、ブリッジのスタッドマウント方式はいただけないので、元のブリッジ&スタッドは使いません。手で簡単に引っこ抜けちゃいますからねえ~ これいけません。台無しです。
いつもの様に埋木してから、ちゃんとスクリューマウントに変更しブリッジもいつものブラスサドルの t.m.p 仕様のチューン0に変更します。テールピースもアルミ製に変更。

後は WBH ナット交換で仕上げます。もっと手の込んだチューンを行うと値段が上がってしまうので今回はベーシックチューン内でまとめます。専用ハードケースが付いてます。
17万+TAX にて販売します。写真2&3  @12/14 AM  売却済

写真のわたくしお気に入りのオルテガのガットをチューンした個体もプレゼント価格で販売する事にしました。トラスロッド仕様ですから生涯安心。写真4  @12/17 売約済みです。
チューン内容は 燻煙処理、ネックグリップ変更/再塗装、フレットファイリング、ブリッジ駒位置修正加工済み、WBH ナット&オクターブサドルに変更 etc. ¥115.000→¥80.000+TAX にて

いつもの如く、一番早いメール申し込みの方に決定です。



経過報告 55B−4−FL

12/12  ヨコハマ 晴れ

今日はカスタム製作のベースの最終研磨でしたが、行ってみるとまだ若干の目痩せが出ていましたので急遽トップコートを追加しました。

後は遠赤外線ヒーターくんに頑張ってもらって硬化させます。
たぶんイブまでには完成出来ると思います。出来る限りクリスマスの邪魔はしないようにしますね。
クリスマスツリー

クリスマスと言えば、何かプレゼント的な楽器を用意出来ないかな?と考えた結果、在庫していた06 年製のギブソンLP-Std/chs を燻煙処理、ペグ交換、ブリッジ交換、ナットをWBH 製に作り替えて、本来25万販売のチューン個体を18万+TAX で処分販売する予定です。
勿論1本だけのスペシャルプライス。 メール申し込みの早かった方に決まりです。プレゼント