1年3ヶ月ぶりのマーラー〜名フィル定演にて | わたしを生きる【人生を感じ、楽しむ♪@名古屋】

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愛鳥6羽との生活、好きな音楽、断捨離、仕事、旅、日々の暮らしなど徒然に発信中。
西洋占星術、数秘術、健康法などを学ぶ多趣味な元教員・現介護士。
名古屋在住。

久しぶりのマーラー、久しぶりの大編成オーケストラを堪能してきました。

名フィル487回定演。

1年3ヶ月前、ハンブルク・フィルによる5番以来です。

マーラーは『復活』もラインナップされていたのに…

しばらくは合唱付き大編成は聴けそうにありませんね…😭

『巨人』は高校生時代にオケでやったことがあるんです。

一度演奏したことがある曲なら大抵、生で聴きながらヴィオラパートを追えるんですが、『巨人』についてはなかなか追えなかった💦

それだけ複雑な曲だし、技術的にも難しくて当時は落ちないようについて行くのにいっぱいいっぱいで、全体像が掴めてなかったんだろうな。

川瀬賢太郎さんの指揮は、曲にある尖った部分をスルーしない。

あえて尖りを耳に残すようなところがあり、1楽章は決して耳当たりのいい流れではありませんでした。

1楽章から2楽章をアタッカで繋ぎ、あっという間に曲は後半へ。

3楽章の有名なメロディが…切なくて美しかったなぁ。

4楽章はただただ圧倒的でした。

個人的に好きな部分…例えば1楽章の主要主題(朝の野を歩けば)だけを頭の中で取り出していると、春の軽やかなイメージしかないんですが、改めて全曲と向き合うと、こんなに抑圧感も寂寞感もある、ドロドロした曲だったのね〜、と思いながら。

だって…あの時代(世紀末ウィーン)にあの人生(ユダヤ人であり、周りと対立しまくり、愛憎ドロドロ)を歩んだマーラーですもんね💦

フィナーレの輝かしい金管の響き。

ホルンが立奏のまま演奏を終えた途端、主席の目から涙が。

この日が、ホルン奏者のお一人の退団前最後の演奏会だったんです。

こういう団の温かい雰囲気や、指揮者・演奏者さん達の表情が見えるのがまた楽しくて。

そんな理由で最近はP列(舞台裏側)を買っています。

来シーズンのマイシートもここに決めました〜😉
終演後の空がこんなに明るくなりました。