今月、２度目の上京。
田村由香理さんのオーガナイズ企画、エルミタージュ美術館展ナイトミュージアムツアーに参加してきた。
六本木は先週のミュシャ展に続いてだが、これまではほとんど足を踏み入れてこなかったエリア。森ミュージアムも初めてである。
駅を出ると、ビル前の木立が風に揺れる音にホッとして、しばらく空を仰いで歩き回った。
ケヤキの木、好きだなあ。
さてこの展覧会が名古屋にも来ると知ったにもかかわらず、なぜ東京に行こうと思ったのか。
キーは土岐綾子さんの解説を聴ける点と、シェア会にあった。
私は自分で調べるより聞かせてもらう方が楽に頭に情報が入るのだ。
何より、語っている綾子さんの顔に、幸せな気持ちになった。ああほんとにこの世界が好きなんだなあ、と感じるから。
背景の描き方や筆致やモデルや…こういったことは解説してもらいながら見ると、とってもお得。
回りたくなったらマイペースに回ってもOKだし。
絵の中で一番のヒットは、ムリーリョの描いたキリストを拝みに来た羊飼いたちの横顔かな。
ムリーリョ大好き。
ドルチの『聖チェチーリア』も好き。
今回は人物画が圧倒的に多かったからかもしれないが、私のヒットポイントは人の表情だった。
この夜景にテンションが上がる⤴️
実物の絵では見にくいヴェールとか、キリストの手の中のパンの描写が細部まで見える。
こういう細部にも惹かれる。この辺は地理好きの血かな。
見学後のシェア会（絵の感想はほとんど話さなかったけどw）はとても美味しく楽しく、気がついたら11時近い。
慌てて先に失礼し、東京駅バスターミナルに到着したのはバス発車の５分前💦
美味しいモノで満たされたおかげか、今回のバスではよく眠れた。
由香理さん、綾子さん、ありがとうございました。