もうこの業界に入って16年。
結構長くいたものです。
そのなかで、いろんな人にお世話になって、お世話して、
近付いて、離れて、
羨んで、羨まれて、
妬みや嫉みがいつも溢れてて
いろんな人を好きになって、嫌いになって。
もう私には必要ない場所じゃないかと思ってみたり
そんな思いが思春期の抗いのように思えたり。
とっても生々しくて、だから嫌いだけど、でもそれはそこで生きてる証拠?
今はそんな業界の年に一度の定例会
昨日はその場所で、私が昨年恋してた彼が晴れの舞台を迎えました。
私は今年は裏方の役員なので、誰かのプレゼンを聞く立場には無いのですが、どうしても気になって10分くらいだけ聞いてみた。大ホールの隅っこで演台に立つ彼を久しぶりに見て彼の話をちょこっと聞いてみた。
そしたら、ファザコンともこの周波数が一気に戻ってきて、呼吸が乱れて困った。
依存症だと思いました。
その後、大の苦手の懇親会の司会だったですが、彼のことでそわそわしすぎてめっちゃ心が忙しかった。
そんな気持ちをシェアさせてなだめさせてくれる15年来の友達がいて
ふと思えば、その友達も15年前はファザコンともこの犠牲者だったのに今はお互いにとってよき理解者で
司会で緊張しすぎた結果居たたまれない気持ちになった私と飲んでくれる役員仲間がいて
すっかり気が緩んだところで「聞きに来てくれてありがとう」というかつての彼からラインが来て、また一気にダークサイドに落ちそうになり
今日も彼に会って一言話したいという自分の衝動を抱えながら見つめつつ(特に行動はせず)
彼のプレゼンを酷評する噂が聞こえてきたり
若い子達の希望と好奇心に満ちた眼差しから微笑みをもらったり
仲間の役員達にほっこりさせてもらって
最後は裏方のみんなでワイワイ打ち上げして
今幸せに家路についています。
ありがとう。
いろいろな気持ちを味わせてくれてありがとう。
いつ卒業するか分からないけど、今日の私には大切な場所。
私の歴史が見える場所。
喜怒哀楽のすべてがある場所。
懐かしくて、いつか飛び立ちたい場所。