青春ドラマなどでよくあるシーン。クラブのエースだった男(女)がけがで競技をあきらめざるを得なくなる。彼(彼女)は嘆き悲しみドラマはクライマックスを迎える。
どんな人生にも引退はある。それまでにはさまざまな出来事があるのではないか。
一直線に生きることは果たしていいことなのだろうか。後藤新平は、医者をめざして須賀川医学校を卒業する。日清戦争後大陸から戻る兵士23万人のコレラ検疫を2か月でやり遂げたあたりから政治家色が強くなる。その後、台湾民生局長官としてアヘンの撲滅に力を尽くし満州鉄道総裁を経て東京市長となる。
もともと彼は政治家志望だったという話もあるが、医学生として得た知識と経験がその後の人生に大いに役立ったことは間違いない。
ちなみに、今の朝ドラ「風、薫る」に登場した中村倫也演ずる患者柳生はどうやら後藤新平がモデルらしい。
人生には紆余曲折がある。おかれた場所できちんと努力を積み重ねていくことが大事で、その知識と経験が思わぬところで役に立つことがある。


