真情あふるる東京行きPart1 | 鶴田真由応援ページ

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あーホントに行きたかった。
今更ながら「どうしてすぐにチケット取らなかったんだろう???」と後悔。
しかし結果として見ること出来たのだからよかった、よかった・・・。


 1月20日、どうなるかと思うほど積もった雪も溶けはじめ、これで東京行きも大丈夫と安心していると天気予報通り雲行きが怪しくなる。
「オイオイ、やっぱりか???」
仕事をしながら心配に・・・。
「この辺は大丈夫」との言葉にチョットだけ安心感を覚え「まぁここさえ抜け出ること出来たらあとは楽勝でしょう!」などと簡単に思う。
しかし事態はますます最悪になる。
ニュースを見ると高速道路がどうも危うい。
そう思いつつ「菜の花の沖」第3話を途中まで見つつ、 夜行バスへ乗るためいつもより1時間ほど早く家を出る。
いつもならバスターミナルへ向かう程雪がなくなるはずが、段々増えている・・・ 「峠だけじゃないぞ」イヤ~な予感。

バスが時間より気持ち遅れた程度でやってきた。
他にも5,6人ほど同乗者がいたので一番後ろへ並んで乗り込もうとすると運転手が制して話があると言い出した。

「えー、皆さん、今日はご覧の通り積雪となり、東京方面も同じような状態となっております。今連絡をとりましたところ、高速道路が次々と閉鎖されております。よって通常の運行が出来ませんので時間通り東京へ到着は出来ません。最悪の場合到着できるかどうかもわかりませんのでそれを了承の上、ご乗車下さいますようお願いします。」

「 オイ!この人は何を言ってるんだ?こんな時間に誰が他の方法で東京行くんだ???」

結局誰も一言も言わず乗り込む。

「まっ、大丈夫でしょう。なんとかなる・・・」

そう思いつつ、出発。

ずっと睡眠時間がとれていなかったからバスの中で取り返そうと意気込んではみたものの、慣れないバスの中では眠れない。
とりあえず目だけは休めようと閉じ、知らない間に眠ってはいるけど時間を見ると時計の針は30分しか進んでいない。

「これはまずいぞ、明日にひびく・・・」

そう思いながらカーテンを開けて外を見ると、恐ろしいことにいつも降らないはずの雪がそこには積雪となっている。
思いっきり冷や汗が出る。

「見てない・・・見てない・・・」

しかし目が覚めるたび運転手の連絡のやりとりが耳に入ってくる。

「そうですかー、無理ですか。じゃ下道で・・・」

何度も聞いたその言葉。
しかし朝方2時間ぐらい眠ったらしく、外の明るさで目が覚めた。

「えっ?今どこ?・・・静岡ナンバー?」

バスは止まっている、隣にも車は止まっている。
そう・・・アイスバーンで走行できずチェーンをかけている。
終いにはチェーンのかけ方を知らないドライバーが前方をふさいでいるから、そこで足止めを食らったドライバー達みんなでかけだした。
ちょっと焦り出す。
後ろの方で携帯が鳴る。

「まだ静岡、時間には間に合うかどうか・・・」

みんなやっぱり焦ってる。
走行してるうちに陽が昇りチェーンを外して走れるようになる。
時計を見たら到着予定時刻・・・なのに走っているのは神奈川県。
目の前が真っ暗。
また後ろの方で携帯が鳴り出す。

「まだ・・・」

交代で休んでいた運転手が何やら運転手と話しだした。
どうもかなり予定をオーバーすることが予想されるらしい。
するとひとりの乗客が到着時間を聞いた。
「申し訳ありません、ハッキリとお答えできませんがこのままだとお昼を過ぎるかもしれません。もう暫く走ってそこから高速が走れるらしいので、そこでお答えできると思います。」 その言葉を聞いて目の前どころか、頭の中まで真っ暗になったのは私ひとりではなかったはず。
運転手は時間的に空腹も手伝っていると判断したのか「カンパンの缶詰」が一缶ずつ出てきた。
それを見て笑ったのはたぶん自分一人なのかもしれない。
みんな目が覚めて、化粧をし出す人、電話をする人、携帯メールをやり始める人、寝直す人・・・見ていると面白い。
そうこうしていると高速にのりビュンビュン走り出した。

「え~みなさん、この調子で行きますと1時間ほどで到着します。あとは都内の渋滞さえなければ・・・」

単純なものでその言葉をきっかけにみんな下車準備をし出した。

「オイ、まだ1時間あるぞ?」

自分がマイペース過ぎるんだろうか?

予定時刻をはるかに遅れて到着した。
「さー渋谷、渋谷・・・」
文化村のHPにあった地図を印刷したものを見ては眺めるが全く違う方向を向いて立っているからわかるわけない。
知らないところへ行くと騒ぎ出す好奇心を抑えて、ウロウロしながらやっと見つけた「BUNKAMURA」の文字。

「あれだ!」

建物に「真情あふるる軽薄さ2001」とある。
ちょっとニンマリ。
時間は11時30分過ぎなのにすでに当日券売場には人が並んでいる。
売り場が開くのは13時なのに、すごい。
「やっぱりああでないと買えないんだぁ」とひとり納得。
夕べから何も食べてはいなかったけれど、別に空腹感もなかったのでしばし遠くからその行列の出来ていくのを見ようと試みる。
並んでいる人たちは寒そうだった。
行列にひとりの男の人が加わった。
でも何か違う感じ。
どうも払い戻しに来たらしく、売場に並んでいる人たちに声をかけているよう。
男性と若い女性がそのチケットを手に入れたようす。
「払い戻す人もいるんだー」とまたひとり納得。

人が大勢集まりだしたと思ったら開場の時間が迫っていた。

「いざ!出陣!」

Part.2へつづく