「つぐみへ…」 | 鶴田真由応援ページ

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TVステーション 2000.16号

生きていく中で突然何かアクシデントに出遭ってしまうことは誰にでもあることだと思うんです。それが「つぐみへ・・・」(テレビ朝日系毎週木曜日PM8時54分)の優美さんの場合は娘を失うということで。実際に事件でお子さんを亡くされたお母さんの手記を読んだんですが、そこで感じたのは愛ですべてを包んで受け入れていくという母ならでは、女性ならではの姿勢だったんです。犯人のことは勿論許せないけど、彼にもそこに至る背景があるわけで、そこまでも理解して、「よくなってほしい」とどこか母親のような気持ちで受け入れていく。プロデューサーも女性なので、そういう女性ならではの消化の仕方、前向きなスタンスを大事に描きたいねって。
 でもおもしろいことに「このドラマをどう作っていくか」っていう話をすると、見事に男性と女性で意見が分かれるんですよ。夫役の仲村トオルさんは「僕は絶対に犯人を許せない。僕が犯人を殺して終わればいいんだ」くらいの気持ちになっていて、男性ディレクターも同じ意見なんです。同じことを乗り越えるのでも、男女これだけアプローチが違うんだなあって。その両方が2本立てのように合わさって、今回のドラマは作られていっていますね。
 それと、今回一番大切にしたいのは、それぞれの立場や心構えがわかるようにしたいということ。現実でも問題になっている警察の対応の悪さやマスコミをわざと酷く描くのはやめようって話しているんです。その立場になってみないとわからないことってあるでしょう。最近のドラマは刺激的に描く方向にあるのかもしれないけど、できるだけ客観的に描こうと。声を荒げて問題提起するのではなく「あなたならどう思いますか?」っていう投げかけをしたいんです。そして、このドラマを見た方がどんなことを感じているのか。それが一番興味のあることですね。