忙しさの合間をぬう様な昼ご飯...
仕事中の昼飯というのは、
食事を楽しむという感覚ではなく、
とにかく腹の中に詰め込み、
お腹を満たすことのみにフォーカスしがちな毎日...
【とにかくお腹を満たす】です
それに加え、あまり時間をかけたくないし、
毎日の事でもあるので、お金もかけないように心掛ける...
よってコンビニで簡単にすませてしまいがちですよね?...
そこにきて、
【カップラーメン】というのは、日常において必須アイテムです。
この【カップラーメン】においても、
ついつい、より低価格な物を選んでしまうものです
つまり、
セブンヌードル、ローソンヌードル
などの、そのコンビニオリジナルヌードルを食しがち、
ところが、
ある日の昼食では違いました。
いつものようにコンビニに入り、カップラーメンコーナーへ
何故か目に留まって一際目を引くカップラーメン...
その名は、
津軽煮干しラーメン「激にぼ」!

新商品の棚のらんに堂々と並べられ、
カップラの表紙には、見るからに濃厚そうな煮干し出しスープと、
そこに絡みあう麺の写真が、何とも言えず食欲をそそる
表紙上部の「ねぶた」の写真が
一目で青森のご当地ラーメンを再現している事を連想させる
真ん中に縦字で【激にぼ】のタイトル、
そして、右側には赤文字で「津軽煮干しラーメン」のサブタイトル
このタイトルを目にしただけで、
どんなラーメンなのか容易に想像でき、よりいっそうの購買欲をかきたてる
というのも、
もうかれこれ10年近く前のはなしになりますが、
僕は、3週間ほど仕事の出張で青森に行った時があります。
出張ということもあり、
勿論、外食が続き、その中一番たべたのが
【煮干し出しのラーメン】
最初は煮干しの生くささに多少の違和感を覚えたものの、
食べるほどに、その風味がたまらない旨みに変わり
やみつきになる味だったのです!
で、気づけば手に取って購入してました。
お湯を注ぐと、
何とも言えない煮干し出しの香りが漂い、
まちきれない、食欲をそそります。
5分たち、
ふたをあければ、
いかにも濃厚そうな醤油ベースのスープ
一口くちにふくむと、
脳の中に、一瞬で青森で食べた「津軽煮干しラーメン」をフィードバックさせてくれるくらい
見事に再現してる味!
「きっと青森出身者なら涙を流して食べるかもしれない...」
なんて、大袈裟な妄想をしながら美味しくいただきました。
普段なら何の感動もなく食べる昼食を
軽い感動をあじわいながらいただきました...
この一連のながれを体験して、
ふと僕が重要だと思ったのは、
一目で僕の心を奪ってしまった、
このカップラーメンの見た目です!
このラーメンのコンセプトをダイレクトに伝えるため、
ここには恐ろしいくらいの工夫があることに気づかされたのです!
まずは商品タイトル【激にぼ】、
もはや、なんの説明もいらないくらいに、「なんだ?」と思いつつも激烈な煮干しを感じさせ
横のサブタイトルが、「あー、煮干し出しのラーメンね!」という具合に
軽い説明してくれてる
なにより強烈なのは、そこに印刷された「ねぶた」の写真が
青森と字で書かれるよりも、100倍ぐらい【青森】を強烈に印象づけ、
下の方に写る、実際のラーメンの写真が
濃厚そのものスープを見事に映し出し、
今にもその煮干しダシの風味が伝わってきそう...
これらが、表紙にあることと
新商品の文字が、僕の好奇心をかきたて
どうしようもない購買欲へと変わったのです。
【最初に見た時のインパクトや見た目、印象というのがいかに重要か?】です
これは、あらゆる事に共通する事ではないでしょうか?
どんなお客さんや人を想像し、
その人にどんな風に伝えたいか?見せたいか?みられたいか?
自分の伝えたい事を、見せたい部分を一発で表現するには?
いかにしたら興味をもってもらえるのか?
たった一言でも相手に一撃で理解してもらえる言葉はなんなのか?
【百聞は一見に如かず】
最初は見た目で興味をもち、その先に中身がともなっていれば
大きな満足につながります。
【中身も大事だし、見た目も大事】
そこを意識した先に、今回のような
普段128円、108円のカップラーメンしか食べない僕に、
238円という、普段の倍近くするカップラーメンを買わせ、
小さな感動生んだのでは?