「弥生リアショック」はじめます | ☆Android MC☆ 

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TMAXのリアショック、オーリンズタンクあり、タンク無し、
TTX、MUPOと試してきた自分が今一番気になっている
弥生製のショックに変更して、テストしていきます。
 
ちなみに、弥生とは大阪にあるTMAX専門店、
もう10年以上前からTMAXに関してレースや
開発など様々な事をやってるカウル屋さん(笑)
 
今回導入したきっかけは、以前ちょっと乗せて頂いた時に、
意外と乗り味がしっとりしてて乗りやすかった事、
あと、純正構造の理に適った作りを尊重している
Don社長の考えに賛同しての事です。


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見た目は確かに純正のままでアルマイトギラギラの他社の製品に比べ、
見た目のインパクトは確かに弱いかも知れませんが、
これで性能アップで安いとなればジェントルな大人ライダーには
たまらない仕様かと思います。
※自分のは、パウダーコートで艶あり黒塗装しています
 
梅雨に入っちゃいましたけど、色んな所を走って
試したいと思います。

 
始めに書いておきますが、この製品は通常弥生の
ファクトリーのみでの組み立てで、普通のユーザーや
バイク屋さんでの組み換えはできません。
組替え用の純正ショックを送る(79,920円)か、
完成品のショックを購入(97,200円)か、
どちらかになるそうです。
 
自分は特別にいろいろな組み合わせやセッティング方法を
教えてもらい工具なども自分で作ることを前提に
バラ売りしてもらいました。
ハッキリ言って、工具を製作しないとバラシ組み不可能です。
 
純正ショックをバラしたことある人は分かると思いますが、
このリアショックはすごくよく考えられています。
オーリンズと比べたらどっちがいいの?と言われると、
構造が違うので一概にどちらが良いとは言い切れないですが。


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一番いいのは、ヤマハが、シムバルブ式のリヤショックを
メーカーオプションとして出してくれることなんですけど・・・
その時思ったんですが、そういえば弥生のサスって
まさに欲しいそれなんじゃないか?と


弥生ショックの内容的には、ダンパー部分は新作で
製作には4輪では4輪レース界では超有名な東大阪の
CRUX(クラックス)さんです。


しかし開発は弥生。TMAXCUPや他のレースでも常勝の
タッキンさんやDon社長自らがテストしています。
(もちろんストリートも同時にテスト)

話聞いてたら、もう10年くらい仕様変更を繰り返して
熟成してるって言うじゃない。
そりゃ期待しない訳には行かないんですけど;^_^A
 
減衰機構は固定(アジャスト無し)ですが車高調整は
他のどのショックよりも幅広な±30㎜という事で、
車高を上げるためだけにマロッシのアダプターを
4万円近く出して買う事を考えたら全然安いです。
 
しかもフリーバルブ構造からシムバルブ構造に変更
フリーバルブの減衰はオリフィスと言われる
固定穴の大きさに依るので、荷重が大きい時も
小さい時も同じ減衰(厳密に言ったら違う)なので、
どの荷重(速度)の時に狙いの減衰を持ってくるか?
なので、正直乗りやすい所はあるが、ゴツゴツしたり、
フワフワするところもある。
 
TMAXの純正も、良い所もあるが悪い所もあります。
これは加工精度とコストの問題なので
コストを削減必須の純正の悪口は言えません。
 
シムバルブ式だと、荷重やサスの動く速度によって比例して
減衰力が増加するので、セッティングさえ出れば全域で
乗りやすいという事もあります。
 
更に言うと、オーリンズやMUPOのようにインナーロッドが
露出していないので、走行の砂利巻き上げによる
性能の低下が著しく少ないんです。
コレは乗りっぱなしのTMAXユーザーには嬉しい。


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個人的に、リザーブタンクは、「やってる感」が出過ぎて苦手なんです


確かに、他社のレーシングサスに比べると、見た目のゴージャス感は

見劣りするかもしれませんが、耐久性や、地味な見た目を好む

ジェントルなライダーには見逃せない一品かと思います。

※画像のは外筒を黒艶で粉体塗装しています

 

色んな走行パターンで、テストしていきたいと思います。