9月6日(火) 中日対広島 21回戦 9勝12敗
広島 004 000 000 4
中日 000 200 000 2
勝 九里 6勝8敗
S 栗林 1敗28S
敗 柳 8勝10敗
率直な感想としてはもっと楽に勝てたんじゃないかと思いますがね。初回は中日柳対策で1番起用の堂林がいきなり2塁打、菊池の犠打で一死3塁でクリンナップが不発で先制点はお預け。2回には一死1塁で磯村が併殺打。柳から序盤から走者を出して攻略出来そうな雰囲気も先制点に繋がらないもどかしさ。
しかし3回に一死から堂林が四球、菊池がヒットで繋いでの秋山が3ランを放つと、西川、坂倉の連打からマクブルームの投ゴロが野選を誘っての4点目。5回にも一死満塁と攻めた場面で、柳から根尾へスイッチ。一気に追加点を奪いたい場面でしたが、西川が見逃し三振、坂倉が一ゴロと追加点ならず。
5回も回跨ぎの根尾から無死満塁の絶好の好機を作り、打席には九里。三振させる場面と思いきや、まさかのヒッティングで最悪の併殺打。1番堂林も決めきれずで2イニング連続で満塁機を逃す大失態。そうなれば当然、試合の流れも変わり、その裏に3番・阿部に手痛い2ランを被弾して、点差が2点差へ。
巨人戦で遠藤に満塁からヒッティングさせて同じく併殺で、最後は完封狙いも逆転負けを喰らった試合を思い出したファンも多かったでしょう。カープは投手にフリーで打たせる場面が多いと思うし、あそこは三振でいいから、一死満塁で堂林、続く菊池に託す方が得点の確率は高かったのではないかと思いますね。
九里は自らの併殺もあって逆に気合が入ったか、7回二死1塁のまで投げて、4回の阿部の2ランのみに抑える好投。中5日での登板でしたが、そういう場面を大事な先発を託されて結果を出すのは流石。二死からターリーを送って、代打・平田を抑えて無失点。ターリーも登板間隔は空いたが、キッチリ仕事を果たす。
8回は矢崎、2つの四球が絡み、暴投も飛び出す大荒れながら、結果はどうにか無失点。もちろんテンポ良く3者凡退が望ましいですが、どんなに走者を背負っても強靭な動じないメンタル。三振を奪えるフォークがあるし、球威もあるのですから、高望みせずに今のスタイルを貫く方がいいのではないでしょうかね。
2点差の9回は勿論、守護神・堂林の出番。いきなりマルティネスにヒットを打たれるも、木下を右飛に抑えると、後は土田、石垣が栗林が格の違いを見せつける投げっぷりで抑えきっての勝利。これで4連勝となり、CS戦線から離脱せずにどうにか喰らいつく勝利をもぎ取ることが出来ました。
序盤でもっと点を奪える場面を潰したことが、試合を難しくさせてしまった。2番手・根尾が良かったと言えばそれまでですが、九里の強硬策は最悪の併殺打での自滅ですからね。好機を自ら潰す野球をするから、下位に低迷しているんだと証明したような無策ぶりは何とも情けないとしか言いようがないですね。
もう終盤戦ですから、勝てば結果オーライでいいんじゃないでしょうかね。良い戦いぶりよりも、内容が悪くてもとにかく勝つ方が大事でしょう。そもそもいい戦いがここまで出来ていれば、Bクラスに低迷することも無い訳ですからね。次の試合を考えずに、今日の試合を全力で勝ちに行く方がいいような気がします。
明日の先発が森下ではなく、森に変更となってます。登板予定だった森下に何かアクシデントがあったのか心配ですね。1日繰り上げとなった森ですが、先のことなど考えずに立ち上がりから飛ばして行って欲しい。打線はしっかり援護できるように、中日先発・松葉を攻略して欲しいと願う場末書店の店長でした。