桜が咲き誇り、そして散る季節

桜を吹き付ける風は気まぐれだ

ただ静かに吹き落とす風もあれば渦を巻き吹き遊ぶ風もある

それはまさに子どものように

でも、だからこそ桜は素直に散ることができるのだろう

力強く咲き誇り、儚くも綺麗に風と戯れ散り誇るのだろう

それはまさに大人と子どものダンスのように

見る人の中に静かに刻み込まれる
踊る


踊る


時の奏でにあわせて人は踊る


人は現実の中に幻想を求め


そして幻想の中に「自分の現実」を求める


それが真実でないとわかっていても


つかの間の逃避とわかっていても


されど人は死人と踊り続ける
良い時間
嫌な時間

人には二つの時間がある
どちらも同時に来ることはない
だが、かならずやってくる

どちらが先かなんてわからない
どちらが先でもかならず極度の苦しみと喜びはやってくる

人はそんな時間の境界線にいる
それはまさにリズムのくるったメトロノームのように
だが、確実に時を刻んでいく

さて、今はどちらに傾いているかな