優勝チームのメンタル | メンタルトレーナー小林麻紀Official Blog

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青少年育成の為にメンタルトレーニングを行っております。
皆様の大切なお子様の心に触れるという責任と重大さをしっかりと意識してサポートさせて頂きます。
ぜひ、体験して下さい。

4月の終わりから5月半ばにかけて

大学ソフトボールは大きな大会が2つありました。

 

春リーグ戦

全日本総合選手権東京都予選

というものです。

 

私がサポートしている大学は

おかげさまで2つとも優勝致しました

 

今年のチームは妙に面白いです。

元々野武士軍団なので面白いのですが

今年は特にです

 

優勝するためにどんなメンタルであればいいのかは

チームや選手によって様々だと思います。

 

今年のうちのエースピッチャーは

とにかくマウンドの上で笑っています

 

メンタルがどうのとか気持ちをアップさせるためにとか

ではなく、マウンドの上で本気で楽しくて面白くて

笑いながらピッチングしています

 

ファーストの選手がマウンドに行って

面白い事をいう様です

でもこの選手も別に意識してとかではなく

地でやっているのです

で、二人で時には内野陣がマウンドに集まって

ヒソヒソ、ケラケラと笑っているのです  

 

どうもこれが相手チームの心を乱すようです

 

満塁になっても笑いながら切り抜けています

 

試合中に笑顔になる、口角を上げるだけでもプラス思考になる

というのはよく言われていますよね。

 

甲子園を観ていてもそれを行っているチームは多いです。

 

でもちょっと違う


ベンチに帰ってくると私の顔をみて

「楽しくて 楽しくて 」と言うのです。

 

他のチームは勝つためにピリッとした空気感があって

ゲーム開始ギリギリまで全員で声を出してアップしたり

円陣組んでいろいろと頑張っています

 

同じ頃、我がチームのベンチ内は

ふざけ合っている者あり

あくびしている者あり

砂ぼこりが気になり、一生懸命ジョーロで地面に

水をかけている者あり、、、

 

これ決勝戦直前のベンチです

 

そう、映画の「ROOKIES」みたいです

 

でも試合が始まるとスイッチが入ります

そのスイッチは決してピリピリしたものではありません

 

ピッチャーは楽しくて笑っている

力みがないからいい球投げる

バッターがOUTになる

 

ピッチャーが良いので

うちのバッターも楽しくなってきて

ガンガン打つ

 

本当に面白いチームなのです

 

これが良いとか悪いとかのお話ではありません

こんなチームもあって面白い位強いという実例です

ただ、このピッチャーがこうなるまでには物凄い
苦労がありました。
技術的には元々よいものを持っていたのですが
大学に入り、エースとして自信を持って投げるまでの
メンタルは壮絶なものがあり、それを乗り越えての
今なのです。

そして今の自分、自分達を築き上げてきました。
引退まで本当に楽しんで悔いなく戦っていって
ほしいです