行きたい！行きたい！いくつになっても行きたい！今日この頃です。
以前私のブログで
「天国へ行く前のメンタルトレーニング」（2013.6．11）というのがありました。
友人が癌で亡くなったお話ですが、今日はその友人話の第2弾です
彼女が癌になり、だんだんと小さくなってきて、長い時間起きているのもつらくなってきた頃、
「このまま時間が過ぎるのももったいないから何かしようよ、今ならまだ出来るんじゃない？」
という話になり、「ディズニーランド行こうか」という事になりました
彼女も「しんどいけどディズニーは行きたい」と言いまして。。。
もちろん彼女にそんな体力はありません
彼女をサポートするのは私を含めて2名。癌の彼女も含めて皆介護福祉士の同僚です。
はい、実は私は介護福祉士でもありまして
彼女をディズニーランドに連れて行ってもサポート出来る自信はありました
ただ正直、ディズニーランドに着いた途端倒れるかもしれないし、
最悪の状態になるかもしれないという覚悟は持っていました
ドクターやご両親も「ぜひに！」とOKを下さいました。
で、行きましたよ。
ディズニーランドの対応はすばらしいの一言でしたね
どのアトラクションも事情を話すと「承知いたしました
〇時〇分にお越しください
」と。で、指定された時間に車いすの彼女と行くと優先的に入れて下さるのですが、、、、
たとえば「ホーンデットマンション」
関係者出入口から入れて下さり、最初の部屋まで行くのですが、
私達4人の為に何名ものスタッフの方々が入れ替わりながら
「ホーンデッドマンション」風？に誘導して下さるんです。
「こちらにど～ぞ～～～
」って コッワ～～イ ＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／ 
動く歩道とか動きながら乗るものとかありますよね。
あれもたとえ他のお客様が大行列で並んでいらしても一回全部止めて、
私達がきちんと乗り込むまで完全に確認してから動かすのです。
どんなに他のお客様が待っていても決して慌てず
落ち着いて対応 すごいのはスタッフの方々だけではないんですよ。
大行列の方々もイライラせず（私の見えている範囲でしたが）
当たり前のように待っていて下さり。。。
忘れられないですね
感謝
感謝でした で、彼女、予想通り倒れました
パレードの直前で、、、 限界超えです
でもここまで遊べたのが奇跡と思い、家で待機してくれていた友人の御主人が
すぐに車で迎えにきてくれることになりまして
と言っても20～30分はかかる。。。
そこまで彼女がもつかと思いましたが、車いすの上でぐったりしている彼女を温めようと
3人で囲んでいると、彼女がか細い声で「私のバックからカメラ出してください。。。」と
「ミッキー撮ってください」と
そう、ぐったりしながらパレードを感じているうちにパワーをもらったようで
そのうちミッキーやミニーに手を振りだし
音楽に合わせて頭振ってる
恐るべしディズニーの力です
パレードの最後は真っ白になっていた顔に赤みもさしてきて、迎えが到着しているにも
関わらず「カリブの海賊乗りたい」とまで言い出し
乗りましたよ。でも最初のグ～と落ちるところで彼女が耐えられるか心配でしたから
私と友人の間に彼女を挟み込んで頑張りましたよ
笑顔の写真もたくさん撮りました。
彼女の今回の人生最後の外出はディズニーランドでした
相当きつかったと思いますが、良かったのかな？どうだったのでしょうか？
でも、「今、こんな状態だから無理だな」と思っても結構出来るものだなと
私自身思いました
もちろん出来る限り万全の準備は必要ですけどね。
何かやりたいと思っても
「〇〇だから出来ない」と思いがちですよね
「どう考えても無理だな」とも思ったりするし。。。
それって出来ない事が前提ですよね
まずは「やる」と決めること
そしてそれを前提に「ならどうすれば良いのか」を考えていけば良いのです
自分一人では無理かもしれない
でも、サポートしてくれる人がいれば出来るかもしれない
実は私はこの彼女とは癌になってから親しくなりました
彼女の人生の最後の1年だけ親しくお付き合いしたんです
彼女の最後のディズニーランドは私や友人、まったく彼女とは会った事のない友人の
御主人、そしてディズニーランドの方々や他のお客様のサポートがあって実現しました
サポートしてくれる人って必ずしも親しい人とは限らないのかもしれませんね
何か実現したい事があったら まずはいろいろな人に話てみるといいですね
どこかでサポートしてくれる人と出会うかもしれません
さてと明日は明け方に起きて真央ちゃんを応援しよう