注目の実証試験
独立電源は想定していないようだ
一般家庭向けにやってやれないことはないだろう
ドイツも同じようなことを考えているはず(参照:第4の革命)
当面はBTB
原発のコストを全部こっちに振り向けてもいいはずだ
東電は、送電網を売却して解体
関連独立行政法人も解散
特別会計も廃止
http://www.sei.co.jp/news/press/12/prs069_s.html
横浜製作所においてメガワット級(千キロワット級)大規模蓄発電システムの実証運転を開始
2012年7月24日
住友電気工業株式会社
1GW=1,000MW=1,000,000KW=1,000,000,000w
1MG=1,000KW=1,000,000W
抜粋
横浜製作所(横浜市栄区田谷町1)で建設を進めてきた、世界最大規模のレドックスフロー電池と国内最大規模の集光型太陽光発電装置(CPV)等から構成されるメガワット級大規模蓄発電システムが完成
本日より実証運転を開始
本システムの開発は、日新電機株式会社、住友電設株式会社、および株式会社明電舎と連携
・夜間電力や太陽光発電電力を貯蔵するレドックスフロー電池(容量1MW×5時間)と再生可能エネルギー源としてのCPV(28基、最大発電量200kW)から構成
・外部の商用電力系統とも連系
・CPV発電量、レドックスフロー電池の蓄電量および消費量は、エネルギーマネージメントシステム(EMS)によって監視、計測データはEMSサーバで一括管理
・横浜製作所におけるピークカット運用(最大1MWのデマンド抑制)を行う
・国内で喫緊の課題である電力不足問題の軽減に貢献
・天候に左右される太陽光発電をレドックスフロー電池と組み合わせ、計画的な発電
・太陽光発電の価値を高め、導入促進
・あらかじめ設定したデマンドスケジュールとなるよう電力負荷に応じた放電量を調整
・電力消費のレベルを安定化させることで、必要な発電所の規模を低減
・太陽光発電の激しい出力変動をレドックスフロー電池の充放電で補償し、出力を平滑化
・火力発電所の調整負荷が軽減され、系統へ連系できる太陽光発電の規模が拡大
・太陽光発電や風力発電に代表される不安定な再生可能エネルギーの導入に対し、レドックスフロー電池を駆使することで電力の安定化を実現すると共に、電力不足の問題の軽減に貢献
・レドックスフロー電池とCPVに既設のガスエンジン発電機を組み合わせて、横浜製作所全体の電気エネルギーの最適運転を行うFEMS(ファクトリーエネルギーマネージメントシステム)の実証も開始
・本実証は、経済産業省「平成24年度次世代エネルギー・社会システム実証事業」として、「横浜スマートシティプロジェクト」の中で株式会社明電舎と共同で行う。
・FEMS実証は、本プロジェクトでは初
・工場や商業施設などの大規模需要家でのニーズに合わせて、本システムの実用化を進める
・事業化に向けた更なる低コスト化等を推し進め、2013年度中には事業を開始する
(1)レドックスフロー電池(容量1MW×5時間)
・バナジウム等のイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池
・充放電を行う入出力部と金属イオン電解液を蓄えるタンクから構成
・充放電を頻繁に繰り返しても電極や電解液の劣化は殆どない
・正極と負極の電解液が同じ物質であることから、メンテナンスが容易
・発火性の材料を用いていないことや常温運転が可能
・不規則で変動の激しい充放電運転に適し、貯蔵電力量の正確な監視・制御が可能
・夜間の余剰電力の活用に加え、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの有効活用に適した蓄電池
(2)CPV(合計28基、最大発電量200kW)
・発電素子にレンズ等で集光させた高密度の太陽光を入射させることによって、小面積の発電素子でエネルギー変換をする太陽光発電装置
・発電素子に特殊な化合物半導体材料を用いていることから、発電効率が市販のシリコンパネルに比べて約2倍
・集光パネルを地面から高い位置に設置
・パネル下のスペースも活用できる
(3)エネルギーマネジメントシステム(EMS)
・CPV28基の発電量を監視
・商用電力系統、CPV、レドックスフロー電池、事務所・工場間の電力フローを監視
・必要な情報は光通信ネットワークによって収集
・EMSサーバに集中管理
・既設のガスエンジンとレドックスフロー電池、CPVを組み合わせて所内ピークカット運用やデマンドスケジュール運転にも対応
・省エネだけではなく横浜製作所の電気エネルギーの最適制御ができるFEMSを実証していく