ヤーコン茶から高濃度セシウム=1万ベクレル超、自主回収中-宮城
宮城県は12日、同県蔵王町の業者が製造したヤーコン茶から、政府の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を大幅に上回る1万7200ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。商品は昨年7月から今年1月にかけ1100セットが出荷された。今月10日以降、業者が自主回収を進めている。(2012/04/12-22:29)
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無人販売農家のシイタケで検出=740ベクレル、既に消費-千葉
千葉県は9日、白井市で露地栽培された原木シイタケから、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える740ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。生産農家は無人販売所で約4キロを既に販売しており、全て消費された。県は同市に出荷自粛を要請した。
県は「消費量、放射線量ともに多くなく、すぐに直接被害が出るとは考えられない」としている。(2012/04/09-22:07)
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フキノトウも新基準超える=放射性セシウム-福島
福島県は6日、福島市など5市町で取れたフキノトウから、食品に含まれる放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が検出されたと発表した。セシウム濃度は最大211ベクレルで、市場には流通していないという。
県によると、フキノトウが新基準値を超えたのは全国で初めて。県はフキノトウの取れた福島市と川俣町、田村市、相馬市、広野町の5市町に対して出荷自粛を要請した。(2012/04/06-21:05)
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セシウム拡散、黒潮防ぐ=房総沖以南で濃度急減-東大など
東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムの濃度は、黒潮が流れる房総半島沖以南で急激に低くなっており、黒潮の潮流がセシウム拡散を防いでいることを、東京大大気海洋研究所と米ウッズホール海洋生物学研究所などの研究チームが2日までに突き止めた。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
東大大気海洋研の西川淳助教らは昨年6月、調査船による海水と海洋生物の採取、ブイを使った海流の測定などを実施。福島原発沖30~600キロの海域に含まれる放射性物質の濃度測定や、深さ・方向などセシウム拡散の状況を調べた。
海面付近のセシウム134の濃度は最も高いところで、1平方メートル当たり3900ベクレルと事故以前の数千倍に相当。600キロ離れた海域でも、同325ベクレルと、汚染の広がりが見られた。
一方、黒潮とその南側の海域では、同3ベクレル以下と濃度が急減。海水の流れを用いたシミュレーションによる解析でも、黒潮が房総半島沖以南への拡散を防いでいたことが分かった。(2012/04/03-06:58)
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幼稚園給食のシイタケで検出=基準値超の放射性セシウム―愛知
2012年 4月 6日 7:10 JST
愛知県は5日、岡崎市内の幼稚園の給食に使う乾燥シイタケから、1キロ当たり1400ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県によると、シイタケは茨城県産。先月までに計30キロが同市の幼稚園と豊橋市の店に販売された。幼稚園では既に消費されており、県は豊橋市に回収を指示した。岡崎市は「被ばく線量は少量で、健康被害は想定できない」としている。
県によると、豊橋市の業者が仕入れた後、加工業者を経て、今年1〜3月に同市の卸業者に販売された。3キロ(6袋)は岡崎市の幼稚園に、残る27キロ(54袋)が豊橋市の店に売られた。
[時事通信社]
新基準超えるセシウム=出荷前のタケノコ、シイタケ―1日の適用後初・宮城と千葉
2012年 4月 5日 7:51 JST
宮城県村田町のシイタケと千葉県木更津、市原両市のタケノコから、食品に含まれる放射性セシウムの新基準(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が4日、検出された。シイタケは350ベクレル、タケノコは最大120ベクレル。いずれも出荷前に検査し、市場に流通していない。
肉や魚、野菜などについて、政府が放射性セシウムの基準値を1キロ当たり500ベクレルの暫定規制値から引き下げた1日以降に採取された食品で、検査値が新基準を超えたのは初。
宮城、千葉両県は4日、それぞれの自治体と生産者に出荷自粛を要請した。政府は出荷停止を両県に指示する見通し。
[時事通信社]
…氷山の一角と考えるべき