vol.1114
こんにちは!
国立市で
美と健康を
美療という視点でケアし
健康美容長寿の実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
GWいかがお過ごしですか?
ricoは
GWも通常通りの営業しております
さて
ricoは
40歳以上のお客様が
とても多いのですが
40代以上の女性の
髪をカットする時に
いつも感じることがあります
10代20代の女性の髪を
カットする時には
髪の根元の立ち上がりを
感じるのですが
40代以上の方には
それを感じることが少ないのです
40代以上のお客様が
90%のricoでは
できるだけスタイルに
高さや奥行きを作る
ということを意識してます
お客様からは
ふんわりさせたい
ボリュームが欲しい
後頭部を膨らませたい
こんな
ご要望がとても多いんですが
こんな条件の髪質に
ぴったりな
デザインがあります
それは
ボブ
ボブといっても
バリエーションは
たくさんあるので
これといった
限定のスタイルが
あるわけでわないのですが
私たち美容師が
カット技術の専門用語で使う
「グラデーション」
という技術を使った
ヘアスタイルです
グラデーションカットの技術は
ricoがこれまで
多くの時間を費やして
技術を追求してきたものです
私自身もとっても大好きな
デザインのひとつです
私が20代頃に衝撃を受けた
写真があります
イギリス
ロンドンにある
ヴィダル サスーン
というサロンで
生み出された
ヘアスタイルの写真です
1960年代から70年代にかけて造られた作品
形は違いますが
それぞれに
グラデーションの技術が施された
ヘアデザインです
この写真を見て
衝撃を受けたことを
今でも忘れません
「こんなカットが
できるような
美容師になりたい!」
以来
この写真のような
カットができるようにと
トレーニング励みましたが
なかなか
上手くいかない日々が続きました
何としても
このカットが
できるようになりたい
そうだ
ロンドンに行こう!
ヴィダルサスーンに直接習いに行こう!
28歳になった頃に
その想いが強すぎて
このヘアカットを学ぶために渡英し
ヴィダルサスーンの門を叩きました
それまで10年の美容師としての
経験はありましたが
ヴィダルサスーンでの
トレーニングでは
今までの経験が何一つ役に立たず
今までの自分は
何をやってきたんだろうと
自己嫌悪に陥りました
そこには
一つ一つの細かい作業が
丁寧で美しく
雑な仕事の要素は何一つ
ありませんでした
そして
その作業一つ一つに意味があり
無意識に行うものは何もなく
全てにおいて意識の集中が必要でした
これまでに
学んだことのない
仕事の質でした
約1年間
基礎から
自分のカットの技術を
見つめ直した経験でした
当時のトレーニング風景
完成されたヘアスタイルを作るために
一つ一つの作業を緻密に
少しのズレにも妥協しない技術が
冒頭の写真のような
ヘアスタイルを
造っていくのだということを
学びました
ヘアデザインは時代とともに
変化していきますが
それを作り上げる基本技術は
変わることはありません
あれから20年以上が経っていますが
まだまだ
憧れのヘアカットには
到達できていません
しかし
髪を丁寧に扱う
一つ一つの作業を緻密に行う
ボリューム感のある
ヘアスタイルを造る
グラデーションカットの正確さ
これらの事は
40代以上の女性の
ヘアカットをする時には
とても有効です
Ricoのヘアカットのこだわりの
ルーツはこんなところにあるんです
私の憧れであり師匠
ずっと追い求める
美容師としての理想
そして
今の自分があるのは
ヴィダルサスーンから学んだからこそ
そして
人々を美しくするための
ヘアカットにおいては
テクニックだけではなく
理念や哲学を
持つことが必要だ
ということを学んだことも
とても大きな財産です
記念に撮っていただいた
今は亡き
ヴィダルサスーンとのツーショット
これを見るたび初心に戻れる
これからも
40代以上の髪にお悩みのある女性を
より美しくするために
グラデーションカットに
磨きをかけていきたいと思います!
それでは
また明日
rico
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