今年も韓国側の「日本の教科書の“検閲”」が始まりましたね。 | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国外交部は9日、日本の教科書会社「数研出版」(東京)が高校の公民科教科書3点で「従軍慰安婦」と「強制連行」の記述を削除する訂正を文部科学省に申請し、承認されたとの日本メディアの報道について、「国際社会の要求に正面から挑戦する行為」と批判した。
(連合ニュース  1/9)




ここ数年、春が近くなると韓国は日本の教科書の「検閲」で騒がしくなる愚行を繰り返しています。

いつも思うのですが、歴史は各国ごとに立っている立場が違うし、それにより評価する観方も違ってくるのは当たり前のことです。

しかし、韓国はそれを認めようとしないで韓国側の観方のみが正しく、それ以外の観方は「歴史の歪曲」だとする主張から脱却できないでいます。

そして「韓国の正しい歴史観を日本側が受け入れる」ように強要する主張を朴政権も当初から繰り返すだけでした。

そもそも「日本国が日本国民を対象として教育する日本の教科書」に対して韓国が何故「駄目だ」と言えるのでしょうか?

実に日本を見下した無礼な態度であり、内政干渉そのものではないですか。

いったい韓国は何様のつもりなんでしょうかね。

もし、日本の外務省あたりが「韓国の歴史教科書の記載が間違っている。訂正しろ!」とやったら韓国は黙っているでしょうか。

おそらく韓国中が蜂の巣を叩いたように大騒ぎになって反日の嵐が吹き荒れることでしょう。



実際、韓国内でも韓国の近代史に対する歴史評価が真っ二つに分かれて対立しており、歴史観が立場によって全く変わってくる事を経験で知っていますが、日本に対してはそれを認めないという矛盾を抱えています。

それは歴史問題を「外交カード」に使おうという韓国側の政治的意図があるからです。

そういう過ちを犯している韓国政府に対して日本政府はなぜ中国政府の様に、「口出しするな。内政干渉だ」と堂々と警告しないのでしょうかね。

国際社会においては「沈黙は金」ではなく、「沈黙は無能であり、相手の主張を認めたこと」になるんですよね。


「他国の不当な干渉が日本の正当な権利を侵している」時は日本政府はもっと果敢に反撃するべきではないでしょうか。