国をつくるという仕事/西水 美恵子
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仲間から薦められて読んでみました。

著者の西水さんは、世界銀行の副総裁まで務めた女性。

世界銀行は、途上国へのインフラなどの整備のために

低利融資をしている訳ですが、

途上国にお金を融資するというのは、慎重にしないと、

思わぬ使途に流用されたり、権力、体制の維持に

巧妙に利用されたりと、きれい事ばかりでは行かないことは、

想像に難くありません。

その点、著者は、常に融資先の国々の庶民に寄り添い、

そこに融資の正義があるかを身をもって

感じ、判断する作業に徹した人物のようです。

日記を元に再構成された本書からは、

その様子がとてもよく伺えます。

いささか散文的ではありますが、

著者の理念や思いはとてもよく伝わってきます。

世の中には、「やり甲斐」のある仕事があるのだなあ

と、漠と思ったりしたわけですが、

ふと考えると、「やり甲斐」はどんな仕事にもあって、

むしろ、仕事は「やり方」によって「やり甲斐」を産むのだと、

当然の事に思い至った訳で、

改めて、我が身を省みた次第です。

先週の金曜日、京都大学経済研究所の

「世界金融危機と経済財政政策」という

セミナーに行ってきました。

http://caps2009.jp/kinyukiki091211/

これ、看板は京都大学ですが、財務省の色が強いセミナー

のようでした。

だから「経済財政」となっているのかなあと思います。

リーマンショックから1年以上が過ぎた現在の

世界経済の情勢と今の日本の抱える問題、および

その対処の仕方がとてもよく理解できました。


デフレ懸念のなかで、リフレ政策への期待もある中、

カウンターの見解がよくわかりました。

財政規律についての中長期的展望がないほうが、

むしろ問題だということのようです。

加えて、新たな成長分野の模索というのも課題のようです。


土居丈朗さん、河野龍太郎さんの見解は、

随所で眼にし耳にしてきたのでお二人の

お話を直接うかがえたのはとても有意義でした。

加えて、一橋大学井伊さん、東大の柳川さんの

お話もとても面白く拝聴しました。


この場での共通見解は、「2番底はない」であろうという感じです。

そのわけは、日本の不景気は「金融危機」ではないという

ことによります。

詳細は、別の機会に改めて・・・


お忙しいところ、2次会にまでお付き合いいただいた山崎さん

および、参加いただいた皆さん、大変ありがとうございました。


日本経済のおかれている状況が複雑であること、

であるからこそ、そう簡単にデフレの進行が止められたり、

円高を抑止したりできそうにないこと。

だからと言って、言われるような二番底がそう簡単にやってきたり

しそうにないこと。いやー勉強になりました。

とかく、わかりやすく白黒言いたがる、僕たちのテレビの

人間としては、とても考えさせられました。


民主党はきわめてナローパス。

まずは、来年度予算だ。


と思いながら、そういえば2時補正の規模とタイミング、内容

について聞くの忘れてしまった!

また、改めて、ということで、