- 国をつくるという仕事/西水 美恵子
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仲間から薦められて読んでみました。
著者の西水さんは、世界銀行の副総裁まで務めた女性。
世界銀行は、途上国へのインフラなどの整備のために
低利融資をしている訳ですが、
途上国にお金を融資するというのは、慎重にしないと、
思わぬ使途に流用されたり、権力、体制の維持に
巧妙に利用されたりと、きれい事ばかりでは行かないことは、
想像に難くありません。
その点、著者は、常に融資先の国々の庶民に寄り添い、
そこに融資の正義があるかを身をもって
感じ、判断する作業に徹した人物のようです。
日記を元に再構成された本書からは、
その様子がとてもよく伺えます。
いささか散文的ではありますが、
著者の理念や思いはとてもよく伝わってきます。
世の中には、「やり甲斐」のある仕事があるのだなあ
と、漠と思ったりしたわけですが、
ふと考えると、「やり甲斐」はどんな仕事にもあって、
むしろ、仕事は「やり方」によって「やり甲斐」を産むのだと、
当然の事に思い至った訳で、
改めて、我が身を省みた次第です。