生活英語力と学習英語力を区別する | 船津徹の「世界標準の子育て」

船津徹の「世界標準の子育て」

ハワイ・ロサンゼルス・上海で国際人育成を行う船津徹の「世界標準の子育て」ブログです!

こんにちは。TLC for Kids代表の船津徹です。

 
子どもの英語教育を成功させるポイントが生活英語力と学習英語力の区別です。
 
生活英語力とは日常生活で必要な英語力。つまり英会話力です。
 
学習英語とは学習活動で必要な英語力。具体的には読み書きの力です。


この二つの英語力を区別し、それぞれに必要な環境と教育アプローチを与えることが英語教育を成功させる秘訣です。

 

まず生活英語力からご説明しましょう。

 

生活英語力を育てるのは環境です。

 

英語を話さなければならない環境に長時間浸ることで生活英語力は自然に身につきます。

 

スタンフォード大学の研究では、生活英語力の獲得には3年〜5年英語環境に浸ることが必要であることがわかっています。

 

私の指導経験からも、英語圏に移り住んだ子が自信を持って英語でコミュニケーションが取れるようになるには最低でも2〜3年かかります。(毎日現地校に通っていてもその位の期間が必要)

 

日本で暮らしている子どもでも、英語プリスクールやインターナショナルスクールなど、完全英語環境に浸れば「3〜5年で」生活英語力は身につきます。

 

生活英語力は親や先生が会話を教え込むよりも環境任せにする方がはるかに効果的に育ちます。

 

 

次に学習英語力について説明します。

 

学習英語力を育てるのは主体的な学習です。

 

学習英語力はどれだけ長く英語環境に浸っても自然に身につくことはありません。

 

家庭や学校で「読み書きの指導」を受け、さらに、子ども自身が学習に取り組むことで学習英語力は発達します。

 

トロント大学のジム・カミンズ博士は、英語を第二言語で学ぶ子どもが「学習英語力」(学年レベルの英語力)を身につけるには5〜7年かかるという研究結果を発表しています。

 

先のスタンフォード大学の研究でも同様の結果(習得に4〜7年かかる)が出ています。

 

私の指導経験から言えば、学習英語力については、子どもの意欲と親のサポート次第で習得期間を短縮することができます。

 

子どもが自主的に英語学習に取り組むように上手に導けば「3〜5年で」学習英語力を獲得した例もあります。

 

学習英語力は生活英語力と異なり、日常的に英語を話す必要がない日本でも身につきます

 

インターナショナルスクールに通わなくても、家庭で英語漬けにしなくても、適切な読書教育に取り組むことで、日本国内で高度な学習英語力を身につけられることが、私の数多くの指導事例で実証されています。

 

学習言語力のゴールはズバリ!洋書多読です。

 

辞書なしで英語の読書が楽しめるようになると、留学や仕事で使えるレベルの高度な英語力を日本で習得できます。

 

私が開発したTLCフォニックスは、学習英語力を短期間で育成することを目的としたオンライン教材です。

 

子どもが自主的に英語に取り組めるように「仕掛け」がたくさん組み込まれています。

 

英語多読に導く基礎教材として世界中の子どもたちが活用し、学習英語力の育成に成功しています。

 

 

ご興味ある方は無料トライアルにお申し込みください。https://tlcphonics.com/contact