
今日はいよいよ目的の①、ベネチア・ビエンナーレ。1895年から続くこの美術の展覧会は今年で54回目。ビエンナーレという名前の通り、2年に1度、奇数年に開催されます(ちなみに、偶数年は建築の展覧会)。毎回各国から選ばれたアーティストが展示をするのですが、国により選考基準や選考団体は様々(確か日本は国際交流基金が選考していたはず)。
会場はメインとなる2つの会場(GiardiniとArsenale)のほかに、ベネチア島内のいたるところに点在します。今日はまずメイン会場の1つ、Giardiniへ向かうことに。





ベネチアの道は本当に迷路みたい。直線距離ではそんなに離れていないと思うけど、結局、1時間かけて会場に到着。大型フェリーも停泊する河口近くの公園です。

僕は前回(2009)の第53回のときもベネチアに来ているのですが、その時は昼過ぎから見始めて、Giardiniの半分ほどを見たところで終わってしまいました。かなり大きな会場です。
会場内には国ごとにパビリオンが設置されていて、アーティストはその建物全てを使って展示をします。

僕はまず日本館へ向かいました。

今年の日本代表は1975年生まれの女性作家、束芋。日本の現代社会をテーマとした作品を制作しています。今回のビエンナーレ作品は「てれこスープ」。てれことは、物事が逆転する様のことで、スープは生命体が発生するイメージを表現しているそうです。
この作品は「井の中の蛙、大海を知らず」ということわざに「されど空の深さを知る」と後に日本人が付け加えたという逸話をもとにしているらしく、ガラパゴス化からの脱却を試みようとしてる現在の日本の状況を見て、いや、そんな必要ないよ、ガラパゴス化を追求しようよ、井の中の蛙になろうよ、とのメッセージを込めているそうです。ジャパニメーションなど独自の表現や文化の追求が、ついには世界とのつながりを結ぶのでは、というのがこの作品のコンセプトだそうです。まさに「てれこ」ですね。

束芋の独特なアニメーション。

展示はインスタレーションになっていて、中央には井戸が。

井戸の中。

外からの様子。井戸の部分には、空の風景、井の中の蛙が見た風景が。
その後、各国の展示を見て回り、全て見ることができましたが、結局、今日はこのGiardini会場だけで終わってしまいました。他の展示についてはまた後日。。。

今日の夕食は、”Gambero Rosso”というガイドブックに載っていたトラットリアで食べることに。このガイドブックはイタリア全土のリストランテ(レストラン)、トラットリア(食堂)、オステリア(居酒屋)、ピッツェリア(ピザ屋)等々を格付けしたもので、イタリア版ミシュラン(イタリアにもミシュランはあるのですが・・・)のようなものです。
ベネチアから電車で一駅のメストレにあるDa Marianoというお店に行くことにしました。途中、何人かに店の場所を訪ねたのですが、みんな知っていました。地元でも有名なお店だそうです。

駅から歩くこと2、30分、ようやく着きました。注文したのは前菜、パスタ、メインディッシュ、ミネラルウォーター、最後にはエスプレッソも頼んで35ユーロはかなり安く感じました。

前菜。カボチャ(?)のムースを固めたものにゴルゴンゾーラをかけたものがうまかった。

パスタ。自家製という麺はかなり太め。二郎の麺みたい。

メインデッシュ。イワシ(たぶん干したやつ)をソースで和えたもの。メニュー見て全然分からないのを注文したら、全然分からない料理だった。しょっぱい。

店内の様子。















