2代目です。
今年ももうすぐ終わりますね。
7月の決算から年末にかけて、仕事の方は順調に動いていますが、現状動いているということだけで、収益は上がっていないのが現状です。材料高騰は続いており、それに見合った加工賃が得意先から頂けていない状況に忸怩たる思いです。それも、全体的な需要増が見られない為、同業他社も仕事確保の為に辛抱しなければならない状況に陥っているからです。メーカーは決まり切っているように材料費を上げようとしますが、我々中小零細企業は仕事確保の為に、やはり価格を合わせていかなくてはならず、本当にこんなことを続けていたら、会社同士の生存競争、つぶし合いになってしまいます。必要な値上げは、きちんと御得意先様に説明すれば認めてもらえるはずです。しかし、それをしない今の現状は、やがて共倒れになる可能性があるでしょう。
弊社も現状、来年春先からの仕事が見えていません。何もないということはないですが、これまでよりもさらに厳しい需要環境が続きそうで、なかなか景気のいい話はありません。事務作業の多忙化で、増員募集も行っていますが、これもなかなか零細企業には入ってもらえない現状があります。引き続き粘り強く、いい人材に巡り合えるまで、募集は続けていこうと思っています。
来年は、グローバルに、日鋼スチールも様々な会社とお付き合いできる体制にして、建材にとらわれない材料の確保にも全力で営業活動していこうと思っています。不安はあります。常に不安だらけですが、そんなことを思っていても向こうから仕事はやってこないので、とにかく1社、2社と弊社とお取引できる会社を増やしていければと考えております。
当面の課題は、事務員確保と利益率を上げること。かなりの難題ですが、来年こそいい年にしていきたいと思います。
関係者の皆様、今年も日鋼スチールを御贔屓にしていただき、誠にありがとうございました。来年もどうか、引き続き日鋼スチールを宜しくお願い致します。
