初めて海外旅行に行ったのは、大学を卒業したときだった。
行先はオーストラリアのシドニーで、旅行の日が近づくにつれて、胸が高鳴ったのを今でもよく覚えている。
オーストラリアは日本と時差がほとんどない。だから、時差の心配はあまりしなくて良かった。
飛行機は夜出発して、朝に到着ということなので、機内でよく睡眠を摂るつもりでいた。
しかし、いざ飛行機に乗ってみると、興奮してしまってなかなか寝付くことが出来ない。
あまりよく睡眠も摂ることもできず、現地についてしまった。到着後は現地でお迎えのバスに乗り込んで、市内の名所めぐりということになっていた。
その睡眠不足のせいか、今度は寝入ってしまってあまり十分に市内観光が出来ず、目的地に着いては起きて、バスから降りて観光し、またバスに乗り込んで寝入ってしまうという繰り返しだった。
それでもまあまあ市内を観光することは出来た。ボンダイ・ビーチやオペラハウスなど有名な見どころはだいたい見学した。
こうして、市内観光が終わり、ホテルに着き、瞬く間に初日と2日目が過ぎ去っていった。