漂の字 談じます。
帰社(出社?)してから出入国在留管理庁の確認サイトで確認する。
在留カード番号と在留期限を入力すると真偽が確認できるサイトがあるのだ。
番号、期限、問題なかった。
つまりこの番号と期限の正規の所有者がいるということだ。
ただし手元にあるものが偽造されたものであることは間違いない。
スキャンし、所轄の監理団体に送り報告する。
担当者やそこの理事もこういうものは経験がないということだった。
警察に連絡しても問題ないというか、連絡すべきとのこと立ったので所轄の警察署の、よくお越しになる担当者に報告する。
この手のものの専門ではない方ですが、確認したところ、帰国した実習生の事でもあり、後を辿れるものでもない。事件性がありそうなものではないので、そのまま当社内で廃棄して構わないということだった。当然、鋏を入れる必要はあるが。
ひとまずこれで話は終わったが、ほどなくまた電話があり、実物を確認したいとのことで来社され、実物を見せながら話をした。
先ほど私が帰社後に確認した出入国在留管理庁の確認サイトはPC画面上のものだったが、スマホアプリでも似たようなものがあり、それで確認してもらう。
「確認できません」といった表示が出たようだ。
だが、だからといってこれが偽造されたものだとの断定はできず、事件性があると判断されれば出入国在留管理庁に送り確認してもらう必要があるそうだ。今回はここまではしなかった。
在留カード日本人名が書かれていれば、それだけで偽物だろうと思う人もいるかと思うが、帰化した人(帰化した人の在留カードはまたちょっと違ったかもしれない)や、日本人の配偶者を持っている人などは日本人名を持つことができ、それを在留カードに乗せられられるはずだ。銀行口座もその名で開設できる。
だから、この場合も永住者だったこともあり、その点は不思議とは思わなかった。
しかし精巧だった。
通帳などは売り物になるという話はよく聞く。
だから解約時には私が付き添って立ち合い、目視確認する。
だがここまでの例はなかなかない。
銀行でも在留期限が切れそうな利用者には更新時期に合わせて在留カードのコピーを提出する依頼が来ますが、こんな精巧なもののコピーを送られては真贋を見極めることしかできない。本物と判断するのが普通だろう。
ならどうしたらいいんだ。
警察からは改めて破棄してもらって構わないということだったが、もしかしたら警察から今後、資料として見せてもらうことがあるかもしれないのでしばらくはとっておいてほしいとのことだった。
漂の字 しかしこれ、面接とかで持ってこられたら気づきようがないぜ。