2020年6月1日、緊急事態宣言明け最初の有観客同時配信ライブとして行われました。 去る7/2逝去されましたSpanish Connectionリーダー、伊藤芳輝さんに追悼の意を込めて、再度公開いたします。
故伊藤芳輝氏より、皆様に宛てた手紙です。
挨拶
人は生まれてくる前にその寿命を決めてくると聞きました。
どうやら私にもこの世の役割を終え、約束の時が来たようです。
役割を終えと書きましたが、正直な話、役割を終えずしてというのが正しいかもしれません。
自我我欲に溺れ自分勝手に行動してしまったような気もしています。
もう少しの努力があればなどと後悔しているというのも本音です。
それでも何十年とギターとともに音楽人生を歩ませていただき、沢山の出会いをいただけたのは多くの仲間や支援者、お客様によって支えられたからなのだと思います。
皆様のお陰で多くの体験をさせていただき、いかに幸せでいい人生だったかを痛感します。
ひとえに多くの皆様の存在があってこその私でした。
ありがとうございます。感謝の極みでございます。
若い頃から神様の存在を信じている私は肉体がなくとも魂は永遠のものと信じております。
ですからどこかできっとまた音楽をやり続けるのだと思います。
死は「こ」と「あ」の違いだけだそうです。そう、この世とあの世です。
悠久の時を考えたら50年や100年の誤差はマッチの灯りが燃えるより短いです。
みなさんより少し先に「あ」の方へ行ってお待ちしております。
本当にありがとうございました。
皆様にあてた言葉ということで平松加奈さんのフェイスブックより引用させていただきました。