水森かおり特別公演レポ2 2019年5月4日〜5月13日新歌舞伎座 あらすじ、セットリスト | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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新歌舞伎座開場60周年記念 水森かおり特別公演』

 

■公演期間:2019年5月4日(土)〜5月13日(月)

■開演時間:11:00〜/16:00〜

1階席12,000円/2階席6,000円/3階席3,000円/

特別席 14,000円

 

新歌舞伎座HP

https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190504.html

 

第1部 東京そば屋人情物語 にぃねえちゃん!あらすじ

作・演出 池田政之

 

水森かおり 主役 花村家次女、かおりにぃねえちゃん役。
椎名佐千子:三女、さちこ役 演歌歌手。
岩佐美咲:、四女、みさき役 演歌歌手。
加藤茶:そば屋の出前担当、加藤茶太郎役。
仲本工事:『花や』の大家・中山工事郎役。

はやぶさ:中山工事の息子ヒカルと東京五輪を目指す大和役

大信田礼子:やくざの女親分役。

丹羽貞仁:花やの客、かおりの同級生、佐田勝人役、大川橋蔵の次男、

重田千穂子:大家の夫人役

 

にぃねえちゃんの“に”は二番目の“に”、そして兄ちゃんの“に”。

時代は昭和38年、東京オリンピックの前の年 昭和三十年代東京人形町。そば屋「花や」は両親亡きあと長女が恋人と駆け落ち。さぁ途端に店も妹たちも立ち行かなくなってしまう。そんなとき、次女で妹たちからは“にぃねえちゃん”と呼ばれているかおりが「妹たち、実家のそば屋、町内会にオリンピック、みんなまとめて面倒みるわ。私が父兄代わりのねえちゃんになる!」と宣言。だが元々おっとりしたお嬢さんタイプのかおり、やることなすことトンチンカン。そこへどんどんトラブルが重なって・・・・ 

 

加藤は、水森演じる主人公・花村かおりの生家のそば屋『花や』従業員・加藤茶太郎役を、仲本は『花や』の大家・中山工事郎役を演じる。両親亡き後、長女が切り盛りしていた人形そば花やは訳あって休業していたが、次女の花村かおり(水森かおり)が後を継ぐことに。 三女さちこ(椎名佐千子)と四女のみさき(岩佐美咲)、それに従業員の加島茶太郎(加藤茶)大和(ヤマト=はやぶさ)らが協力して手助けするが、大阪から進出してきた不動産会社が土地の買収工作に乗り出して騒動が巻き起こる。 

 

そば屋の店「花や」は借家だったものを両親が亡くなるまえに購入したが、半分しか返していない。店を売り出している。しかし、かおりが店を切り盛りし、頑張って返済しようとする。そこに、やくざの女親分と東京の男親分が来て店を買いたいと話しをするが、かおりが断る。そして店の売り出しはやめたと話す。大阪の不動産の社長と東京のやくざ親分が地上げの作戦を練る。花やに毎日通う客の丹羽貞仁演じる佐田勝人は、かおりにプロポーズするが、実は結婚していて、これも母親に言われて、かおりが店をやめて花やを売るよう促すための作戦だった。

 

再度、やくざの女親分と東京のやくざ親分が地上げに来るが、実はやくざの女親分とかおりは幼馴染で一芝居をうっていた。更に、かおりは警視庁の警官で地上げの捜査を行っていた。女親分とかおりが協力し、別な警官も出てきて、不動産の社長とやくざ親分が地上げをしに来るところをを逮捕する。かおりが警官の制服姿で出てきて皆んなが見送りする。最後はどんでん返しに次ぐドンデン返しで、ハッピーエンドに。花やばんざ~い!

 

第2部 水森かおりコンサートin 新歌舞伎座 セットリスト

 

  01.東尋坊(水森かおり)
  02.鳥取砂丘(水森かおり)
  MC 挨拶
  --- 昭和38年39年の名曲コーナー ---
  03.あゝ上野駅(ヒカル)
  04.霧子のタンゴ(ヤマト)
  05.島のブルース(岩佐美咲)
  06.アンコ椿は恋の花(椎名佐千子)
  07.高校三年生(全員)

  --- 終了 ---
  MC.昭和38年からのレコード大賞受賞曲
  --- ゲストコーナー ---
  08.恋のすみだ川(はやぶさ)
  09.恋の終わり三軒茶屋(岩佐美咲)
  10.漁火街道(椎名佐千子)

  ---終了 ---
  MC.紅白歌合戦のイリュージョンの話
  11.水に咲く花・支笏湖へ(水森かおり)
  MC.紅白歌合戦で着たドレスの話等
  12.大和路の恋(水森かおり)
  13.熊野古道(水森かおり)
  14.五能線(水森かおり)
  15.島根恋旅(水森かおり)
  MC.かおりコールの練習
  16.高遠 さくら路(水森かおり)
  17.笑顔の向こうに(水森かおり 途中から全員)

 

このほど2019年5月4日(土)〜5月13日(月)、大阪、新歌舞伎座にて水森かおり特別公演が開かれました。新歌舞伎座は開場60周年記念としてこの公演を開催、歴史ある大阪のこの舞台で、より熟成された演技が観られました。GWの賑わいの中、大阪という土地柄もあって、大いに盛り上がりました。続く名古屋では、水森かおり特別公演もついに千秋楽の中の千秋楽を迎えました。東京や大阪にお越しいただいた方でも、皆さんこの一期一会の舞台を、是非見逃さすご覧いただいた方も多いと思います。大阪、名古屋では東京とはまた少し違った仕様であるという事で、二度三度とお越ししt抱く方は、細部の違う点も観ていただいて、お楽しみいただけたと思います。大阪公演は私は参加していないので、出演者の方のお話やファンの方々の情報法をもとにレポートを作成いたします。

 

ここで大阪新歌舞伎座について少しお話しします。初代新歌舞伎座は難波に1968年(昭和33年)10月開場、2009年(平成21年)6月閉館しました。「新歌舞伎座」という名称であるにも関わらず、滅多に歌舞伎を上演しなかったそうです。1960年(昭和35年)以降は歌舞伎・新国劇をしだいに取り止め、より収益のあがる新しい興行形態の開拓に積極的に乗り出しました。建設から約50年が経過し、老朽化が進んだことから、2007年に従来地の難波から大阪上本町駅南側に移転。なんばにあった新歌舞伎座の跡地は今は新歌舞伎座の形を残しビルになっています。

初代新歌舞伎座

 

 

第一部「にぃねえちゃん!」では加藤 茶 仲本工事 大信田礼子らそうそうたる俳優陣に 岩佐美咲やはやぶさ、椎名佐千子など長良プロダクションの演歌歌手も参加して、思わずクスッと笑ってしまう舞台が展開されました。笑いだけでなく、ベテランと若手による笑いあり感動ありの素晴らしい舞台です。ストーリーは昭和38年、39年の東京が舞台。東京五輪を待つ昭和の東京で、ある蕎麦屋をめぐってさまざまなドラマが繰り広げられる。役者一人一人に名前が入っている通り、作者がそれぞれの役者にフィットしたセリフと役回りを与えたことが、成功したのだと思います。この蕎麦屋の中で起こる様々な困難を、みんなですったもんだしながらも解決していく。かおりが主役であり、中心人物なのでありますが、三女のさちこ、四女のみさき、加藤茶さんや仲本工事さん、大信田礼子さんらベテランが周囲を固め、ユーモアたっぷりに味のある演技を披露してくれます。ストーリーは言いませんが、展開が面白くかつ分かりやすい内容で、どなたも楽しめるお芝居だったと思います。

岩佐美咲が演じるみさきについて触れます。明治座の舞台を観ての感想ですが、まず驚いたのは岩佐さんのセリフの多さです。登場機会が非常に多く、水森さんの妹として重要な役割を果たしていたと思います。しかも、言葉が乱れることもなく、しっかりと舞台に合わせてきたのはさすがです。お稽古の成果が出ていて、舞台をこなすごとに向上するのだと思います。新歌舞伎座では明治座の時より、演技もセリフも向上したと評判でした。長良プロダクションの出演者だっただけに、チームとしての一体感だとか、そこに加藤茶さんと仲本工事さんらが加わり、すごく人情味あるほっこりとしたお芝居に仕上がっていたと思います。

 

第二部では水森さんの歌うヒット曲の数々、はやぶさのお二人、岩佐美咲さん、椎名佐千子さんの歌唱力にも圧倒されます。「鳥取砂丘」「釧路湿原」など数々のヒット曲を持つご当地ソングの女王、水森かおりさんが、劇場公演でしか見られない特別バージョンでお贈りします。ヒット曲から新曲まで、水森かおりの歌声と楽しいトークをお楽しみいただいたと思います。このステージでも岩佐美咲さんやはやぶさのお二人などゲストの方も出演。長良プロダクションでは先輩にあたる水森かおりさんとの、気心知れた者同士の絶妙のコラボレーションが展開されます。水森さんが笑いをとったり、お客さんもペンライトを振ったり声援を送ったりと、お客さんと一体となったアットホームな雰囲気のステージが見ものです。

 

さて新歌舞伎座の舞台は千秋楽を無事終了しました。水森さん、岩佐さん、皆さん、この舞台は令和最初の大仕事でしたね。土日は連休最後なので、関西だけでなく、関東からも、ファンの皆さんもたくさん応援に駆け付けていただきました。少し間を置いたので、色々反省したり考えたりして、明治座よりも成長した岩佐さんの姿が観られたのではないでしょうか?参加したファンの方によると、前よりも演技がうまくなったと評判でした。新歌舞伎座ではまた少し違った仕様になっていて、細部を観たり、お客さんや場所の空気によってお芝居も変わるので、そこが見ものでした。緊張もあったでしょうが、そこは気心知れた仲間たちとの舞台、岩佐さんもお芝居に歌に、新歌舞伎座、思いっきり楽しんだと思います。出演者の皆さん、千秋楽を迎え、大過なく皆さん元気で、舞台を終えられたことは、大変良かったと思います。

 

初日を前にした岩佐さんと水森さんのコメント「明日はいよいよ初日…早いなあ、あっという間です。明日はわさ民を客席に見受ける事は出来るのでしょうか?わくわく、どきどき。明治座よりも少しでも成長した姿を見せられるように頑張ります。お芝居も歌も、思いっきり楽しんでくださいね」(岩佐さんブログより) 「令和がスタートして初の演目ということでとても緊張します。でも光栄なことですから緊張以上にやっぱり嬉しいです。昨日はお芝居、今日はコンサートの通しリハーサルでしたがどちらも楽しく和気あいあいで終了。準備万端でお待ちしてますよ。明日55/4から13日まで。お客様と最高のひとときを過ごせるといいなぁ♪楽しみにしています!ご家族ご兄弟ご親戚ご友人ご近所の皆さんお誘い合わせの上、是非。にぃねえちゃんからのお願いでした♡」(水森さんブログより引用) 

 

そして舞台初日はファンクラブの方もたくさんお越しいただいて。非常に盛り上がりました。初日を迎えた岩佐さんの感想今日はついに、「水森かおり特別公演in新歌舞伎座」無事初日を迎えましたーーー)^o^(お越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました。わさ民の皆さんからもご声援頂いてとても心強かったです。そして、さすが大阪と言うべきでしょうか、リアクションがとにかく素晴らしい!笑うところは笑って下さり、拍手や手拍子もばっちり。歌のコンサートでは、コール。良い反応を頂いて自然とテンションも上がりました。大阪さいこうっ」(岩佐さんのブログより) 出演者の皆さんと撮った写真、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきてすごく楽しい。岩佐さんの演技もスムーズでミスなくこなしているとのことで、みさき役は名前の通りはまり役で、岩佐美咲という人物ただ者ではないなあと改めて思いました。岩佐さん3週間もの遠征は初めてだったので、出発前は荷物の準備に四苦八苦してましたが、大丈夫だったのでしょうか?岩佐さん、すごく楽しくやっているみたいで、心配なかったようですね。この経験が岩佐さんをますますたくましくしてくれるでしょう。

 

岩佐さん歌とかお芝居とかMCとかしっかりしていて、安心して見ていられます。岩佐さんの舞台も充実の時期ですね。こどもの日にみんなで背比べをして、157cmで変わらないと言っていましたが、身長は変わらずとも岩佐美咲は進化してます。なんでも岩佐さんのご両親が新歌舞伎座へいらしたそうで、お食事をとったり一緒ににすごされて、またいい思い出ができましたね。さて連休も終わり、8日からは3日連続2公演も無事こなしました。最後の土日11日、12日の山場も大変盛況のうちに終了。そして本日は千秋楽を迎えました、8日目の水森さん「あっという間に8日が経って、千秋楽は明後日に迫ってきました。だんだん寂しくなってきた‥‥ 今日も楽しかったなぁ♡ 昼夜共に、素晴らしいお客様に盛り上げていただき最高でした!頑張る力をありがとうございました!!」。9日目千秋楽を前にした水森さん「連日たくさんの素敵なお客様に足を運んでいただき、今日まで元気に頑張ることが出来ました。今日も最高に素晴らしいお客様!昼夜共に心がハッピー満タンになりました♡。たくさんのパワーをありがとうございました!」(水森さんブログより)

 

千秋楽を終えた岩佐さん「無事に千秋楽を終えました!!!座長をはじめとした素晴らしい皆様と共演をさせて頂き、そして連日素晴らしいお客様に足を運んで頂き感謝の気持ちでいっぱいです。本当にあっという間でした…幸せな10日間になりました。しかしながら水森かおり特別公演、まだまだ終わっちゃいませんよーーー18日からは名古屋の御園座へと場所を移し再び公演があります!是非是非遊びにきてくださいね」(岩佐さんのブログより) 座長を務めた水森さん「最っっっ高のお客様に見守っていただき、最っっっ高の千秋楽でした。1分1秒が幸せで、時間が経つのが寂しくて寂しくて‥‥。でも最初から最後まで、お客様が盛り上げてくださって嬉しかった♡オレンジ畑のパワーに圧倒され、またさっちゃん美咲ちゃんはやぶさのファンの皆さんにも温かく見守っていただき。おひとりおひとりのお客様の拍手、笑顔に何度もグッと来てしまいました!」(水森さんブログより)

 

本当にあっという間ですね。これも、岩佐さんがとても充実した時間を過ごされていたからだと思います。初日を迎えるに当たり、荷物から始まって、家に帰らない長期外泊など、いろいろ心配しましたが、岩佐さんいつものように、難なく乗り切りました。私も終始安心して観ていられました。そして何よりも関東からも多くのファンの方がいらしてくださり、GWの大阪というシチュエーションも、盛り上がりを作った要因だと思います。舞台に足を運んでいただいた方、遠くから応援していただいた方々にも感謝です。岩佐さんが濃密な時間を過ごせたのも、舞台だけに集中することができたからだと思います。全力で・・・とか明日のために早く寝るとか、岩佐さん本人が、この舞台に打ち込んでいるのがよくわかりました。色々大変なこともあるると思いますが、こういう長期遠征もすごくいい経験だったと思います。岩佐さんにとっても、自信がついた、記憶に残る、そんな思い出に残る舞台だったと思います。

 

今回も座長を務め、皆さんを引っ張ってくれた水森さん、優しい心で味のある演技を披露してくれた加藤茶さん、仲本工事さん、素晴らしいお芝居やステージ見せてくれた、椎名佐千子さん、はやヴさのお二人、大信田礼子さん、たくさんの出演者の皆様、スタッフさん、10日間本当にお疲れさまでした。そして18日からは御園座での公演が始まり,、引き続き濃密な内容の舞台が繰り広げられました。ここに3月の「にぃねえちゃん!」明治座公演のレポを載せておきます。内容にはこのレポート同様あまり触れていませんが、あらすじやセットリストを追加してありますので参考にしていただければ幸いです。また内容も含めたレポートは、御園座の公演が終わった後、書いてみましたのでこちらのほうも参考にしていただけたら嬉しいです。

 

水森かおり特別公演レポ1 2019年3月9日〜3月18日明治座 あらすじ、セットリスト 加藤茶

水森かおり特別公演レポ3 2019年5月18日〜5月21日御園座 あらすじ、セットリスト