南アW杯1次リーグA組 フランス1―2南アフリカ 22日ブルームフォンテーン
前回準優勝国が最後の望みをかけて挑んだ試合。前半だけでまさかの2失点。象徴的だったのは、先制を許した5分後の前半25分だ。MFグルクフがまさかの一発レッドで退場。相手ゴール前の競り合いで相手MFシバヤの首に左ひじが入った。内紛が発生した17日のメキシコ戦から6人ものメンバーを変更。FWアネルカのW杯追放に反対し、試合前日会見も拒否したDFエブラ主将、DFアビダル、MFゴブ、MFマルダらが先発を外れた。出場停止のMFトゥラランに代えてディアラ。24歳のFWジニャク、控えDFスキラッチを先発に抜てき。「問題が外に出て、我々の間で収められなくなった」とドメネク監督。求心力のない指揮官を、1次リーグで惨敗した08年欧州選手権後も続投させた協会の責任も大きい。火種は方々に飛び火。メキシコ戦を前に、システムと、先発の一部変更を選手が監督に進言。試合前にその発信元が元同代表主将のジダン氏だったと知った指揮官が激怒したとも報道された。ジダン氏は否定し、チームと地元メディアとの関係も悪化。サルコジ大統領が収拾を命じる国家的問題に発展した。欧州開催以外での弱さも露呈した。後半25分、途中出場のマルダの得点がようやく今大会初得点。欧州開催以外では、86年メキシコ大会のベルギー戦(6月28日)以来の得点だ。負傷のMFジダンの不振で無得点だった02年日韓大会以来の1次リーグ最下位敗退。フランス・ドメネク監督「残念で悲しい。この試合では私が見たいと思っていた寛大さと熱意、連帯が見られた。うまくいかないときはいかないもの。次期監督の健闘を祈りたい」