2011年3月11日は、
東日本大震災と併せて
初めて勤めた会社を辞める日でもありました。
震災当日は
一番（売上ではなく、生き方の面で）
お世話になったお客様の引き継ぎが終わり、
営業車で帰社中に震災が起きていたようです。
ようです、と書いたのは、
バイパスを走っていたので
揺れには全く気付かずだったから。
ただ、
社用携帯にこれまでにないくらい
着信履歴がありました。
当時の会社は
人はよかったものの、
働く時間が長かったのと、
チーム意識がとっても高くて
辞める罪悪感に苛まれてました。
新規開拓が中心だったこともあってか、
毎月のスタートはゴールから逆算して
20％も見えない位。
今考えたら、
あたり先増やせだの、
営業同行してくれだの、
もっと巻き込みまくって、
迷惑かけまくって、
ってしてもよかったんでしょうけど、
当時は
そんな図太さもなく………。
どんどんしおれて
辞める１ヶ月ほど前だけは
自宅で休んでいましたね。
お医者さんに言わせれば、
「転勤に伴って適応障がいになったのでしょうね」
とのことでした。
病名つけられても、
毎日のように、
チームが、数字が、
と言われてましたから、
それが耳から離れるわけでは
ありません。
夢のなかでも
数字詰められるし、
現実で家の中にいても、
別に安らぐわけじゃなくて
逆に苦痛。
会社行っても休んでも
辛いなら辞めちゃえよ、
ってはなしなんですが、
モウヤメマス
の６音を出すのが
切腹するようで
辛かったんですよね、当時。
結局言ったけど、
スッキリはせず、
後ろめたさが多かったんです。
そして、最終出社日は
震災のこともあって、
荷物の片付けとかが思いの外進まず。
結局翌日だっけかに
荷物を取りに伺ったのですが、
「部外者なんやからさっさとまとめて
オフィス出るように」
と言われ、
「確かにな。」
って思いました。
ここで、
自分自身を立て直したら
よかったのかもしれませんが、
当時は婚約していたもので、
失業手当を受け取る前に、次の仕事に就きました。
また営業でした。
仕事は全然興味がないけど、
これから結婚する2人にとっては、
給与だけはとっても魅力的な
医薬品の会社でした。
大学の頃には、
オタクの消費構造や
広告を研究していた私でしたが、
診断薬のMR認定試験やら
業務に必要な基礎知識を教えていただき、
いざ現場に出ましたが、
現場は知識よりも人間関係のグリップ力が
ものをいう仕事。
超苦手ジャンルでした。
当時は
過去を見て見ぬ振りして生きていて、
なんせ自分が整っていませんから、
同じような状況に自分を追い込んで行き、
婚約は破談となり、
それからも仕事は続けはしましたが、
うまくはいかず、
最終的には
会社都合で退職。
もう2度とスーツなんて着るか、と
心に決めました。
それから約3年間
自分を見つめて
立て直す時期を過ごしました。
今振り返ると、
他人が扱いづらいほどに
繊細な奴だったと思います。
というか、
人の気持ちがわからない人。
人の気持ちがわかると、
自分の隠している気持ちも
みる事になっちゃうから。
だから、
エセ元気に、
エセ笑顔に、
エセやる気もたまにはちょっと（笑）
むしろ、
きらわれないように
目立たないように
迷惑かけないように。
そうしていれば、
とりあえず、
自分の見たくないところは
見なくて済む
だから、
企業勤めしている時の僕は、
自分自身の弱さや痛みから
目をそらして
生きてた、
っていうことです。
そして、
3年も真剣に自分と対峙すれば、
結局嫌われる人には嫌われるし、
その分好いてくれる人もたくさんいることも
身を以て
わかるようになりました。
目立たないように、
なんて
僕の場合は
不可能なこともわかりました。
（↑本気で目立たぬようにしてたんすよw）
生きてるだけで、
結局誰かに迷惑かけるので、
迷惑かけられてもいいや、って
思える心の幅もできました。
もちろん、
「嫌われたくない」が
全部消え去ったわけでもないし、
迷惑かけると心も痛むことも
まだまだあります。
正直、
この仕事の面接が進んでいく時も、
この仕事を選んだら、
円山公園はどうなるんだろう、
迷惑かけるんだろうって
思ったんですが………
BOSS以西さんとかずよちゃんに
入っていただく日が増え、
新しい人も増え、
なんとかなってる、というか、
なんとかさせてはるし、
BOSSもそれが仕事と
おっしゃっていて、
納得。って感じています。
たぶん、
心屋式のカウンセリングを通して、
人の気持ちに少しずつ寄り添えるように
なっていったんです。
自分で自分に血を通わせたのが
僕にとっては心屋式のカウンセリング
なんでしょうね。
（そういう方、多いんじゃないでしょうか）
そうやって、
今までは
嫌われたくないディフェンス
ガッチガチだったのが、
ノーガードで接しても大丈夫
って、
思えるように、
生きられるようになってくると
自分の中では、
やらんといかんな、と
思う事があって。
それが、
もう一度スーツに袖を通すこと
なんですよね。
これまでの3年間が本物だったのか、
ただ頭で考えてただけなのか、
本当に嫌われてもいいのか、
本当に迷惑かけていいのか、
そして、
実は目立つ奴で
いるだけでも喜ばれる奴なのかを
思う存分試したらいいじゃない。
そう思うように
変わってきました。
最初のきっかけをくれたのが
この方。
↓↓↓
https://ameblo.jp/kikushikibu/
「あなりんは能力あるし、
心屋でも十分やってるんだから
別にそれを組織で思う存分
活かしても楽しくできそうなのにね」
って職場で言われ、
ズキーンときたので、
ああ、
たぶん
ここは
遅かれ早かれ
通らないといけない道だと思う。
って思ってから、
3ヶ月位で、
今の職場を見つけました。
選んだ職場は、
営業ではなくて
大手インフラ系の会社の
カスタマーリレーションの部門の
中間管理職。
オペレーションこなすなら
多分すぐにできる自信がある（笑）
それよりも、
一緒にグループを作る、とか
職場の雰囲気変える、とか
その人のパフォーマンスあげるために
心屋的に接して
自分を変えて、その人を変えるとか。
いろいろできることの幅が広がるから、
管理職を選びました。
面談当日は人事担当から
やけに不思議がられて
なんでこの仕事？
なんでこのポジション？
と
根掘り葉掘り聞かれましたけど、
「やってる姿が浮かぶから」
と答えました。
この職場も
ずっといるわけじゃなくって、
マネジメントや
組織を１から作る時の方法、
サポートの仕方、
そして、信頼される人となりを学んで
次にいくんだろうと思いますし、
本当の意味では
スーツなんて着るか、って
今でも思ってます。。。（笑）
僕はたぶん自分でやっていく方が
合っていると考えてますし。
信頼できる人複数人からも
同じようなことを何度となく
言われてきたので
その次のステージにいったときに
必要な経験をするために
もう一度スーツを着る、ってことです。
だから、この歌しみるんだよーーー
聞くたび泣いちゃう
ちなみに、
入社1ヶ月程度で
オペレーション業務は覚えて
もう明日から管理者研修に入ります。
会社ではできる人と
思われているようですが、
ずっとポンコツです、って
言ってます（笑）
だってそうだものwww
お察しのとおり、
ブログ書く頻度は下がってしまっておりますが、
研修終えれば
業務の全体像つかめて
余裕が出てくると思いますので、
書くペースは戻したいと思います。
それまでは、
FB Liveとか、オンライン上でのサービスを
ご提供するように変更します。
最後になりましたが、
東日本大震災や津波でお亡くなりになられた方に
心から追悼の意を表しますとともに、
被災後仮設住宅で未だお暮らしの方、
原発事故関連で今までとは違う生活を
余儀なくされている方々に
心よりお見舞い申し上げます。
本当にやりたいことに専念するために
承ります！