こんにちは。
今日はテレビ業界の大きな転換点になりそうなニュースです。
フジテレビを傘下に持つ フジ・メディア・ホールディングス(フジHD) が、
「不動産事業に外部資本を入れる」検討を始めたという話です。
しかも場合によっては 完全売却もあり得る とされています。
◆何が起きたのか?
フジHDは現在、
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メディア・コンテンツ事業(フジテレビなど)
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不動産中心の都市開発・観光事業(サンケイビルなど)
この2本柱で経営を支えています。
ところが最近、本業のテレビ事業が大きく苦戦しています。
◆決算で明らかになった「テレビの赤字」
2025年4〜12月期の営業利益を見ると…
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メディア事業:253億円の赤字
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不動産事業:227億円の黒字
つまり、フジHDは今、
不動産の利益でテレビの赤字を埋めている状態です。
まさに不動産が「虎の子」になっています。
◆なぜ不動産を手放す方向に?
ここで登場するのが
旧村上ファンド系の投資グループです。
村上世彰氏の長女・野村絢氏らが率いるグループは、
フジHD株を買い増し、保有比率は 17%超 に。
そして彼らはこう主張しました。
不動産依存が、本業の成長投資を妨げている
事業を分離・売却すべきだ
つまり、
「テレビを立て直したいなら、不動産に頼る構造を変えろ」
という圧力です。
◆フジHDも方針転換へ
フジHDは要求を受け入れる形で、
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不動産事業に外部資本を導入
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場合によっては売却も視野
とし、財務余力を作った上で
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キャラクタービジネス
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ネット配信
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コンテンツ投資
などに資金を回す方針です。
清水賢治社長も会見で
企業価値向上へ、ある意味後押しされた
と語っています。
◆背景には買収防衛の難しさも
フジHDは買収防衛策を作ったものの、
発動には株主総会で過半数の同意が必要。
しかし旧村上ファンド側は、
議決権上限(33.3%)まで買い増す可能性を示しており、
「防衛策を発動するのは難しい」
という見方も出ています。
◆まとめ:フジHDは岐路に立っている
今回のニュースを簡単に言うと…
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テレビ事業が赤字で苦しい
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不動産が利益を支えている
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しかし株主(ファンド)が「不動産を切り離せ」と圧力
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フジHDは本業集中へ大転換を迫られている
という構図です。
不動産という安定収益を失えば、
経営立て直しは簡単ではありません。
フジテレビはこれから
「テレビ離れの時代にどう生き残るか」
本当の勝負に入るのかもしれません。