平野啓一郎氏が高市首相の“ドタキャン騒動”を痛烈批判
討論欠席をめぐる波紋と広がる政治的議論
■ 発端はNHK「日曜討論」の急きょ欠席
芥川賞作家の平野啓一郎氏が5日、自身のX(旧Twitter)を更新し、高市早苗首相によるテレビ討論の欠席騒動について厳しい批判を投稿しました。
問題の発端は、高市首相が1日に放送予定だったNHK「日曜討論」を急きょ欠席したことです。
高市首相は自身のXで、
支持者と握手した際に手を強く引っ張られて痛めた
関節リウマチの持病があり、手が腫れた
と説明しました。
しかしその一方で、同日の午後には岐阜県と愛知県で街頭演説を行っていたことから、「討論から逃げたのではないか」という批判が野党やSNS上で広がりました。
■ 「事前にキャンセル準備」報道でさらに炎上
騒動はこれだけにとどまりません。
その後の報道で、高市首相サイドが番組放送の2日前からキャンセルを準備していたと伝えられ、疑念がさらに強まりました。
さらに共同通信は4日、政府高官の証言として、
高市首相は出演の意向を示していたが、
木原官房長官の判断で欠席となった
と報じました。
この“責任の所在”をめぐる報道に対し、平野氏が強く反応しました。
■ 平野氏の厳しい批判コメント
平野氏は該当記事を引用し、Xで次のように投稿しました。
「そんなの、『いや、出演する』と本人が言えば良いだけだろう。
いざという時に、そんなことも決断できずに側近任せ?
そんな無責任政治を信任せよ、と?
茶番もいい加減にしてほしい」
この投稿は瞬く間に拡散され、支持と反発の両方の声を集めています。
■ これまでも続いていた平野氏の政権批判
平野氏はこれまでも高市内閣に対して、たびたび批判的な意見を発信してきました。
1月21日には、衆議院解散の発表に対し、
有権者が良識を示すべきだ
と投稿。さらに1月26日には、選挙で敗北した場合に「即刻退陣する」とした高市首相の発言について、
退陣してもらいましょう。墓穴解散として歴史に残る
と辛辣な見解を示しています。
今回の発言は、こうした一連の批判の延長線上にあるものと見られます。
■ 問われる政治家の説明責任
今回の騒動は、単なる欠席問題にとどまらず、
政治家の説明責任や意思決定の透明性
をめぐる議論に発展しています。
首相本人の健康問題、側近の判断、そして事前準備の有無――。それぞれが複雑に絡み合い、国民の不信感を招いている側面も否定できません。
選挙を目前に控えたこのタイミングで起きた騒動だけに、今後の対応や説明が政治的評価にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まりそうです。