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郵政カブ不動修理その① ぱんちゃ~君奮闘記

良い気候のつづくこの頃、7,8月の忙しい家族行事も過ぎてやっと自分の趣味等に時間を割く余裕が出来てきた。 

 

9月も中旬に近く、札幌は秋の気配が漂う。 朝晩の気温はそろそろ一桁台に乗る勢いだ。 空はスッカリ秋空で高層に薄雲がたなびく。

 

当日はぱんちゃ~君と約束があり、朝から千歳基地を目指す、涼しい空気の為か6号機も調子がすこぶる良い。

 

当日の作業量を加味して早めに到着の千歳基地、栗の実がそろそろな感じだ

いつもながら楽しい作業が出来るのでここへ来るだけで幸せな感じがする。

 

作業着を着込んで待っていてくれたぱんちゃ~君、 さあ、直すぞ!と言った気迫が感じられます(本当?)

 

当日のお題はこちら”郵政カブ”、 これはぱんちゃ~君がどこぞから仕入れて来た車体でフレームはすでに入れ替え済だ。 

フレーム載せ替え↓

 

 

この後日に始動チャレンジをしたのだけれどエンジン始動ならなかった、

今回はその原因と対策の為に準備万端で挑む事になったのだ。

 

さて、こちらが始動しないエンジン・・

ぱんちゃ~君はカブ歴が長いのでそれなりに調べて悪いであろう部品を集めてあった。

逆に私はカブエンジンは全くの素人で、数日前にネットで大方を調べて勉強するあり様だ。果たしてお役に立てるのだろうか?

 

SNS投稿用画像撮影中のぱんちゃ~君、きっとカブ仲間がたくさん見守ってくれてい居るのだろう。

ぱんちゃ~君の目安では、タイミングチェーンやテンショナーロッド周りの不具合等でバルブタイミングズレを起こして始動できないのだろうという事でその周辺部品を一式購入したらしい。 その辺りは私も同意見だった

 

早速分解に取り掛かる、 タイミングチェーンやテンショナーはエンジンケース左側を開けるとアクセスできる。

何気に技術は進歩している様子でステーターカバーを止めるボルトは全て同じ長さの物が使われている、昔は長さの違うボルトがまちまちに使われていたので位置を記録しながら分解しなければならなかったのだが、これだと非常に楽だ。

 

前回の始動チャレンジでは点火と燃料吐出とエンジンの負圧は確認している、

なので、ステーターコイルはお構い無しだ。

 

タイミングチェーンを外す関係上、クランクを回してバルブを上死点位置に合わせる、そうする事でピストンとの干渉を防ぐ事が出来る 小さなTマークを覗き窓の切れ欠きに合わせればOK

 

そうしたらカムスプロケットを外す、こうする事でピストンのバルブ突きをふせぐのだ

 

スプロケットの歯等は良好、

 

ステーターのケースを取り外して行く、プーラー等必要な特殊工具もそろえてあった

 

テンションアームは対策部品へ交換、 テンションローラーも新品へ交換する、ゴム部分が新品は柔らかく、例えばチェーンの騒音等を低減する作用もありそうだ。

 

さっくりと周辺の部品、(テンショナーロッド、ロッド先端ゴム、タイミングチェーン、シリンダー部ガイドローラー等)全て組み替えて行く

 

最後にカムスプロケットを再装着する、

ここまでの作業では具体的にエンジンが始動できない程の不具合は発見出来ていない2人、テンショナー、ガイドローラー、タイミングチェーン、ロッドのバネ等は全く不具合を見出す事が出来ない状態、 タイミングも上死点マークがしっかりと定位置に合うので交換しながら2人で原因はそこではないと話しながら進めた。

とりあえず、新品部品を買ってあるので摩耗少な目ではあるけれど交換できるものは交換する決断をした。

 

さて、いろいろ交換成ったエンジン、 始動を試みる。

 

コメリで買ったエンジンオイルを入れる、900cc程入るらしい

 

この後エンジン始動に必要な最低限の補器部品を装着、バッテリーを搭載して始動にチャレンジ(車体はセル付き)

 

しかしながら、案の定、エンジンは始動しない・・。 

 

心配そうに見守る兄貴分のカブ 

始動チャレンジ中に気になる現象を確認できた、

セルを回すとエンジン始動しないが排ガス(燃焼済のガス)がブローバイの戻り菅から排出されるのを確認した、  と言うことは燃焼は起こっているがピストンを動かす力が働いていない、その状態でクランクケースにガスが逃げているということだ

 

しばしお茶とビスケットで休憩

 

と言うことで、ジャ~ン!!

ヘッド、シリンダーピストン周りを確認するために分解、

 

と、やっとここで不動の原因に行き着く事が出来た、

シリンダーには大きく縦傷がついている

 

ピストンはこのように激しく損傷、恐らくはオイル管理不足等で焼き付きを起こしたのだろう、ピストンリングの70%はシリンダー内壁を押えているため簡易的に行った負圧のテストでも圧縮不足を認定できなかったと推測、 

ぱんちゃ~君曰く”こりゃ~掛からないわ”  

まったくもってその通りでした。

 

不具合部分が特定できて気分も晴ればれの2人だった。

 

昼食後に跡片付けをして当日の作業は終了、  ”ホッと胸をなでおろす兄貴分カブ”

 

不具合の有ったピストンとシリンダーの調達は次回までのぱんちゃ~君の宿題になった。

 

 

また楽しい一日を過ごさせて頂きました。 ぱんちゃ~君ご苦労様でした。

 

原因が解って清々しい帰り道を6号機で行く、 大豆畑の向こうには恵庭嶽と樽前山。

 

とても有意義な一日だった。

 

パンダLifeはつづく

 

 

6号機デファレンシャル整備 その後

日本列島の中央辺りを梅雨前線が横切るような天気図の気候が続いている、

その南側や前線周辺部は猛暑や激しい雨の荒れた気候が続き、北側に当たる北海道では

例年通りかやや暑い程度の過ごしやすい気候が継続している、

車弄り趣味人には願ってもない日々だ、

 

こちらデフ整備直後の様子、天候もまだまだ涼しく27℃マックス程度だった

 

千歳基地へ往復して絶好調の6号機、オイル漏れはあるもののデフサイドベアリングの交換でミッションからの音が消えて大満足

 

デフに絞っての作業で周辺のOリングやオイルシール等は一切交換していない、その為恐る恐る開けてみたフライホイールカバー内部だったが、カラカラの良好な状態は継続。

 

適宜にレリーズベアリングには注油してあるが、状態は分解前のままで良好だった。

ーーこの後問題無く日々を過ごすのだが・・・・

 

 

かれこれ2週間程経過、こちら気になる画像

 

毎日ミッション周辺からオイル漏れする、所謂イタリア車状態になっている

それも10円玉程度のシミが出来る程度なら良いが、直径15cm程の円が出来てしまう状態になった。 これはイタリア車にしても少し多めの漏れ!?

 

早速下から確認するとドライブシャフト右側付け根部分は完全に乾燥している、

ブーツから数滴の漏れはあるようだがそれは持病の様なもので問題視していない。

 

一方ドライブシャフト付け根左側、こちらが問題の原因の様子で青丸の部分に油滴が付いている、一方赤丸のブーツ側の取り付け部分は乾燥状態で、オイル漏れはドライブシャフトブーツの取り付けプレート左側とミッションの隙間からきているのが解った

ーーー何年か前の整備後にも同じ位置からオイル漏れを起こして修復作業をしている

 

早速入れたばかりのミッションオイルを抜いて行く

ーーー比較的簡単な作業でドライブシャフトを抜いてプレートを外して液体シールを塗布しなおすだけでいい

 

サクッと取れたドライブシャフト、 ブーツ左は良好でオイル漏れもない

 

取り外したプレート、中央のデフベアリングのリングを抑える機構を兼務する

ーーー明確なオイル漏れの跡は今回発見できなかった

 

未だ新鮮な液体ガスケットを綺麗に取り除いて行く、

 

こちら愛用の液体ガスケット、ベンガラ色は確認しやすく良い

 

綺麗にガスケットを除去して入念に脱脂する

ーーー今回の漏れの原因は推測ではあるが”脱脂不足”、 急いで組み付けたわけではないが気を抜いている間にタラりと一滴オイルが漏れた上に液体ガスケットを塗布した可能性は否定できない

 

今回はパーツクリーナーで入念に脱脂後、瞬きせずに見つめながら液体ガスケットを塗布してすかさず留め付けた!! 

 

周辺部品を組み付けながら適宜に確認作業も進める、 こちらナックル下のボールジョイントはブーツがつぶれて内部グリースの状態が確認できないのであけてみた。 内部にはグリースが適宜に残って良好な状態を保っている

 

古いグリースを除去する、遊び無く良好だがもう少し手ごたえが(抵抗)が欲しい所、

 

グリースを入れなおして組み付ける、 

ーーー当日はそれまでにして、塗布した液体ガスケットの硬化を待つ、

 

さて、用事があって中2日経過、この日も好天の一日、気温は26℃

 

スッカリ硬化したであろう液体ガスケット、 ミッションオイルを入れて行く

 

オイルは入れたばかりという事で抜いたものをフィルターで漉して再利用する

抜けた量は1,2l程度、それに100cc程を加えて入れなおす(ミッション内部には車体を傾けている事で200cc程の残っていると推測)

ーーー早朝の作業で外気温18℃まで下がっているため湯煎してから入れる

 

つい先日の作業の繰り返しだ

 

ろ紙で漉したオイルは綺麗な状態に復帰(もともと汚れも見当たらない状態だった)

 

全部入れたら車体を水平まで下げて注油口から余分を排出する、(100cc程出たので結局抜けた分を入れなおした計算)

さて、当日はKさんのお墓の清掃等の為岩見沢市まで往復の110kmと周辺の栗沢町、長沼町を走って帰宅した、 総行程で300km程になったはず。

 

更に翌日、 気温上がって28℃、やや湿度のある一日、

 

漏れは止まったのか?

 

っと、オイル漏れは完璧に止まりオイル染みは無い、

組付け時の脱脂の重要性を実感する。

 

上部の点は右ドライブシャフトブーツからの滴下でこの程度は織り込み済みだ、

涼しい内にリカバリー出来てよかったと思う事にする。(もう少し注意するとこの2度手間は無くても良かった)

 

パンダLifeはつづく

除雪機の”吹雪”走行ギア整備 "分解編" ぱんちゃ~君奮闘記

7月も中頃、台風から変わった低気圧が通過した関係で湿潤の北海道、

それでも気温は30℃前後と昨年の様な殺人的(35℃位でそう言う北海道人をお許しください)暑さにはならない今年。

 

いつもと違う空写真、 千歳基地の空だ。

7月初旬のまだ涼しい頃に何かして遊ぼうと約束してあったが、生憎涼しい日々は過ぎて30℃の暑い日が訪れてしまった、 まあ、夏だからね。

 

エアコン取付以来の久々の千歳基地事務棟(ぱんちゃ~家) まったく変わりなくそのまま時が止まった様。

 

当日は除雪機の”吹雪”を整備して遊ぶ予定になっていたのだけれど、前日丁度、今春設置したエアコンから水漏れが発生したとの連絡が来ていたのだ、良いタイミングだけれどよろしくない。 さてその問題を片づけてから”吹雪”整備をする事になった。

ーーー 一見問題なさそうなエアコンユニット、観察するユニット右からドレン水が漏れているのがわかる

 

こちらの写真は4月にエアコン設置直後に撮影した画像、エアコン本体の傾きやダクトの水勾配、一見すると問題無く綺麗に設置出来ている様に見えるが?

実は我々はこの時ミスを犯しているのだ。

ーー設置時、初めは水準器を使って水平を計測してエアコン背板を設置したが、どうも天井面に比べてあまりにも傾いてしまって何かがおかしいのが判明した。 ぱんちゃ~君と協議の結果、設置のエアコンが斜め過ぎても見栄えが悪いのと、水準器が正確でない可能性を加味し、”天井面を基準に”作業を続行した。(!)

エアコン水平は天井からの距離を計測して天井面に平行かやや左下がりに取り付け、

ダクトはエアコンの取り出し部高さを天井面から計測、それより3cm低い位置で壁に穴あけを行った。

          これが大きな間違いなのを2人知る由もない

 

何かドレンパイプに詰まったか?といろいろと調べるぱんちゃ~君、

その後、”ぱんちゃ~家の闇”を発見してしまう.....

 

改めて水準器をダクト部分に乗せて確認すると、このどう見ても左下がりの状態でほぼ水平か右下がりである驚愕の事実を理解する二人、エアコン本体に至っては右下がりで逆勾配であるのが判明。  その理由は”ぱんちゃ~家”(千歳基地事務棟)が大きく傾いているから・・・。 

ーー 化粧ダクトの勾配はエアコン取り出し部分から3cm下がった位置に外壁貫通穴をあけているので計算上は推奨の100分の1よりも大きく50分の1であるはずだったが、基準の天井面が50分の1以上の勾配で右へ下がっているのを誰が予想できただろうか?

     天井を水平として水準器の精度を疑った2人、やらかしました。

 

幸い天井までは7cmと最低設置隙間3cmにまだ余裕があるのでエアコン本体を少し上に設置しなおし水勾配をとる、水平は水準器で計測する事にする。

正確には2,5cm程本体を上に上げて設置、

ーーー 天井面に比べてこの背板の斜め具合をご覧ください・・・ これが水平です。

 

すったもんだしながら設置しなおしたエアコン、天井からは大きく傾いている様に見えるが天井との隙間が4,5cmまで狭まったのであまり目視出来なくなり、結果傾きは目立たない状態になった。 今回はドレン試験もして水の排出を確認して完了。

素人DIYとは言え、大きくやらかしました。 

ーーーそもそも論に成るが、4月の設置時点で排水試験をするべきだったのでは?と。 

やっぱり素人だな。

 

 

さて、そんなことに1時間程時間を取られてしまってやっと当日のお題の”吹雪”整備に入る、予報通り日差しも出て気温は急上昇する

 

Honda HS970 Honda除雪機ヒストリーからの引用では1989年のHS870sを基本設計に1994年にエンジンを9馬力にUPして発売されたモデルだ。 整備後は問題なく稼働しているが一度だけオーガーベルトが外れる不具合が在ったそうだ、 極めて優秀と言って良い。 シューターが1段タイプでハイト調整も足踏み式なので極初期のモデル、正確には99年までに生産されたモデルらしい。

 

千歳基地奥には流星号が静かに眠る、我々の守り神だ。 このまま流星にならない様に。

 

今回の作業はHST機構の脇にある本体のサブミッションの整備、 奥まっていてなかなか整備されない部分で30年以上経過した機械では寝耳に水的な不具合が発生する個所になっている(ネット情報)、 吹雪も解体屋に長期間放置されていた経緯もありそのあたりの整備は必至であると認識していたが使用開始から2年が経過してしまった。 もうやらないと危ない状態と推測している。

 

分担して作業を進める、2人で分解すると早い1時間程でエンジンもオーガーも分離出来た、オーガーとハウジング、それにシューター内部等は再塗装予定なのでいずれにしても分解して置く。

 

ここで一旦休憩、30℃前後なので水分を補給しながら休む

ーー今年は実付きのよさそうな栗の木、 ぱんちゃ~君の家では2代目に当たる、先代は枯れてしまったが日当たり等、栗の木が好む場所なのが解る

 

設置しなおしたエアコンで室内を冷やして置いたので点検を兼ねて涼しい室内で休憩、問題ない様だ

 

さて、休憩後パズルの様に本体を分解して行く、

当日はサブミッションにたどり着くのが目的、 

ーーーシャフトが抜けるのか?などと観察しながら作業を進める二人、

この後、ケースサイドが分解できるのを発見する、 パズルの様なものか?

 

たどり着いたサブミッション内部、  参考にしたブログ等の状態程では無いがほぼカラカラで不具合発生までは時間の問題だっただろうと推測する

 

微妙に水分の混入もあった様子で錆も発生している、

ギア類の確認の為、劣化グリースと錆の混合物を洗浄する

 

こちら洗浄後、 樹脂カラー類の摩耗とギアと軸の2点の不具合を特定した

 

本来カクカクのギア中央スプラインはなだらかな山形状まで摩耗している、スプラインを摩耗させた原因は混入した水による錆、ギアの一部も錆ている

 

ギア中央のスプラインが錆で山が小さくなりつつあるのとそのスプラインが切られた軸の方も錆で摩耗している、  負荷が掛かった時にこのスプライン山がプルンと欠けて走行不能に陥るのだ。 また樹脂カラーの摩耗でギアが奥まで嵌っていないトラブルもあり、観察するとスプラインの半分程度までしか仕事をしていない、ギア側スプラインの形状からはスプラインの四分の三まで嵌る構造だが、画像では半分しかかかっていないのが解った。  

ーーこのまま使用を続けて1月の厳冬期の大雪の日に不具合が出たならここまで分解して対処できたかどうかは不明、勢い買い替え等の手段に出てしまうだろう。

 

ギアボックス内の交換必要部品やその他のベアリング、HST機構の軸周りのオイルシール等を洗い出して発注し次回の組み立てに備えることにする、

ーーひと段落付いたので昼食の二人、 奥様の多恵さんが当日は不在ということでコンビニのサンドイッチと唐揚げで済ませる

 

恐らくは9月頃の良い日まで動かせない”吹雪”は千歳基地の片隅にまとめて収納する

 

こちら、不具合のギアと切れたガスケット、入手できるかどうか?私の宿題。

ぱんちゃ~君はベアリング5点とオイルシール2個が宿題となった。

 

撤収と清掃作業のぱんちゃ~君 えらいぞ!

 

帰り間際には奥様の多恵さんも帰宅されてお見送りいただいた。

ぱんちゃ~君楽しい一日をありがとうございました。

 

つづく

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