昨日の精神編に続き
ストレスの感じ方 その2 身体編について考えたいと思います。
ストレスの感じ方 その2 身体編について考えたいと思います。
おさらいですが
ストレスとは
1 .(重みでかかる物理的な)圧力,重圧
2 .(精神的な)圧迫感,ストレス,精神的重圧
(新英和中辞典 第6版 研究社 より抜粋)
とされています。
僕はここに一つ
3.(身体的な)圧迫感、侵害感、触覚
を追加したいと思います。
これが今回の題材、身体的ストレスです。
身体的ストレスですが
数値的には辞書的な物理的圧力と等しくなります。
これはほぼ間違いありません。
しかし…
セラピストとして実感する身体的ストレスは少し違います。
誰かに身体を触られた時に感じる圧力は触る人によって異なります。物理的な圧力が同じ場合でも、です。
触診や手技が上手な人は相手にストレスを感じさせません。触れる圧力が同じでも、触れられる側がストレスに感じなければ、身体的な圧迫感はなくなります。
僕の考えですが、身体的ストレスは物理的ストレスと精神的ストレスの要素を持っています。
強い圧力がかかっても、相手の抵抗を生まなければ、ストレスにはなりません。
触って相手が固くなるなら、精神的ストレスがあります。逆に相手が緩むならストレスはありません。
身体的ストレスは精神的ストレスに左右されます。
精神的ストレスを生まないためには大きく二つの条件があります。
・触る側が緊張していないこと
(身体のノイズは身体を緊張させます)
・触られる側が同意(受容)していること
(相手の反発については触れる極意参照)
よく言われることですが
触れる側が身体を整えておくのは相手のストレスを減らすためにも必要です。ストレスがなければ治療やコミュニケーションもうまくいきます。
身体を整えて相手と戦わない、そうありたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!