お掃除中にティータイム?寮生活に不自由は色々あるが、週に一度クリーナーすなわち掃除のおばさんが各部屋を含む寮全体を掃除してくれるのは、手間が省けてかなり楽チンだ

午前9時を過ぎると、ほとんどの学生は授業に出て寮はほとんど空っぽになる。
その間に掃除が行われるのだが、たまに用があって寮にもどったりすると、お掃除のおばさんたちが掃除道具をほっぱり出してティーとおしゃべりに興じていたりする

最初はかなり驚いたが、そのうちに、良い悪いは別にしてそれにも慣れっこになる。
で、しばらく後。
一人の学生が言った。
「なんか最近、私のフードストックに入れているティーバッグが減ってる気がするんだけど…」
そう、お掃除のおばさん達、学生のティーバッグを適当に拝借して、ついでにマグカップまで使っていたんですね。
そう言えば私のマグカップも…
全然違う場所に移動していたのは掃除のためではなかったのね…

まぁ、お掃除のおばさんにティーを飲まれるぐらいは大したことではないんだけれど、留守中にパソコンが消え、その中には何カ月もかけて書いた論文が入っていて、さらにバックアップを取っていなかったという悲惨な話もある。
その場合はたいてい1Fの部屋で、窓ガラスを割って何者かが侵入というケースが多かったと記憶しているが。
だから、学生は皆パソコン管理には神経を使っていた。
都合で寮を空けるとき、パソコンをスーツケーるに入れて鍵をかけクローゼットの奥深くにしまいこむ。さらにはそのスーツケースを寮にいる友達に預ける。もうひと押しして、少々荷物になってもリュックに入れて持って行ってしまう、等々。
一歩日本を出れば頼れるのは我が身だけ。
自分の身は自分で守らねばならない。
常におこりうることを想定して、事前に最善の策を立てておけば災難に見舞われる可能性はかなり低くなるし、何より心の安寧が保たれるというものだ

充実した留学生活を送るには絶対に必要な心がけなので、どうぞお忘れなく

つづく
