髪を切り、アッシュ・グレイに染め、メガネを角形から円形にかえ、
麻薬売りおじさん風からセクシーで健康的魅力あふれる青年風になった
新生ザ・井上ポルノのお披露目のため、
本日、夕刻、下北沢で、移動書店・ポルの堂、開店。

さあ、みんな、もう怖くないだろ?

笑顔が、まぶしい。

水面に、もしオレが映ってたら、
きっと見とれ、思わず、落ちてしまう。
そんな容姿。

秘めてるものが、あったんだな、オレ。

こりゃ~、本も売れるし、チラシもはけそうだわい~~!

レディ~ス・アンド・ジェントルメン!
ウェルカム・トウ・マイ・ブックストア・イン・シモキタザワ!!!
アイム・ザ・ニュー・イノウエ・ポルノ!

シ~~~~~~~ン。反応無し。

おいおい、どうした、みんな~。
近寄ってきなよ、今夜だけの恋人になってやってもいいゼ。

シ~~~~~~~ン。

な、なに、みんな、前の方がよかった?
ね?
もしかして、マンガの読み聞かせしてくれるここ(下北沢)の
有名人とキャラが、かぶってた昔の方がよかったの?

シ~~~~~~~ン。

やばい、固定客もスルーしっちゃてるっ…。

なんとかしなきゃなんとか……あたふたあたふたあたふた…
ヘルター・スケルター…。
前に戻る呪文は、呪文は…アブラカタブラ、色即是空、
テクマクマヤコンドーム……


惨敗。

か、に思えた。

が、ピンチに強いのが新生ザ・井上ポルノ!!

ニュー・キャッチコピー、思いつく。

これだ!

「ワタクシ、有名なプロの漫画家でございます!
世田谷区を代表するプロフェッショナルな漫画家でございます~~!
キャリア15年以上を誇るプロの漫画家でございます!」

セ~~~~~~フ!
《プロ。プロフェッショナル。》が効いた!

前を歩くお客さん、苦笑に次ぐ苦笑。

ポルノ、地球を救~~~~う。ははははは。

フ~、漫画は売れずとも、チラシは、はけるだ~。
(計22枚)

よ~し、名は売った。

帰ろ。



しかし、しかし、このままじゃ、いかんな…。新基軸だな…。
やっぱ、やるか、路上読み聞かせ劇…。

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-新生ポルノ1
井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-新生ポルノ2
地元、地元と世田谷巡りが続いたので、
本日ひとまず地元を離れ営業。

かわいい子には、旅をさせろだ。
ブックス、ビィ・アンビシャス!
いいな、[Oh,No!なんね~]。

そこで、目黒。

フフフ、さっそく、駅横に書店発見~~~!

ん、ココは…?!
以前売り込みを断られた書店チェーンだ!

やべぇ、やべぇ。

逃げるように別の書店へ向かう。

よし!ここにするか…って…。

な、なんか暗いな…この本屋さん…
これじゃ、売れそうにないな…。
っていうか、きちんと売ってくれそうにないな~…。

え~い、まだまだいっぱい本屋さんは、あるだろう~。
別の店にしようっと。

ポルノ、完全誤算。

別の店、なかなか見つけられず。

どうにかこうにか、見つけた古本屋さんも、
まるで本の惨殺現場。無惨。

ひえ~~~~~!
お金出すから、置かせてくれといわれても…
お断りだゼ~~。

ダ~~~~~~~、猛ダッシュで、お隣、祐天寺へ。

行かなきゃよかった…。

ここでも、全く、売り込めず。
自信がどんどんフェイド・アウト。

どうした、ポルノ~~~しっかりしろ~~~!!!

だって、だって、だって~~~、
どこもゾンザイに扱いそうなんだもん(泣)
かわいい、かわいいボクの[Oh,No!なんね~]ちゃんを~~~。

ここで、やっと気づく。

やばい…。
オレ、拙著[Oh,No!なんね~]にすっかり過保護になってる。

地元で、可愛がられすぎたからだ…。

ったく、世田谷区が~、
ほどほどに可愛がれよ、オレのコトは~。

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-本
歩いていければ、地元と呼べよう。

ということで、まず、サザエさんの町として有名な
桜新町まで経堂より歩く。

「サザエさんの横に拙著並べてもらおうかしらん。フフフ」

ちなみに長谷川町子さん、4コマ作家で、九州人。
ポルノもしかり。

運命を感じる。

ハァハァハァ。
思ったより距離があったが、どうにかこうにか、
やっと、地元、桜新町にたどり着く。
ハァハァハァ。

「よ~し、本屋さんにアタック!せ~の!CCレモン!」

威勢だけは、よかったのだが、いくら探せど
駅付近に本屋なし!!
(あるのは、地元優遇が期待できそうにない
TUTAYA、BOOK OFFのみ。)

え~い!
取りあえず水分補給じゃ~~~~。ゴクゴクゴクゴク~~~。

(メロディは、アレで。)
本を売り込もうと町まで~出かけたが、
本屋が、ゼロです。愉快なポルノさん
みんなが、笑ってる~お日さまも笑ってる~
ルルルルルル 今日も半端じゃない天気~~~~

クソ~~~~~~~!


気を取り直し、次の地元・駒沢大学へ。
(…めげて、電車で…。)

駅を出てすぐに本屋さん発見!

「ウキャ~~~、ご近所作家のザ・井上ポルノと申しま~~~す!」

好感度20%アップ・おどけキャラで飛び込むも、
担当さん不在。明日、出社。

おいおい、おじさん、無理してんだから、
いて下さいよ~、担当さん~~。

んじゃば、他の本屋さん探すとするか。

で、ここも付近に本屋さん無し…。

はは~ん、駒沢大学の学生さんたちは、IPADか~。

時代の潮流を肌で感じ、次なる地元へ…

いやいや、待てよ。本屋さんが少なすぎだな~
新玉川線沿線の世田谷は。
このまま、営業続けてると地元嫌いになりそうだしな~。
ここは、一気に多摩川越えといくか…。

というわけで、大学時代のオレの遊び場、
神奈川県川崎市の溝口へ。

「うわ~~~、変わったな、溝口。
すっかりおしゃれな町になってんじゃん…。」

圧倒されるも、駅近くに、立派な本屋さんを発見。

うむ~、いくらなんでも、ここでは、地元の漫画家とはいえまい。
甘えず、真摯(しんし)に、いつもの営業スタイルに戻るしかないな。

「ど~も、かつて、ご近所(二子玉川)に住んでた漫画家なんですけど、
もと地元ということで、拙著置いて頂けないでしょうか?ハハハ」

《もと地元》が、少しだけ効いた。

「すみません。本部通して下さい。」

担当さん、頭に『すみません』つけてくれた。

あ~~~~~戦略ミス~~~~、歩けば歩けないことない距離だよな、
溝口ぐらい~~~~、はっきり今も地元だっていえばよかったぁ~~
ったく~~~~!

ブツブツいってお店を出ようとしたら
特設コーナーに山積みにされている単行本群が目に入る。

天体戦士サンレッド。

え?なにこれ?

溝口を舞台にしたマンガ~で、
テレビ神奈川でも人気~。
地域振興で、川崎市も全面バック・アップだって~。

すごい、あるんだ、こんな地元マンガが…。

フ~~~よかったぁ、もと地元だっていってて。
これには、負けますよ。いくら歩けるたって。

いや~~、しかし、こりゃ~~、いいものをみたな~~。

オレも地元、経堂とタックを組んで
経堂マンガ作ってみるか~。

ヒヒヒヒ。売れるぞ~。

本日、実り多し。

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-たまご天使