なんでも一番を決めたがる


人でも本でも音楽でも想い出でも

様々なカテゴリーの中で

「一番はやっぱりこれ」

というものを決めたがる


HOME志向が強いと思う


ただ何をもって一番といっているかは不明確

明確な基準があるわけでもないし指標があるわけでもない

要はこれが「一番」って自分で決めちゃっているだけ

でも一度一番って決めたら順位が入れ替わることはまずない

後から現れるものは一番を越えられない

そう考えているからすでに公平さを失っている

新しいものの価値を素直に受けいられないというマイナス面もある

でも一番があることで物の見方が安定する

一番を決めてそこをHOMEにする

HOMEがあるからこそ別のジャンルも覗きにいける

どれだけ遠出しても帰るところがあるというのは強い

安心感があり落ち着いて自分なりの基準で物事の価値を吟味できる


たとえば本であれば一番は「7つの習慣」だと考えている

これはもう一番と決めているから死ぬまで一番だと思う

ただ、一番だからといってずっとそればかり読んでいるわけではない

7つの習慣をHOMEとしていろいろな本を読んでいる

良い本は他にもたくさんあるし影響を受けるものも数多くある

でも最後はやっぱ7つの習慣に帰ってくる

もう一度読むとやはり一番の一番たる所以が深く染み渡り

「やっぱこれが一番だな」と思える


マンガでも俺は「シャカリキ!」が一番だと決めている

面白いマンガは他にもいくらでもある

色々読んでみるけど

やっぱり最後は「シャカリキ!」が一番だと感じられる


音楽もGreen Dayが一番好きだけど

別に毎日聴いているわけじゃない

むしろ他の音楽を聴いていることが多いけど

なんだかんだ最後はGreen Dayがやっぱ一番



俺の場合

一番があることで物事が安定して見れる

一番を徹底的に深堀りして一つの「学」にまで昇華させる

そうすることで自分の哲学が出来上がっていく

その一つ一つが血となり肉となり俺をつくってくれる

一番は簡単には決められないけど

一番を決めることは自分を決めるということ

一番は大切な価値観を示してくれる

一番は決めることで一種のカリスマ性を帯びてくる

そこには誰の意見も入ることのない完璧な自身の思考と志向がある


一番を決めることで本当に良いものを受け入れられなかったり

固執してしまい視野がせまくなってしまったり

壁をつくってしまったりして

いい事ばかりではないけど


それでも俺はHOME志向がいい

HOMEがあることで安定できる

死ぬまでにたくさんのHOMEをつくっていきたい


人は2度死ぬ

1度目は本当に死ぬとき

2度目は生前のことを知っている人が全員死んだとき

2度目の死は人によって大きく異なるだろう

7つの習慣を書いたスティーブン・R・コヴィーは
次世代に残せるのは「大いなる遺産」だと言っている

遺産とは4つからなる

生きること
愛すること
学ぶこと
貢献すること

死ぬまでにいかに生きたのか
死ぬまでに誰を愛することができたか
死ぬまでに何を学んだのか
死ぬまでにどれくらい貢献することができたか

この4つによって2度目の死の
年月も意味も大きさも異なってくるだろう

自分の存在を遺産として残すこと
それが1度目の死までにするべきこと
その遺産がどれだけ多くの人の心で生きられるか
それが2度目の死を決める
GreenDayが好き
彼らの音楽を何回も何回も聴いた
それこそ擦り切れるほど聴いている
もはや自分の一部となるくらいに

GreenDayなしには俺の10代は表現できない
その中でも好きな歌がいくつもある
Top3に入るのが「The Grouch」
Grouchとは日本語で「愚痴」のこと
辞書で調べてその言葉を見たとき震えた
そして頭の中で「The Grouch」という曲の
意味が一つの物質になるように急速に収斂していった

TheGrouchはココロの底を代弁していた
むしろその曲と同化したいという想いから
こじつけのように重ね合わせていたのかもしれない

小学生のときはプロ野球選手になるという大きな夢があった
中学生で現実を知り、なれないとわかった
でも皆で一つのものを追いかけ充実した楽しい日々だった
高校での俺はいつまでもその思い出を引きずっていた
CMで「高校受験は人生初の分かれ道」というようなのがやっていたけど
みなが散り散りに各々の道を行くのが悲しかった
小さい子が暗くなってきたからもう帰らなきゃいけないのに
まだ帰りたくないとダダをこねるのと同じだった

思うようにいかない毎日に
無性にむしゃくしゃし
しかしまたとめどなく流れて行く今日と
当然のように来る明日の繰り返しに
精神は深く沈んでいった
喪失感と怒りが
過去を必要以上に輝かせ現在の闇を深くしていた
当時の精神は晩年を迎えた
一つの区切りをつけようとしていた
そんな晩年の気持ちがThe Grouchにはある
愚痴と題された詩は俺の叫びだった
The Grouchを聴くことで精神は浄化される
前向きになるとか気持ちを沈めるとか
そいった何かを期待するのではなく
聴いている間の刹那的な感情
ただその感情はやはり愚痴の感情に似ていたのかもしれない
そこがGreenDayをさらに好きにさせる要因なのだろう

なぜこの詩はこんなに響くんだ!!

The Grouch

I was a young boy that had big plans
Now I'm just another shitty old man
I don't have fun and I hate everything
The world owes me
So fuck you
Glory days don't mean shit to me
I drank a six pack of apathy
Life's a bitch and so am I
The world owes me
So fuck you

Wasted youth and a fistful of ideals
I had a young and optimistic point of view
Wasted youth and a fistful of ideals
I had a young and optimistic point of view


大きな夢を持った青年だったけど
今じゃつまらないオヤジさ
楽しくないし何もかも憎い
世の中は俺に何かするべきだ、ファックユー
栄光の日々がどうしたって言うんだ
俺は無感動を6パック呑んだ
人生はくだらないし俺もそうだ
世の中は俺に何かするべきなんだ、ファックユー

無駄になった青春に拳いっぱいの理想
俺だって若くて楽観的な見方を持っていた
無駄になった青春に拳いっぱいの理想
俺だって若くて楽観的な見方を持っていた