9月下旬に予定されている北アルププスの八峰キレットへ参加される
@@さんと西黒尾根を登って来ました。
一言で言うと・・・
下部の樹林帯は蒸しぶろ状態
中間部から上は岩尾根に諸所で鎖もある岩稜帯ですが、
尾根のため若干の風が有り、助かりました。
そんな標高差1200mの尾根を@@さんもシッカリと登り、
自信をもって参加されるようになったことと思います。
7時25分登山開始となりました。
ブナの樹林を登り、後続の人が登ってきたら・・・
「どうぞ、どうぞ!」と道を譲り、マイペースを崩さないように足を前に出します。
今回のは水分とエネルギー補給がテーマ
歩きながら水を飲めるプラティマスも準備した@@さんは
しっかり後ろに張り付いて登って来ます。
ゆっくりと・・・30分、1時間・・・、「水は少しずつ回数を多く摂りましょう。」
そして2時間ほど一気に登りました。
「この辺でエネルギー補給ですかね!」
7時頃に軽くおにぎりなど食べてから登り始めたので
そろそろ3時間は経ってます。
今回の様な登山では、エネルギー補給もとても大事ですね。
どっかりと腰を降ろしておにぎりにかぶりつきます。
7時に1個、9時半に1個、そして山頂で1個食べる計算でやや大きめを持参しました。
ようやくスキー場より高い位置まで登って来ました。
ロープウエイは有難いですね!と@@さんは言ってました。
樹林は蒸しぶろ状態とは言いながら、やはり山中ですので
休憩しているとす~と涼しく成って来ます。
今回私はコーラも持参しました。
コーラは糖質がたくさん含まれて500mL1本でご飯一杯分はあります。
水分補給と糖質も摂取出来ますので、時々そんな作戦もとります。
そして段々と岩が出て来ます。
そろそろ分岐に到着?
鎖の登りも安心して見ていることが出来る@@さんシッカリ安定してます。
また別の話ですが、今年の岩トレに参加くださったAAさんご夫婦は、
2年前に二人でここに登りに来たが、鎖場を見上げて・・・
断念して下山したと言ってました。
そして岩トレに参加して練習、ご自身でも練習されて
昨年見事に西黒尾根を登ったと話してくれました。
この鎖場かも知れません。
お二人で立ち向かった姿が目に浮かぶようです!
そして・・・
ようやく
第一の目標物の分岐まで到着出来ました。
誰も居ません。
その昔、ここは景雪小屋という小屋が有った場所
そして現在ある厳鋼新道と今は廃道となってますが
西黒沢のガレ沢からも道が有った交差点だと
古い本に記されてあります。
色んなドラマがあったのでしょうね!
チョット達休憩をして、すぐ歩き出しました。
今までずっと雲に覆われていましたが、
時々景色が雲間に見えることもあります。
「見えた~!」
@@さんは6月に天神尾根から登りましたが、その時は
全くの雲の中で展望など無い登山でした。
マチガ沢と一ノ倉沢の間にある東尾根が見えて来ました。
ギザギザはマチガ沢の支沢のシンセン沢上部シンセン岩峰です。
そして山頂から下がっている支尾根も見え始めました。
「良かった~!すごいすごい!」
雲はいつも幻想的な景色を作ってくれますね。
登って来た痩せ尾根
この辺から岩場となります。2回目の小休止はこの辺でした。
そして
大きな岩を右に巻いたり左を登ったりします。
この辺は動作は簡単な岩場ですが、
落ちたら奈落の底へという個所が時々出合います。
「ここは危険、絶対に落ちてはいけない場所で~す。」
岩トレに何度か参加した@@さんはシッカリと岩を掴んで
そして一歩一歩足場を選んでます。
「掴む岩も大きくて、足を置く岩も大きいので安心です。」
確実な三点支持が自然に出来てました。
良かった良かった!
「靴底の泥は悪いことをします。スリップに注意ですよ~!」
ザンゲ岩は大きな大きな一枚岩が目印です。
そして・・・
山頂エリアにある方位板が見えました。
ココからは@@さんは少しだけ遅れが見えました。
もう安心して、
気が緩んだのでしょうか。
ガンバ!
5m、7m、そして10mと遅れが目立ち始めた頃
山頂へと到着出来ました。
「12時8分で~す。」@@さんから教えて貰いました。
7時25分発で2回の休憩、そして12時8分到着です。
2回の休憩時間を差し引けば概ね標準コースタイムです。
やりました!
頑張りました!
汗で濡れた髪の毛が頑張った証の様でした。
「4時間もの登りっぱなしの西黒尾根は不安です!」
メールでは何度も「大丈夫でしょうか?」と尋ねてきた@@さん
「頑張りましたね!」と言うと
「やった~、褒められた~!」と嬉しそうでした。
この景色に感動してくれて良かった!
小屋の端にあるベンチで昼食としました。
昼食時には空も晴れたり、展望も時々望めました。
平標へ続く尾根を見て・・・
「行ってみたい!」
ポツリポツリと雨が降って来ましたが、
下山開始する頃にはまた止んで良かった。
「帰りますか?」
登って来た西黒尾根
長かったですね!
諸所で休みながらゆっくりと、ゆっくりと天神尾根を下って来ました。
あれが今日登った尾根です。
「嘘みたい!」
「あそこを登ったんですか~?」
@@さんは・・・
自分が登った尾根を見て信じられない様子、
そしてロープの確保も無く、
自分の足と手で頑張ったその形を記憶に刻みこむように見入ってました。
下山途中は2回ほどどっかりと腰を降ろしたりして、休憩時間も少々長めで・・・。
尾根を回り込んで見えてくるこの景色・・・
やった~!
スキー場周辺は、既にススキがあちこちに・・・
お疲れ様でした!
山ってやっぱり 良いもんですよね~!
登山・トレッキングのガイド「風」 (HPも宜しくお願いします。)
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「風」のガイドプラン ← (こちらも宜しくお願いします。)
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