5月も後半に成ろうとしている頃、
新緑の裏妙義で岩稜トレーニングを兼ねて
1日岩と鎖を登って来ました。
参加された皆様は、
日和田山などで何度も岩トレを実施してきた皆さんです。
十分に実力は付いて来ている頃での裏妙義となりました。
歩き出してすぐに鎖が出現します。
今朝の雨でより一層滝の水量もあり、微妙な状態のため、
ロープで確保して登り、一息つきましたが、
風が適度に吹き、良い状態となっていました。
5月の風は晴れの日なら心地良いですが、
雨なら辛い風となります。
そして今回は新緑も加わり、日陰を登ることが出来て
今までであんな快適な登りの裏妙義は初めてでした。
登山開始から3時間少々で到着しました。
ここで行動食を摂りました。
行動食を摂るときには全員が一緒に取りたいですね。
1人が食べないでいると、次の小休止も休憩が長くなります。
今回のコースは行動時間が8時間を超えますので、
経過時間が気に成ります。
ここまで登って来てようやく丁素の頭が見えて来ます。
まだまだ先です!
これから先は・・・
危険な個所は継続するため、休憩も出来ません。
そして突然現れるこんな鎖・・・
上部でシッカリと固定されているのか分からないまま
体重を預ける時も有ります。
(基本は岩を登り、鎖は補助ですね!)
どうぞ!という私の掛け声により、皆さんは登って来ます。
上でロープによる確保が出来ましたので登ってくださいという
合図の短縮形です。
単独で登る場合でもハーネスは有ると良いですね。
いざとなったら鎖の途中にいても
セルフビレー(自己確保)が取れます。
ココは桶木沢の真上の岩の痩せ尾根です。
新緑により高さ感がこの写真では伝わりませんが、
沢が幾重にも入り組んだ桶木沢が写真の右下です。
以前、沢登りに来た際、最後で適当に尾根に登り上げたら
松の生えたナイフリッジとなり、
思わぬ時間ロスとなったことが有りました。
V字の間からも気持ち良い風が吹いてきます。
浅間山です。
ここで
あと2時間は掛かります。
心地よい風が吹いているため、水分補給が疎かに成りがちです。
そんな時でもシッカリと補給しましょう。
もう少しで目的の丁須岩です。
この五月晴れの裏妙義!
行動も順調でしたので、大分長い休憩となり、
贅沢な時間を味わうことが出来ました。
岩トレばかりしていると脚力の低下が心配となり、
その反面も同じことです。
しかし今回は約5時間で丁須岩まで登って来ました。
丁度コースタイムと同じです。
参加した皆さんは、
それを聞いて大分安心した様子でした。
やはり自分の脚力はいつも気に成りますね!
それは私も同じです!
今回は気温と風が味方してくれたのでしょうか!
下山は鍵沢を下りました。
赤テープなど分かりにくい場所も有りますが、
沢を下れば登山口に着きますので、
道迷いになることは無いかと思います。
今回は開始から下山まで約8時間半の行動でした。
いつも落葉時期に登っていましたが、
新緑後の時期では登りでのルートが日陰となるため、
これもまた良しでした。
「目標の山により、人は動かされる。」と言った人が居ましたが、
妙義山の魅力もさることながら、
参加者の皆さんは、みな目標の山があって、
その言葉の通り、
今回の裏妙義への原動力となっていることは
間違いないと思います。
既に5月下旬です。あと2か月もすれば8月です。
皆さんは、それぞれの夏の山へ向かって
順調に一歩一歩近づいています。
こんな山も夢が膨らんで良いもんですよね!
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