バスの中で登山の装備品などの話をしながら到着するすぐ前、
降雨に交じってアラレが降って来ました。
今日は天候が不安定と予報で言っていましたが
その通りです。
気温も低くて少し不安な気持ちに成ります。
バスを降りる前に、自宅から持って来た家庭用のゴミ出し用のビニル袋を掲げ・・・、
「ザック内の濡れ防止に役立ちま~す。」
「ザックカバーは濡れ防止に完壁ではありません。」
「使いたい人は手を挙げてください。」
何人もの人が外の雨を見て手を挙げました。
急きょ車中でザック内濡れ防止対策の実施です。
(家庭用のゴミ出し用のビニル袋は薄いので破れやすいです。
出来ればホームセンターなどで販売の厚いものがお勧めです。)
バスを降りると
雨は強めです。
白井差の山中さんは・・・
「さっき雷鳴が有りました。」
もう一度バスに戻って
「先ほど雷鳴が有ったということです。登山中に雷が聞こえたらその時点で下山開始とします。雷では下山するしかありません。」
そんなことをお知らせして
今回はダメかな?
いろんな思いが頭を駆け巡りました。
雨具のフードにはボタボタと立木からの水滴が当り、
沢の音も消されてしまってます。
いつも見えるイワナも水面が揺れて見えません。
濡れた木製の橋は滑り易そうです。
元気が良いのは昇竜の滝!
水量が増して滝も太くなってます。
少し広い個所まで来て、小休止をせずに
先を急ぐことにしました。他のツアーの人達が後続しています。
私達はオオドリ河原までのぼります。
ここで小休止、
「お腹空いている人は居ますか?」
私はお弁当のおにぎり1つ取り出すと、他の皆さんも
食べ始めてくれました。
食べている姿を見ると本当に安心します。
やっぱり、
登山中のエネルギーは炭水化物ですからね。
順調に登山は進み
雨具のフードも背中に追いやり
空は青くなってきた頃、山頂へ到着でき、
アカヤシオがまだ咲き残って、青空を背にして咲いてました。
登山中はずっと冷たい風が吹いていましたが、
今は風もやみ、
来週に登る赤岩尾根も見えていました。
八丁尾根よりギザギザが鋭く感じます。
山頂からの景色も良いですが、
山頂で過ごす皆様の嬉しそうな表情も
本当に素晴らしいものが有ると思います。
登山開始時はどうなることかと思ったりもしましたが、
本当に登頂出来て
そしてアカヤシオも咲いてて、良い日となりました。
下山は山の下り方の話と実演しながら下り
無事下山出来ました。
良かった良かった!
バスの中のお別れの挨拶で・・・
また、話が長くなってしまいました。
これもお伝えしたい、あれもお伝えしなければ・・・!
そんな気持ちが、つい!
お疲れ様でした!
私のPCの山のフォルダーに
5月10日 両神山 というのが追加されました。
あとで写真を見ると思い出がジワーっと甦って来ます。
そして思います。
あの日も良い1日だった!
山ってやっぱり良いもんですよね!
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・・・
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