2016・11・21   丹沢・雨の大山 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

あの日は天気も崩れる予想でした。
朝9時に高速に乗り、コンビニ小休止を入れて
群馬から4時間近いアプローチでした。
遠かった~!

バス停付近の駐車場内でお弁当を食べて13時でした。
私は良く・・・
どんな低い山でも山は侮れません!
・・・と言っています。
その本人が13時に行動開始となりました。

一緒に登ったMTさんは・・・
「あと1時間早く出発すればよかった。」
「・・・。」
返す言葉がありません!

石段は326段あるそうです。
数えると辛くなるので・・・
石段の左右にある売店を見て、気を紛らわせていました。
でも売店は懐かしい雰囲気のする店ばかりです。
フーテンの寅さんが居そうな感じでした。


そして石段も終わり
ロープウエイも満席です。
私達は立って山頂駅まで乗りました。

そしてすぐ
阿夫利神社に到着です。

平日というのに賑わっていました。

さすが都会!
私達は左に折れて、登山口へ到着しました。

90分で山頂だ。
サクッと登ろう!

また石段です。

十分すぎるほどのウオーミングアップが出来ました。
雨具の上下を着てますので、
身体はポカポカです。

結構、
大きな石、小さな石・・・ゴロゴロしています。
この辺りは、まだ歩きやすい方でした。

道の端にある石柱に刻まれた
@@丁目とうのをチラッと見たりしながら登って行きます。
此処は二十八丁目まであるそうです。
ネットで@@丁目という意味を調べましたが、
丁目の丁は町から変わったらしいとも記載がありました。
そして丁目は長さ約109mということでした。


そんなお話をMTさんに話したら・・・
行燈(あんどん)の油一合が燃え尽きる長さ、
という言われもあると教えてくれました。
MTさんは中々物知りです。

そして1丁目が109mであれば、
109×28=約3Kmです。
今が十五丁目だから・・・


霧雨になったりポツリポツリと降ったりしてますので、
雨具を脱ぐわけにもいかず、
胸のジッパーを下げて換気を良くしてゆっくりと登りました。


「高橋さんはスタミナが無いの?」
ゆっくり登っていたせいか、そんな質問が飛んできました。
「・・・。」


都合よく、目に飛び込んだ看板を指さして
「富士見台だそうです。」


展望が良いせいか風も少し出て来ました。


暫く歩くと、
登山道は深き切れ込んだ切通しのような道で、
晴れていても何も見えない状況です。

最後の二十八丁目が・・・
ヤッタ~!

神社です。

誰も居ません。
今日は私達が最後の登山者でしょうか。


茶店も締まっています。
「おでんなんか食べたい気分です。」


そのまま山頂へ向かいましたが、
やっぱり誰も居ません。
淋しいもんですね!

小休止で、茶店の軒をお借りして
暖かいお茶を頂きました。

雨が先程より強くなっています。
私は菓子パンを食べました。
昨日に登った裏妙義の昼飯の残りが
ザックの中に有って良かった!

ここは晴れていれば富士山や都会が見えると思いますが、
真っ白でした。
昨日の裏妙義が快晴だったので差引ゼロですね。
そしてお菓子を1つ頂いて下山開始となりました。


暫く丸太の階段・・・
展望台で一休み。
すぐ出発です。
暗くならない内に下山したいものです。
しかし、杉林の中の道は暗く
ヘッドランプを点けての下山となりました。

そして
下社に到着した頃はすっかり暗くなり、
紅葉にライトアップがされていました。

石畳も雨で濡れていたため
光を反射して
プロが撮った写真のようです。


相合い傘です。

「・・・・。」

他人事ながら、いい感じのカップルでした!




移動して夕食を食べました。

この2~3日イタ飯とかハンバーグとかを食べてましたので、

お蕎麦が美味しく感じました。



遠方から来られたMTさんの日程で1日だけの雨でした。
雨の大山となりましたが、
翌日の塔の岳は晴れだったとのことです。



11月の雨登山では手先が冷たくなります。
保温がある雨用の手袋が良いですね。

そして、保温ポットの温かなお茶が美味しかったです。


雨でも
なんとなく楽しかった大山登山でした。
いや、
大いに楽しかった大山登山でした。
お疲れ様でした!


雨の大山
何だか良い響きですね!