2016・10・15  浅間山(黒斑山) | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

もう1か月も前になりますが、
日本百名山の浅間山の代わりに黒斑山へ登って来ました。
浅間山は警戒レベル2ということで、
火口から半径2kmは立ち入り禁止となっています。
噴火警戒レベルと登山規制について

・・・ということで、
立ち入り禁止の看板があり、その場所まで行ってみましょうとなりました。

突然ですが・・・黒斑山の山頂です。

此処からは浅間が真正面です。


あの日も、水蒸気をモクモクと上げていました。


「なるほど・・・。」
昼ご飯を食べながら景色を楽しみ、これから蛇骨岳へ向かいます。
1時間も歩くと・・・山頂へ到着しました、
更に浅間山が大きく見えた気がします。

小高い岩へ登って、
カシャリと記念撮影です。

嬉しそうですね!
まるで少女のようです。
天気と景色は最高で、
誰ももが両手をあげて天を仰ぎたくなります。
そんな素晴らしい日でした。

そんな楽しい時間を過ごしていると・・・

水蒸気の量がモクモクと増えて来ました。
アレアレッ~
何だか気味が悪い状況になっている?
さっきまで最高!と叫んだ嬉しさもす~と消えてしまい、
退散した方が良さそうです。
不安が・・・


最初は「いつものことじゃないですか!」
と話していた私まで・・・
雰囲気にのまれて・・・
不安な気持ちに成って来ました。
全員一致で引き返すことになりました。

「早く帰りましょう!」
「そうだ、そうだ!」


こんな素晴らしい紅葉と浅間山

でも、
誰も1秒先だって分かりません。
不安な心持で先を急ぐように戻って来ました。

まだ黒斑山の山頂に人の影もあります。


私は、日本百名山を登っている人が言ったことを思い出しました。
「今は火山の山からどんどん登らないと、
そのうち登れなくなりますよ!」

そうですね。いつ噴火するか分からない浅間山です。


此処まで来ましたが、ここに居たら危険!

皆さんが口を揃えて言うと、
私もそんな気分に成ってしまいました。

あの日は、忙しい浅間山(黒斑山)登山と成りました。

黒斑山へ登る時は、
浅間山の水蒸気など注意深く観察することも大切かも知れませんね!


登山口へ着いて安心し、良かった良かった!
5人は顔を見合わせてほっとした感じでした。


今はもう浅間山は真っ白です。
白銀の浅間山も綺麗でしょうね!

でもやはり、火山の山はちょっとだけ怖いですね!

今も思うと・・・
慌しくも楽しい浅間山外輪山登山でした。