岩櫃山 (群馬100名山) | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

 
  
先日、八ヶ岳から帰って、群馬の名峰で群馬100名山にも名を連ねている「岩櫃山」へ出掛けて来ました。

群馬県人は普通登山は車で出掛けていますが、今回は電車利用とした計画でした。

電車で出かけることは車窓からの景色と山談義、そして「ゴトン、ゴトン、ゴトン」と電車の揺れと音も懐かしく、結構楽しいですね。
県内から吾妻線に乗り、郷原駅で降ります。無人駅です。
切符入れの箱へ入れようと思いましたが、3人全員が「持ち帰り」ということにしました。
記念?
ということで、
いきなりかわいい郷原駅に着きました。
奥の岩山が目的の岩櫃山です。高く聳えています。
 
駅には案内板も設置されてあり、迷うことはありませんでした。

 

集落の中には、こんな感じの歴史を感じる住宅もまだまだ沢山あります。
木造の3階建てです。
1階は住居で2階3階は養蚕のための部分です。今は養蚕はなさってないようです。
でも迫力ありますね。
男3人でトポトポ歩いているとこんな懐かしい看板も有ります。
 

そして登山道の案内板もきちっと設置されています。
 
  
こんな看板を見ると、私たち登山者を歓迎してくれているようです。嬉しいですね。

 
登山口近くにあった案内板です。赤矢印のような計画です。
駅からのんびり歩いてきましたので、登山口まで30分くらいかかりました。
畑の傍で小休止です。

同行のittoさんは・・・
「今日は本当に風が無くて良かったですね!」
私は・・・。
「そうですね。・・・風ですか~。」
心の中で(八ヶ岳の阿弥陀南陵の風のことを思いだしていました。)
もう一人のkurahaさんは黙って何回も「うん、うん」・・・と頷いていました。

ともあれ、
登山開始です。
いきな急な登りです。
今まで駅から歩いてきて体は温まっていましたが、・・・これも登山の内です。
落ち葉をかき分けるように登ります。雪は有りませんでした。

「ハア、ハア、フ~、フ~」・・・と3人は急に黙ってしまいました。
右が本峰で左にも岩が迫って来ています。
落ち葉が邪魔して設置された階段は少々隠れ気味です。
時々3人は立ち止まって深呼吸です。
そして下を振り返ったり、上を見たりして呼吸を整えます。

「いやいや、けっこう急ですね。」
「はあ~」・・・と鎖を掴んで元気のないお返事です。

そんなことでも、3人は本峰と左の山との間の鞍部というかコルに到着しました。
30分くらい掛かったでしょうか。40分でしょうか。

そこからは頂上はすぐそこに見えます。
「あれか~」
「うわ~っ」
と険しそうな岩稜を眺めて楽しそうです。

空は両手を広げて歓迎してくれています。
 
毛糸の帽子の中は少しばかり、汗がにじんでます。
鎖を頼りに5~6m位岩を登ってみると、両側は断崖です。
慎重に通過するとまたもや小さな岩稜に鎖です。
 
  
ステンレスで新しそうに光っています。
なんか安心できそうです。
ittoさんは最初に登り、上から我々を写しています。
「ハイ、こっち向いて・・・」 カシャリ。
そんな光景でした。

小ピークで一息ついて、道を進むと、今度は大きな岩小屋です。
大人20人が宴会が出来るほどです。
いやいや、大人10人がビバーク出来るほどの岩小屋です。
ルートはと言いますと、穴の向こう側へ続いています。
 
  

ittoさんが・・・「はい、ポーズ!」・・・カシャリ。

  
  

此処は群馬の妙義山に似ています。楽しいけれど危ない山です。
もう一枚・・・カシャリ!                楽しいですね~。
その先は小さな鉄梯子・・・。
 

「エイッ」と登ってみると頂上が見えています。
少し回り込むと、頂上岩頭です。

でもちゃんと鎖が2本もあります。
 

 

 
でも落ちたら大変です。一歩一歩慎重に登りましょう。
 
  
頂は大きな看板が有ります。少々傾いていました。
鎖の間からは、真っ白な浅間山が見えてます。
赤城山、榛名山も見えてます。
 
中之条の町と嬬恋村から流れてくる吾妻川です。
風速は体感で2m位で、殆ど無風です。360度の展望です。
 
記念写真です。 ・・・カシャリ
 

こんなところで昼食を食べます。
ittoさんとkuharaさんは早速コンロを出してカップめんとおにぎり、私は八ヶ岳で残った菓子パンとカップめんです。
いやいや、本当に食事をするときは笑顔でいっぱいです。
南を向いているittoさんは陽の光がまぶしそうです。
北を向いているkuharaさんはおしりを向けてます。 
食後は香ばしい香りのコーヒーを頂きました。

スミマセン、ここで一旦区切りとさせてもらいます。
その2はまた明日ということでお願いします。