受験における過去問の重要性~その2~ | 元エンジニア税理士のブログ

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引き続き過去問の重要性についてです。

 

問題作成者の観点に立ちました。

 

「どんな問題作ろうかな?」

「どんな問題作ったらいいのかな?」

     ↓

「去年は(それ以前は)どうだったのかな?」

「去年は(それ以前は)どんなのを作ったっけ?」

     ↓

「この問題をベースにして作ってみようかな」

「この問題と相対的なこの論点を使ってみようかな」

 

おそらく大半はこうなりますよね。

 

いきなりテキストや専門書を見たり

ネタ帳のようなものを出したりするのは

一部の作り慣れている人ではないでしょうか。

 

そんな人でもどこかでは過去問を見ると思います。

「似たような問題はなかったかな?」

「ここを変えておこうかな?」

 

過去問を解くときに見る観点は

「この問題がそろそろ出そうだから

マスターしておきましょう」←通常パターン対策(専門学校でよくあります)

「この分野はまだ出てないからマークしておこう」←作りなれてる人対策

 

そして、過去問と似た問題が出た場合は

それを落とすと経験上は合格はかなりきついです。

 

合格を勝ち取る人はほとんどの人は

過去問はおさえてます。

もしくはそれが解ける学習レベルになっています。

(税理士試験の税法科目の経験より)

 

逆に、あまりに予想外の分野から出た場合は、

そこではあまり差はつきません(経験上)。

というのも、そんな難問奇問が出来るレベルの人は

それ以外の定番パターンも必ず出来ます。

結局、難問奇問では差が付かないはずです。

 

私も定番パターンをおさえた後に

自ら予想問題をいくつか考えましたが、

実際に出ることがありませんでしたし、出ていても差は出ないと思いつつ

万が一でミスした場合のカバー用にそんなことをしていました。

 

周りに差をつけられないための勉強法が

「過去問分析」と「答練解き直し」だと思います。

 

そして、過去問分析は早い時期にやっておくことも有用です。

一通りの基礎が終わり、応用期に入る頃でしょうか。

最終ゴールを把握することで学習の効率が上がると思います。

 

時々ですが、細かいことにこだわりすぎる人がいると思います。

最終的にどういったレベルが求められてるのかを知ることが大切です。

 

山頂の高さを知らずに、麓(ふもと)で体力や時間を使い果たすと

登っている途中に力尽きたり、夜になったりして

ゴールに到達できなくなります。

 

受験をしている人は過去問分析が必須です。

過去問は解くだけではダメです。

分析して活かしてこそ意味があります。

 

受験生の皆さんが合格に少しでも近づくことを

祈って書かせて頂きました。