昨夜は戻ってきたiPhoneですぐママ友にLINEしました。やはり彼女が一番心配してくれる。ありがとう。Kindleで読んでいた本の続きを購入し、いろいろ快適になってきました。

 

ずっと点滴しているのでトイレが近くて、看護師さんを呼ぶのが心苦しい。でも車椅子に移る時やトイレに座る時に少し立っただけでフラフラするので、無理はしないほうがいいのでしょうね。

 

先生は朝昼夕と頻繁に回診に来てくださるのだけど、ちょうど食べている時間とかぶるのが気まずい。聞きたいことがあったのにモグモグしている間に立ち去られてしまう 笑。

 

B先生に退院はいつになるかと聞いたら、来週月曜にMRIを撮るから火曜日かなと。えぇ〜、前の検査入院の時にA先生に聞いた時は、早い人は土日で退院していくと言われていたのに、火曜日までここにいなきゃだめなの?月曜日に入ってる仕事は休めないから困る。

 

午後からは少し遠い病室に移り、ガーゼが外され、トイレ歩行とシャワー浴の許可も出ました。

点滴の管をガーゼで固定してビニールで巻いてシャワーを浴びました。点滴のガーゼはビショビショになったけど、気持ちよくて一気に元気になりました。洗面室で髪を乾かした後、ルンルンでトイレに向かっていると、廊下の先にA先生の姿が。

 

傷のチェックがあるかと思って病室に戻ろうとしたけど、いいよいいよと止められて「風呂入った?」と。はい、気持ちよかったです、ごきげんですって言ったら笑ってた。A先生、キュンです。

 

退院が火曜日になると言われたことを相談したら、「ん?火曜日って言ってた?なんでだろ?ちょっとB先生と話してみるね」と不思議そうでした。

 

しばらくしてB先生が来られて、足を固定していた青いサポーターのようなものを外してくれました。

 

それと手首の動脈の針を抜いてくれました。動脈は看護師さんでは抜けないのかな?血が止まりにくくなっているから、しっかり押さえて止血してもらいました。

 

朝食後、マスクを付けられてストレッチャーでMRIへ。ICUの一番奥の個室みたいになってるところにいたのだと、その時になってわかりました。手前にHCU、CCUがあるらしく、手術前にあそこがICUですよと教えてもらっていた入口までもけっこう遠かった。

 

戻ってきて、体を拭いて尿の管を抜いてもらってから、車椅子に乗って脳外科病棟に転棟。トイレの時は看護師を呼んで車椅子で行くように言われました。尿の管は、通常はもう一日付けておくみたい。「ハル子さん若いから、先生が取っていいことにしてくれたのね」って言われました。

 

その後から検温のたびにお通じはどう?って聞かれるようになって、あぁ〜と理解しました。ベッドの上では私できませぬ 笑。

 

ICUから戻ってすぐはナースステーションの近くの部屋になりました。自力でトイレに行けない人ばかり。

 

A先生が朝撮ったMRI画像と手術中の血管撮影の画像をプリントして持ってきてくれました。グルグルになったコイルが映ってた。MRIのほうでは動脈瘤が消えて見えなくなっていました。順調に塞がり良い状態ですとのこと。安心しました。

 

夜になって仕事帰りの夫がiPhoneとiPadを持ってきてくれました。

 

手術の間、夫はICUの入口のベンチで待っていたらしい。戻ってきた私に話しかけたら「うん」って返事してたらしいです。でも目がぼーっとしていたからたぶん覚えてないなと思ったと。


そのままB先生がストレッチャーを押してICUの奥に消えていき、夫はA先生の外来で話を聞いたらしいです。ほらここ、ここに絶妙な角度でばっちり入りましたからねと嬉しそうに説明してくれたらしい。私がもらったのとは別のプリントを持ってました。

 

A先生もB先生も、入院中は朝、昼、夕方と頻繁に病室に様子を見に来てくれていました。

 

手術の日は、あとでA先生が来ますからね〜と看護師さんに言われていたけど、待っているあいだに消灯時間もすぎて、今日はもう来ないんだろうなと思っていたら、22時半くらいかな、ひょこっと現れました。

 

「ハル子さん、調子はどう?」って。

 

手術の時に着る青い服。こんな時間まで手術だったのかな。ちょっと汗かいてるような、終わってすぐ来てくれた感じでした。

 

あれ?めちゃめちゃカッコよく見える。

 

消灯してシーンとなったICUの薄暗い部屋で、アラフィフハル子、A先生にキュンでした。

 

夜中もなかなか寝付けなくて、3時くらいまでKindleで本を読んでました。看護師さんが何度か様子を見に来て、そのたびに目が覚めたけど、朝は6時まで眠れました。

 

A先生は朝7時半くらいにまた来られて、「ハル子さん、寝れた?」って。

 

先生こそちゃんと寝てますか〜?

 

「おっ、それKindleってやつ?」

と雑談も欠かさない。

 

「あとでB先生が足の固定を外しに来てくれるからね。今日はMRIに行ってきてね」と言って風のように去っていきました。外来も手術もあって忙しいのに、合間にこうして回診も来てくれるのだなぁ。感謝。

 

看護師さんがさすってくれていた左腕をゆすって「ハル子さん、ハル子さん」と呼ぶので、何かあったのかと目を開けたらICUの中でした。

 

「無事終わりましたよ」と。

 

壁にかかっている時計を見たら11:50。

直近の出来事が頭を巡り、全部憶えてる、良かったとホッとしました。

 

B先生もそばにいて、ハル子さんわかりますか?目は動きますか?手は?足は?と聞かれて、動かして見せました。名前と今日の日付を言わされました。

 

ありがとうございましたって言いたいのに、喉が枯れて声がちゃんと出ない。

 

頭は痛くないですか?物が二重に見えたりしていないですか?

 

全く問題ないです。どこも痛くないし、気持ち悪くもない。終わってホッとしてむしろ絶好調な気分でした。

 

ゆっくり休んでくださいねと言われ、でも眠くなくて仰向けで横のモニターと時計を見ながらぼんやり過ごしました。前回の入院の時に腰が痛かったと訴えていたからか、ベッドを少しだけ起こしてくれてかなり楽でした。

 

左腕に点滴の針が2つ、手首の動脈にも針が1つ刺さり、指先には酸素、胸には心電図の電極が付いてエライコッチャ。看護師さんが頻繁に検温と血圧を測りに来てました。モニターにも血圧らしき数値が表示されているのに、どうして腕でも測るのだろう?検査入院の時も何度も測っていて100前後だったのだけど、モニターの数値が120台なのはなぜだろう?

 

スマホはICUに持ち込めないので夫に持って帰ってもらっていました。途中でテレビが見られるようにしてくれたけど、元々あまり見ないから面白くなくて、バッグの中に入れていたKindleを出してもらって、ずーっと本を読んでました。