またまたイベの続きものです。
今回は「艶シーン」のアリ・ナシ、両verを・・・
ひとまずは共通でアップです。
続きは
「天女の羽衣」(艶シーンなし)
「羽衣を奪われた天女」(艶シーンあり)
の予定です。
艶シーンと言っても、そんなに過激なものではない予定(まだ詰めて書いてないので)ですが、艶シーンありのほうは、アメンバー限定(18歳以上)にさせていただきます。
興味のある方は、申請お願いいたします~。
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もう、何も考えられなかった。
枡屋さんは、天女の羽衣を奪ってしまたいと言った。
もし私が・・・私が枡屋さんの天女になれるのなら、すべてを奪われてもかまわない。
私こそ、彼の全てが欲しかったんだ。
枡屋さんの唇が離れる。
何時間も唇をかさねていたような、それでいて一瞬のような・・・
二人の息は、これ以上ないほどに乱れていた。
繋いだ手が熱い。
その手から伝わるお互いの鼓動。
指先までもが、ドキドキしていた。
「枡屋・・さん・・・」
「・・・目ぇ開けたら・・あきまへん」
「どうして・・ですか?」
「目を開けたら、夢でなくなってしまうさかい・・どうか、夢のままに・・」
私は枡屋さんの言葉を途中で遮る。
今度は私が彼を奪う番だ。
「嫌です」
「・・・・っ」
「今度は私のお願いをきいてくれませんか・・・?」
「お願い・・・?」
「これが夢だなんて、嫌。目を開けて、ちゃんと枡屋さんを感じたいんです」
私は目をつむったままそう言った。
答えない枡屋さん。
「目・・・開けますよ?」
「あかん!あきまへん」
そう言って枡屋さんは、私をきつく抱きしめた。
「!!」
「・・・もう、目を開けてもええどすよ」
抱きしめられたまま、私はゆっくりと目を開いた。
「わては今、どないな顔をしてるんやろ」
「えっ?」
「きっと、えろうだらしない顔をしてるはずや。そないな顔、あんさんには見せられへん・・・」
耳にかかる枡屋さんの吐息。
「枡屋さん、顔を・・・見せてください」
「・・いつの間ぁに、そないにいけずになったんどすか」
枡屋さんが苦笑しながらそう言った。
「いけず?愛おしい人の顔を見たいと思うのは、当たり前でしょう?」
笑いながら答える私。
「ほら、いけずや。なんや、いつもと立場が逆転してるなぁ」
「ということはいつもは枡屋さんがいけずなんですね」
私がそう言うと、枡屋さんは私から体を離した。
枡屋さんの顔がすぐ傍にある。
それを見た途端、私の頬は真っ赤に染まってしまった。
枡屋さんのまっすぐな瞳に見つめられて、私は目を逸らしてしまう。
「どないしたんどすか?わての顔を見たい言わはったのは、あんさんでっしゃろ?」
くすくすと笑いながら、私の顔を覗き込む。
あぁ・・・あっという間に形勢逆転。
「やっぱり、いけずは枡屋さん」
「慣れへんことをするからや」
・・・・・各verへ続く・・・