FALLING ASLEEP『My Heart Still Goes On』 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

今日もアホみたいに暑いですが

 

先日は岐阜や京都で38度を記録したそうで…

 

風呂の温度じゃねーんだから…

 

しかもまだ7月でっせ?

 

8月になったらどうなるんだ…

 

人が死ぬ前に、夏が死ねよマジで。

 

歴代一の酷暑を記録した2013年のサマソニ

 

今年は遂にその記録を塗り替え、

 

暑さにダウンする客続出するんじゃないか…

 

ワタシは行きませんが←

 

どうも、トトです。

 

 


国内POP PUNKの現状、

洋楽アルバムのレビュー、

直近の来日情報を経て、

今回は国内バンドのレビューといきましょう。

リリースに際してのものではないですが、

おそらくバンド唯一のインタビューでもある

TOPPA!!の記事もリンク貼りましたんで、

バンドを知らない人はそちらも是非!




FALLING ASLEEP

『My Heart Still Goes On』
01. Intro
02. Relapse, Repeat
03. Departed
04. Deep Blue
05. Absence
06. My Heart Still Goes On
07. Tunnel Vision
08. Masquerade (feat. Niik)
09. Pages
10. Bookshelf

FALLING ASLEEP インタビュー(TOPPA!!)


長野発のメタルコア、メロディックハードコアの新星

FALLING ASLEEP

バンド初のフルアルバムとなる

My Heart Still Goes On』がリリースされました。

先月末にはリリース記念ライブも行われ、

大いに盛り上がるとと共に、個人的にも

FA初見の時から約2年、何度もライブを見てきましたが

今まででいちばん良いライブをしてたと実感します。

その時に、しっかり今作を購入してきました。

国内のこの手のシーンの中でも

注目度の高いバンドの1stアルバム、

果たしてその出来は?



まずは1分弱のエモーショナルな"Intro"から
"Relapse, Repeat"へと繋がります。



アップテンポに疾走するサウンドに、
vo.Vincentのエモーショナルなシャウトがこだまします。
サビに入ると、浮遊感あるギターが響き、
曲の雰囲気を底上げします。


次の曲、"Departed"が今作の曲の中で
いちばん最初に自分の中に"キタ"曲でした。
イントロの鍵盤サウンドが、Earthists.
US産ポスコアIf I Were You のような雰囲気が出ていて
とても気に入りました。
やっぱこう激しいサウンドに反するような
こういった美麗な旋律はホント良いですね。


EP収録時の良い意味での粗雑から一転、
完成版とも言えるものになった"Deep Blue"
シャウトとリズム隊で疾走する裏で、
ギターが高音で浮遊感を掻き立てる。
ブレイクを挟み、ラストも疾走しながら終わります。




そして既にシングルとしてリリースされていた
"Absence"を、アルバムの折り返しである5曲目に。
やはりシングルで単発リリースされてるだけあって
クオリティの高い曲に仕上がってますね。


6曲目には今作のタイトルトラックとなる
"My Heart Still Goes On"
約2分半のインスト曲です。
全10曲のアルバムを、
ちょうど前後半に分けたような曲順ですね。
ここから後半スタートです。

7曲目の"Tunnel Vision"
疾走感が心地良いメロディックハードコアナンバー。
しかしラストはミドルテンポに、
FALLING ASLEEPの持つエモーショナルさを発揮。


8曲目もイントロからハードコア感増し増しな
"Masquerade"
サウンド的にはハードコア押しながら、
ゲストのSUGGESTIONSvo.NiiKが、SUGGESTIONSさながらに

トチ狂ってる(褒め言葉)感じのボーカルで参加していて、
1分25秒という短い曲の中でも存在感抜群ですね。



 

 

9曲目、約1分のインスト曲"Pages"
タイトル的にも、その短さのインスト曲ってとこにも
ラストの曲への布石満点。



そしてそのままラストの"Bookshelf"へと繋がります。
"Deep Blue"同様、EP『Bookshelf』からの曲であり、
EPでのタイトル曲だったものですね。
こちらも完成版となったものが今作に収録されました。
叙情的なイントロから始まり、
1分を過ぎるとサウンドもアグレッシブになるも、
やはりバンドの持つエモーショナルさは損なわず、
FALLING ASLEEPとしてのサウンドを確立させています。




以上、バンド初となるフルアルバム

FALLING ASLEEP『My Heart Still Goes On

でした。

バンドとしてはメタルコア的な要素もあるけど、

どっちかっつーと、FALLING ASLEEPは

メロディックハードコア

って言う方が合ってる気がします。

そういったメタルコア要素あり、

メロディックハードコア要素ありってのも、

インタビューで答えていた、

影響を受けたバンドの名前を見ても、

その影響を上手く自分たちのサウンドに

落としこんでるなって感じます。

クリーンパート一切なしのシャウトボーカル、

激しいバンドサウンド、

でも叙情的エモーショナルな部分も強いのが

FALLING ASLEEPのサウンドって気がします。

それをきっちり体現した1stフルアルバムでした。

良作、良盤。