The Afterimage『Eve』カナダ産Djent/プログレバンド初の1stフル作。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

メインシナリオ上での全クリしてから

もうじき1ヶ月が経つFF15ですが

なかなかにやり込み要素も多く、

全クリ後の世界とDLCをゆっくりまったり楽しんでます。

もうじきプレイ時間も130時間に到達します。

てか、更にDLC出すんやってね。来年初頭に。

しかも本編にも大きく関わりそうな追加エピだし…

ホント、現代のDLC商法とかボロすぎやろ。

たぶん買うけどさ←

ユーザーの足下見すぎィ!

どうも、トトです。

 

 


ってことで、今日もレビュー記事といきましょう。

先日、初の来日公演を終えたばかりで

タイミング的には完全にズレてしまいましたが…

バンド初のフルアルバムとなった作品のレビューです。





The Afterimage『Eve』
01. Aquamarine
02. Cerulean
03. Deadlines
04. Amethyst (feat. Kennedy Lapenna)
05. Floodgates
06. Secrets
07. Eve
08. Mirrors
09. Sapphire
10. Wrath
11. Violator




日本のEarthists.招聘の元、

所属であるTragic Hero Records のレーベルメイト

Djent/プログレメタルのThe Afterimage

先日、そんなEarthists.が主導で開催された

Tragic Hero Tour Japan にて初来日!

そして初来日の前には

この初となるフル作をリリースするという、

これ以上ないタイミング。

しかし、国内盤の情報は一切なく、

そもそも自分も出るとは思ってないし、

何ならレコ屋に輸入盤すら入荷なんてせんだろう

と思っていたので、今回もiTunesでデジタル盤を

 

リリース日である5/18に購入。

これまでEPやシングルのリリースは重ねてきためのの

満を持しての1stフル作、早速聴いてみました。




Aquamarine
アクアマリン…なんて素敵なタイトルの曲か。
浮遊感のあるギターと、クリーンボーカル、
そしてコーラスが曲の雰囲気を後押しする。
そんな1分弱で送る、アルバムのイントロ曲。


Cerulean
そして本編が始まる2曲目。
今のところ唯一MV化されている曲ですね。
Aquamarine とは一転、湿り気のあるスクリームと、
プログレ感のあるヘヴィに刻むリフ。
しかし、サビに入るとハイトーンなクリーン。
とても黒人系ボーカリストから出るように思えないほど
ハイトーンで美しさすら感じるクリーン。
見た目とスクリームのギャップよね。


Deadlines
ミドルテンポなグルーヴ感で展開する3曲目は、
直訳すると"死線"
サビに入るとアップテンポになり、
そしてバンドの強みであるクリーンを披露。
ラストサビ前には神秘的な聖歌隊を思わせるような
コーラスが響きます。
そこを抜けると再びヘヴィサウンドとスクリーム。
最後の最後はサビのテンポアップにクリーン。
バンドの強みを見せて曲を締めます。


Amethyst (feat. Kennedy Lapenna)
4曲目は、ギターのテクニカルなフレーズも光るが
featゲストであるKennedy Lapenna の存在。
知識不足故に何者かは存じ上げないけど、
ヘヴィなサウンドとそれに見合うスクリーム、
そしてハイトーンなクリーンとはまた違う、
女性特有の高さのあるボーカル。
これがまた変にマッチしていてとても良い。


Floodgates
かき鳴らすではなく、つま弾くって言葉が似合う
ギターのイントロから、安定の展開。
サビで入ってくるのは打ち込み音かな?
この曲ではギターソロが入ってるのが特徴ですね。
そして最後の最後、ラスト15秒は
短い中に激しさを詰め込んだ1曲。


Secrets
リリース前に続々と公開されていく曲の中で
アルバムを通しで聴いた時に、最も印象に残った曲。
曲自体もアップテンポで、サビのメロディが
キャッチーでとても耳に残る。
しかし、ホント綺麗なクリーンしてるなぁ。
そしてこの曲でもギターソロ完備で、
好きなように弾いてます!っ感じなのが良い。
ラストサビへ向かうところの激しいパートも見所です。
しかし、こういったインストパートがあっても、
往年のプログレバンドみたいに5分、6分、それ以上…
ではなく、3~4分台で完結させるのも
現代バンドならでは、聴きやすく
短くまとめてくれてるのも良いですね。


Eve
そして今作のアルバムタイトルでもある曲を。
電話口?で男女が話してるようなSE
タイトルトラックながらも、1曲目のAquarium 同様
約2分の短い曲。
その中に色々詰め込まれていて、2分を感じさせないですね。


Mirrors
今度はヘヴィな楽器隊から始まる8曲目。
しかし、曲全体としてはクリーンがメイン
って感じの曲ですね。
その分、スクリームやブレイクっていう
激しさとのバランスが良い感じ。


Sapphire
アップテンポに展開する9曲目。
それ故に叫んでるパートも多く、
スクリームパートはバンドも激しくなり、
ちょいちょい飛び出すリフの感じが聴いてて楽しい。


Wrath
Secrets と同じく、Lyric Videoが公開されている10曲目。
この曲はのっけからPeripheryBorn of Osiris ヨロシクな
Djent/プログレ感のあるフレーズからスタート。
スクリームパート、それに連なるヘヴィサウンドも多く
攻め感は今作の中でも上位。
やはり仮にも"プログレ"を名乗ってるバンドなので
演奏のクオリティは高く、聴いてて面白い部分も多いです。


Violator
今作のラストである11曲目。
今回のアルバム、後半になるにつれ
激しさ増してない?って思うほどの後半の勢い。
そんな今作最後の曲で、
遂にクリーンの一切を除外し、スクリームのみで展開。
そこにヘヴィなサウンドと、
Djent/プログレ感のあるフレーズ
曲の最後は、スクリームと共に
全てをぶち壊す勢いのブレイクダウンも
凶悪さが滲み出てて素敵です。





以上、初のフルアルバムとなった

The Afterimage『Eve

でした。

以前書いたレーベルの記事にも

Tragic Hero は載せましたし、そこにも書いた気がするけど

Djent/プログレ要素を持ったバンドの登竜門

的なイメージのあるレーベルなので、

Earthists. 然り、The Afterimage 然り、

レーベルの色にとても合っているバンドですよね。

そして、そういったテクニカルなフレーズも強みですが

やっぱりボーカルの見た目から予想だにしない

ハイトーンなクリーンボーカル。

一般ウケは決して良くないであろう音楽性でも

このクリーンによって、取っつきにくさは

かなり緩和されてるように思います。

ハイトーン好きな人、自分の周りにもけっこういますしね。

 

そして、EP期よりも変態度も下がってるように見えるし、

 

玄人には物足りなくも、そこも聴きやすくなってるかなと。



さて、こうしてThe Afterimage 初来日を

実現させてくれたのは、他でもないEarthists.ですが。

Earthists. が企画する、海外バンドの来日公演

8月に早くも第2弾が発表されています。



フランスのDjent/ポスコアバンドNovelists

またまたEarthists.の力により初来日を果たします!



今年のEarthists.すごいやん!

クオリティ的には申し分ないのに、

日本の若手で海外レーベルと契約してるバンド自体が

とても少ない現状で、Earthists.はそれを実現している。

そうやって海外との繋がりも出来ているのか、

日本で活動している若手のバンドで

こうして海外バンドを呼んでくれるのは凄いですね。

Earthists.だって実力的には申し分なし。

なのに他のライブやイベントに

なかなか名前が載らないのが不思議でしょうがない。

だからオレ自身、Tragic Hero Tourやるまで

Earthists.を見る機会にことごとく恵まれなかったワケで。

他のライブやイベントの主催も声かけてるけど

Earthists.側のスケジュールとなかなか合わないとか、

Earthists.側が断ってる…ってのはさすがにないか。

思えば昨年来日したGhost Iris

でもって今年8月のOceans Ate Alaska

このあたりにはEarthists.も出ると思ったのに…

何なん?Earthists.ハブられてるん?←

そんな冗談はさておき。

The Afterimage に続いて、Novelists を呼んでくれます。

この先の続報も要チェックですね。