Nothing To Declare『Are You Where You Are?』 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

「まぁ」を多用する人は「他人は他人、自分は自分」という考えの人。
「自分はこうだ」と表明はするものの、誰かが自分と違う意見を持つことにはあまり抵抗が無い。しかし、自分の領域を侵される事にとても敏感で、意見や考えを押し付けられると、途端に戦闘態勢に入る。

 

 

というものを、先日ネット上で見かけました。

 

自分のブログを読んで長い人、よく読んでる人は

 

自分が「まぁ」を多用する人だってのは周知かとは思いますが…

 

えぇ、まさに↑で言われてることが当てはまりますね。

 

前半部分は特に。

 

後半部分もわかるけど、戦闘態勢に入るのかどうか…

 

争いごと嫌いですし面倒くさいんで←

 

読者様の目に、ワタシはどう映っているでしょうか笑

 

どうも、トトです。

 

 

 


さて、今回お届けするのは日本のバンド。

実はこれまで、

初期からちゃんと音源は入手してきているものの

年末ランキングにも名前は出ず、

レビューするのも今回が初めてになります。

 

てか、ブログに書くのも初かな?

別段避けてたつもりはないんですが

ブログ初期よりレビューをはじめ、

色んなこと書くようになってはいるし、

前作から2年ぶりに新譜出すってんで、

それじゃあ書こう!

と思って、今に至ります。

 

ニュータイプ・デストロイヤーNT-Dではなく

 

バンドのNTD





Nothing To Declare
   『Are You Where You Are?』

01. Are You Where You Are
02. All Or Nothing
03. Sick Figures
04. April Fool's
05. One Foot In Heaven, The Other In Hell
06. Passing Moments


エモくて泣けるNOTHING TO DECLAREの新作に迫る 日本人が聴くべき次世代のオルタナティブはここにある】(SPICE)

 

NOTHING TO DECLARE インタビュー】(TOPPA!!)

 

 

 

NTDではなく、NT-Dに反応する人がどれだけいるか

 

って話なんですがw 

 

とりあえずそれは置いといて。


00年代を賑わせたスクリーモ、ラウドロックな

音楽性を彷彿とさせるNothing To Declare

EPやシングル、そしてアルバム2枚をリリースし、

今回は6曲収録のミニアルバムをリリース。

期待に胸を膨らませつつ、早速聴いてみました。
 

 


頭の1曲目はタイトルトラックであり、MV曲。
男らしくも、"クリーン"という言葉が似合う
とても綺麗な声をしているMasさんの声で紡ぐNTDサウンド
サビのファルセットとかも、だいぶキますよね。
また日本人好みのエモーショナルロックサウンド。
バンドサウンドが好きな人で、この曲が好きと言える人は多いだろうし
好きまでいかずとも、嫌いと言う人はいないのでは?


静かに始まるも、遠くで聴こえるコーラス、
そして一気にバンドサウンドを強め、クラップを煽りそうなリズムへ。
サビに入ると……あー、好きだわ←
メロディが秀逸です。やっぱシングルカットされた曲は強い。
そしてMasさんの声いいなぁ。
サウンドとボーカルのシンクロ率はかなり高いです。
コーラスもかなり良い感じ。
今作でいちばん好きな曲です。
終わりは始まりと同じく、静かに…

今年リリースの作品の中で、
曲単位で これ好き! ってなったのは
Secrets"Strangers" 以来2つめです。
 

 

Sick Figures

今度は頭っからクラップよろしくなリズムで始まり
この曲の最大のポイントは
わかりやすすぎるサビのシンガロング!
Siィイーーck!! sick!! sick!! in the heェエーーッad!!!
ってシンガロングしたい衝動に駆られます。

間違いなくライブ映えする、
むしろライブの為に作られた気さえする曲です。
ノリ的に聴いてて楽しくなる1曲。


April Fool's

かき鳴らすギターとMasさんの歌から
アップテンポなバンドサウンドを展開。
ストレートなロックサウンドながらも、
どこか"聴きたい"感覚に襲われる、
エモーショナルなロックナンバーです。
 

 

One Foot In Heaven, The Other In Hell

始まりから期待を煽る多幸感あるイントロですが、
そこから更にギアを上げ、パンキッシュな疾走と
シャウトを展開する。
Masさん、そもそもシャウトできる人ですしね。
そして元来、速曲好きな自分には否応なく上がる曲です。
2コーラス目の疾走パートは、
裏で掻き鳴らされる高音のギターリフがまた○
ラストサビはここまでのサビと同様のメロディに
これまた多幸感あるコーラスが響く。

アコギ感のあるギターを鳴らしながら終わり、
そのままラストの曲へと繋がります。

 

 

Passing Moments

ここまで勢いとエモーショナルなロックサウンドを展開しつつ
最後に持ってきたのは、しっとり聴かせるスローバラード。
ここまで上げっ放しで来といて、最後にこれは
ズルいわー
Masさんホント良い声してらっしゃる。
最後の最後にギターを引き終えて、置いていくところの音まで

入れてくるのがまたNTDらしいというかね。




という6曲入りミニアルバム

Nothing To Declare
   『Are You Where You Are?


でした。

とても良いよ!

冒頭で

00年代のスクリーモ・ラウドロック~

って書きましたが、初期音源の時は

もっとシャウトもしてたし、まさに!な感じだったけど

今回はシャウト減ったし、ラウド感も収まってきたけど

だからこそ、出てきたメロディの良さだったり

わかりやすさだったりって部分もある気がします。

でも、ボーカルのMasさんの声がねぇ…

ロスプロのIan っぽいっていうか、

フーバスのDaug っぽいっていうか、

そこらへんの雰囲気は感じるんですよね。

 

高音のところとかは特に。

MasさんのThe Reason とか超聴きたいもの←


 

とはいえ、どっちかっていうと

 

Ian っぽさの方が強い気もするけど。

 

故に、そのへんのバンドが好きな人には

猛プッシュできますね。

むしろ、このレビュー記事を書く前に

↓ちゃっかり追加しましたけどもw


Lostprophets好きにオススメするバンド11選
 

 


普段のレビューとか、ライブレポもそうだけど

よくボーカルに焦点を当てて書いてるけど

わかりやすいからそうしてるだけであって、

楽器隊も秀逸ですよ。

この楽器隊だからこそ、NTDサウンドができるのであって。



NTDとの出会いの前に、Masさんとは会ってて。

その時はNTDしゃなく、UKのPOP PUNKバンド



The Dirt Radicals のメンバーとして会ったんです。

2012年、初来日のUNIONWAY FEST

EXTRA公演の新宿ACB

The Dirt Radicals
Deaf Havana
Allister


の3マンでしたねー( ´∀`)懐カシイ

その時にMasさんを知り、後にNTDってバンドを

日本でやってることを知り、初期音源はまとめて

iTunesで買ったんですよね。

色々思い出すと懐かしいなもう6年前だし…

6年前?!

…時間の流れ恐ぇ((((;゚Д゚)))))))

2012年が6年前とか何の冗談だよ←


でも、その6年の間に国内外問わず、

多くのバンドがシーンから姿を消しました。

でも、NTDはこうして活動を続けています。

こういうバンドが生き残ってほしいし、

こういうバンドが人気出てほしいし。

それも続けなければ叶わないですからね。



最初にリンクを貼った2つのインタビューも

とても読み応えがあります。

昔からNTDを知ってる人も、

今作をキッカケに知った人も、

是非ぜひ、インタビュー読んで

今回の新譜をガッツリ聴き込みましょう。