Asking Alexandria『Asking Alexandria』ダニー復帰後の5枚目! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

今年も例年通り、

年明け早々1日、2日は仕事をしておりました。

そして昨日今日と、人よりズレた正月休み

相変わらず仁王で魑魅魍魎と戦っております←

どうも、トトです。


さて、そんな1日には

年始記事には相応しくないほど

ヘヴィな内容を綴りましたが…(。-∀-)笑

そんなね、年始っぽい記事なんて

最初の記事だけでいいんですよ!

いつまでも休み気分でいるんじゃねぇ!

ってことで

新年2発目から早々にレビュー記事いきますよ。

年末ゆえに書けなかった、先月リリースのアルバム

とりあえず書く候補は2枚あるんですが、

まずはこっちから。





Asking Alexandria『Asking Alexandria』
01. Alone In A Room
02. Into The Fire
03. Hopelessly Hopeful
04. Where Did It Go?
05. Rise Up
06. When The Lights Come On
07. Under Denver
08. Vultures
09. Eve
10. I Am One
11. Empire (feat. Bingx)
12. Room 138
13. Into The Fire (radio edit)




加入(所属)するバンドをことごとく地に堕とす

クソ野郎Denis 加入時の文字通りな黒歴史アルバム

その名もThe Blackリリースから約2年、

メンバーと仲違いしていたと思われる

オリジナルメンバーであり、スーパーボーカリスト

Danny Warsnop 復帰後のセルフタイトル作!

前作はフツーにスルーしましたが、

今回はきっちり買いましたよっと。




Alone In A Room
オープニングトラックとなる1曲目は
アップテンポで聴いてて気持ちの良いリズム感の
ロック色強い曲。
バンドが従来持っていたエレクトロ要素も、
曲を引き立てる役目として成り立っています。
そして復帰したDanny の歌声を満喫できるものに。


Into The Fire
今のところ唯一MV化されている2曲目。
MVを見たとき聴いたとき、この時点で
あ、もうこれメタルコアやる気ねーな
って思うほどに、ハードロック強めな感じで。
それでも言うほど悪くない
って思えるのは、バンドのサウンドもさることながら
やっぱりDanny の存在感でしょうなぁ。


Hopelessly Hopeful
サイレンちっくな打ち込みのイントロから始まる3曲目。
1曲目よりも軽快なリズムで展開するロックナンバー。
ライブならバウンス必須、盛り上がりそうですね。


Where Did It Go?
クリーン多めな現行ポスコアって感じ?
Danny の場合、クリーンも十分すぎるクオリティだし
何より声自体がハスキーですしね。
悔しいけどカッコイィ(。-皿-)←
少し早口なパートが個人的にも、ちとツボでした。


Rise Up
前曲のラスト、Danny の怪しい笑い声から間髪いれずに、
ヘヴィなサウンドとシャウトで始まる5曲目。
この曲ではDanny が吠えるパートも多く、
ミドルテンポながら攻め感がありますね。


When The Lights Come On
シンガロングと、クラップ御用達なリズムで始まる6曲目。
しかし、このイントロの感じどっかで……
思い出した!
Fall Out Boy My Songs~ (Light Em Up) だ!

AAのこの曲の公式ストリームでも、つべのコメ欄には
Asking Out Boy とか、Fall Out Alexandria とか、
FOBの方の歌詞にある
Light em up up up Light em up up up
Light em up in fire!
 とかwww
君たちのおかげで思い出せたよありがとうw
というね、FOBのこの曲を知っていれば、
容易に想像がつく感じに仕上がってます。
中にはマイケミって言ってる人もいましたが、
それがわかる気がするのが何ともw
まぁ、AAの曲なんでね、Danny のボーカルや
サウンドのヘヴィな要素とかもあるんですけどね。


Under Denver
エレクトロ要素と勢いあるサウンドで始まる7曲目。
これまでのAAから、コア感を抜いたらこうなります
みたいな曲に仕上がってます。アップテンポでキャッチー。


Vultures
アコギの弾き語りで展開する8曲目。
こういった"歌"を押し出す曲になると、
Danny の歌唱力の高さが浮き彫りになりますね。
そこは昔から評価されてきた部分ですが、
昨年ですっけ?カントリー歌ったソロ作も出しましたしね。
曲は違うけど、2曲目のInto The Fire
アコギverも披露してるし、コイツの歌唱力!



Eve
ここへ来て、初っぱなからメタルコア然とした
始まりを見せる9曲目。
ロック方面へ舵を切った曲も良いけど、
やっぱ従来のこういうのも良いですね。
サビは勢い落ちるし、クリーンだしだけど、
そこは先述の通り、他のこういったバンドより
遥かに良いものを持ってますよね。


I Am One
そしてこの10曲目まで来て、ようやく自分の
琴線に引っ掛かる曲がきました。
イントロからアップテンポで展開し、
やっぱりサビで勢いが落ちるものより、
サビで上がる展開の曲の方がオレは好きだ\(^o^)/
あーいあーむわぁぁぁぁああああああん!!!!!!!!!!


Empire (feat. Bingx)
Hip-HopシンガーのBingx がfeatした11曲目。
そんなBingx のラップから始まります。
そしてこのDanny じゃないクリーンは誰だ?
まさかこれもBingx なのかね?
だとしたら、最近のポスコアバンドの
クリーンみたいな声してんのな。
でも、クリーンでDanny が引けを取るハズもなく。
割とエレクトロ色が強めな曲でもあります。


Room 138
そして"I Am One" より先にツボった曲がこちら
12曲目の"Room 138"
始まりこそゆったりしているものの、
そこを抜ければ適度な疾走感と、打ち込みと
コーラスによる壮大さを展開する
アグレッシブなサウンドがとても良かった。
まぁ、ウチのブログを読んでる歴が長い人ほど
オレがこの曲を気に入る理由がわかると思います笑


Into The Fire (radio edit)
ラスト13曲目はInto The Fire radio edit
これ、聴いてても違いなんて全くわからないんだが…
曲の最後に、バンドの遊び心的なオマケがある以外は。
これを13曲目にするくらいなら、
さっき挙げたアコギverを収録してくれた方が
よっぽど良かったなぁ。




以上、Asking Alexandria のセルフタイトル作でした。

この00年代後半~10年代に席巻した

ポスコア、メタルコアバンドの中でも、

人気や知名度的には頭ひとつふたつ分くらい

抜けてるイメージのあるAAですが、

このバンドも"脱コア"しましたね。

やっぱこのジャンルのバンドで、更に上を目指すには

脱コア必須なんでしょうかね。

 

Pierce The Veil
Sleeping With Sires
Crown The Empire
 ...etc

 

まぁ…BMTHが壁をぶち破っちゃったからね。

 

脱コアして、後を追いたい気持ちもわからんではないんですが。

それで失敗するバンドもいますんでね。

 

脱コアの中でも、リバイバルブームに乗って


ニューメタル化するようなバンドは漏れなく


あぁ…うん…… みたいな結果になってるのが


うまい具合に対比になってますな。

 

 

しかし、何だろう…


シーンの流れとして、ニューメタルが


リバイバル的なブームになってはいますが、


エレクトロコア系なんてとっくに死んでるし、


こう、脱コアして爆発するようなバンドを見てると


シンプルにロックな感じで攻めてる気がしないでもない。

 

自分のアルバムランキングを引き合いに出すのもアレですが


海外編の1位と2位はロックアルバムでしたしね。

 

単純に、コアな音楽より


大衆に沿った方が人気や知名度が上がるなんてのは


今さらなんですけど。

 

POP PUNKシーンにしたって


脱POP PUNKして爆発した


Fall Out Boy とかAll Time Low とかも


実際にいるワケですしね。

 

まぁ、そもそもPOP PUNKが好きな自分にとって


その2バンドの最近のアルバムは


あんまり好きじゃないですけど←

 

 

というように、最終的には個人の好みにはなるし、


一概にそれが良いとは思えないし、思いませんが。

しえし、そういった脱コアしたバンドの中でも

AAはある程度の結果は出るでしょう。

元々持っていた人気や知名度に加え、

Danny 復帰という起爆剤もあることですし。

年末にリリースされたのに、

 

これを年間ベストに挙げる人、メディアもいましたしね。

 

 

 

肝心の自分はどうかって?

悪くない

って感じです←

 

仮に周りが絶賛していようが


自分にとって絶対の信頼を持っている人が絶賛しようが


だからと言って、自分が良いと思わなければ


自分にとって『良いアルバム』にはならないワケで。

 

当然、その逆も然り。

 

周りに流されちゃいけねーなぁ、いけねーよ←

 

 

とはいえ、今作だって全然聴けちゃうし、良い曲もあるし。

決して駄作だとは思わないですね。

 

手放しで名盤だ!とまで言うつもりもないですが。

十分、佳作であり良作の部類でしょう。

まぁ、自分のAAへの入りもDenis 加入前の

From Death to Destiny からですしね。

むしろその頃から、やいのやいの言ってた人もいましたが

こういう場合は、遅咲きがに働く非常に稀な例です。

初期からリアルタイムに追ってない故に、

バンドの変化に割と対応できるってのがね。

もちろん後追いでも変化についてけないバンドもいますがね。

どこのどのバンドとは言いませんがー(。-∀-)←



ということで。

昨年のリリース作品ですが、

新年1発目のレビュー盤

Asking Alexandria『Asking Alexandria

でした。


昨年リリース作、

もうひとつレビューするつもりですので

少々お待ちを。