Oceans Ate Alaska『Hikari』メタルコア+日本楽器の行方は? | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

 

今年はあんまりネガ記事、リスナー批判記事を書くまい

 

と、密かに思ってはいたものの…

 

やっぱ無理っすね←

 

書かせるような出来事が絶えないんだもの!

 

いい加減、日本の音楽シーン改善してー( ノД`)

 

と、先月末から今月頭の記事を見て改めて。

 

どうも、トトです。

 

 

そんなことばっか書いてると、個人的にも疲れるし

 

モチベーションが下がってきちゃうんで。

 

今回は楽しく、生産的にいこうと

 

こうしてレビュー記事を立て続けにUPしとるんですが。

 

とはいえ、レビュー記事だとアクセス数上がんねーんだよなぁ。

 

というジレンマ。

 

そして、今後もネガ記事UP予定もあるという←

 

 

今日、取り上げるバンドは

 

前回のWage War と同じくFearless 所属であり

Wage War と同じく2枚目のフルアルバムで、

カテゴライズも同じメタルコアでもあります。

唯一、出身だけがUSではなく、UKですが。

 

リリース時期はWage War よりさらに遡った7月。

今回取り上げようと思った理由としては

バンドが日本の音楽(楽器)を取り入れていたから。

APでは、

僕たちは日本の文化、特に音楽をすごくリスペクトしているんだ。
ユニークで美しい楽器にインスパイアされて新曲を作った、そして最終的にできあがったものには満足しているよ!


と、語っています。

そんなバンドの2枚目、タイトルから

日本語を使用した作品です。






Oceans Ate Alaska 『Hikari』
01. Benzaiten (feat. Alex Teyen)
02. Sarin
03. Covert

04. Hansha
05. Deadweight
06. Veridical
07. Entrapment
08. Hikari
09. Birth-Marked
10. Ukiyo (feat. Josh Manuel)
11. Escapist

 

 



海外での日本文化、日本のサブカルチャーを

映画化したりなんだりした作品を見ると

どうにも期待不安が入り交じるのは

音楽も同じなんだな…(。-∀-)笑

ってのを、アルバムのジャケットを見て思いました。

ひそかに『』って入ってるのがまたシュール…笑

とはいえ、こうして日本のものにインスパイアされて

作品を作ってくれたんだ!

まずは聴いてみようじゃないか!



その前にぶっちゃけますが

バンドとして名前を知っていても、実は1st未入手で、

OAAをちゃんと聴いたのは今作が初なんですよね笑

で、全体的な印象としては

高音低音スクリームクリーンをボーカルを一人でこなし

多弦ギターを駆使したヘヴィなサウンドと

テクニカルなフレーズとことん落とすブレイクダウン

サウンド的にはFearless よりもSumerian の方が

合ってるんじゃないかと思うくらい。

そういったサウンドを展開してたのが

track-02. Sarin
track-03. Convert
track-05. Deadweight
track-07. Entrapment


あたりですかね。

インスト曲もあったのは、やはりそういった

プログレ的な要素もあり、

 

高い演奏力から成るものでもあるのかなと。

で、問題の日本要素がある曲はですね…


まずアルバムの1曲目

"Benzaiten" (弁財天)
イントロは…あー、めっちゃ日本っぽい笑
とはいえ速攻ヘヴィなサウンドの裏に隠れてしまうんですが。
そうなってしまうと、普通のメタルコアになっちゃう笑
とはいえ、展開が二転三転したり、
かなり落としたブレイクダウンなんかもあり、
"日本"要素がなくても、十分に良質な
メタルコアしてますよね。

4曲目にきて"Hansha" (反射)
めっちゃ反射させてるMVがまたシュール笑
イントロで僅かに琴の音が聴こえた気がする←
曲としてはクリーンがメインを張るもの。
そこにプログレ風なフレーズ
ここでも落としっぷりが素敵なブレイクダウン

およそ2分の6曲目"Veridical"
美麗なの音色とヘヴィな楽器隊が織り成すインスト曲。
最後の最後には、ほんのり鳥のさえずりっぽいのが聴こえてきます。

そして8曲目のタイトルトラック"Hikari" (光)
これまでが嘘みたいに静かに始まります。
日本ってか…なんか少しジャズっぽいんだけど笑
そんなインストで約1分を使用し、
バンドサウンドとクリーンへと展開。
日本語タイトルなのに、少なくとも音に
日本要素は感じないぞ笑

10曲目"Ukiyo" (浮き世)
これも1分弱のイントロ曲。
本来の『浮き世』の意味とは?
・つらく、はかない現世
・この世の中。現実社会。世間。

と、大きく分けて2つの意味がありますが
前者的な意味合いとして、ここまでで最も
タイトルに添った仕上がりになってる気がします。

11曲目"Escapist"
曲全体としてはバンドのもつプログレ風な
メタルコアサウンドで展開していくも、
最後の最後に""の雰囲気を見せてくれました。




って感じだったんですが。

前情報の割に

日本的要素が少ねぇw

音として聴こえてくる""の要素は

ほとんどがだった(と思う)んですが

もう少し色んな和楽器を使ってもいいかなと。

に、太鼓に、三味線と、他にも色々あるよ?

あんまり詰め込みすぎて、

和楽器バンドみたいになられても困るけど。

あとやっぱ琴って繊細な音じゃないですか。

ヘヴィな楽器隊と合わせるには

琴の音をもっとデカくミックスしても良かったのでは?と。

"Veridical" なんて本当にそう思いました。もったいない。

あとせっかくだから、

 

全曲日本語タイトルにするとかね。

"日本的な要素"って部分を推してただけに

そこに注目してしまうと、

ちょっと物足りなく感じてしまいました。


まぁ、いちばん残念なのは

こうして日本的な要素を取り入れてくれたにも関わらず

日本の企業、レーベルから

国内盤の話がまるで出てなかったことですよね。

はー、つっかえ←


しかし、これはこれで

メタルコア和楽器という

新たな可能性を示してくれた作品じゃないかと思います。



そして、Wage War と同じくライブ情報ですが



先々月末に、日本のファンが来日を切望している

OHOHをゲストに迎えてのライブ!

クソぅ!早く来日の目処立ててくれよOHOH!(。>д<)